water steppe memo

日々、考えていることをここに記します。
ブログと呼ばずに「日記」としたいところです。

プラハ旅行その62(了)_旅行しやすいとはどういう事か

2013年11月16日 20時33分15秒 | プラハ旅行
チェコ語の「こんにちわ」や「ありがとう」すらも覚えずに行った私が、旅行者として正しいかどうかは別にしてほぼ問題なく旅の終了を迎えられたのは、結局、お会いした方々のおかげなんだと思ったわけです。観光客を迎えようっていう店員さんとかホテルマンさんとか空港職員さんと巡りあうかどうか。そんな気がするんです。

例えば、市民会館のカフェで注文しようとしたら、片言ですけど日本語で料理の説明をしてくれたりしました。モーゼルの店舗で日本から来た事を話したらタイの挨拶であるワイ(=いわゆる合掌)をしながらですけど「こんにちわ」と言ってくれたりしました。そういう所がグッとくるんですよ。いや、本当は片言でもいいから英語で対応してくれればそれで十分なんですよ。むしろチェコ語を憶えてこないお前らは何なんだでもしかたないわけです。そういう時の為に「旅の指差し会話帳 チェコ語版」を買って行ってるんですよ。チェコ語でバーっと話しかけられてチンプンカンプンになるかも、という覚悟で行った私ですから、観光客を迎える為に少なくとも英語と、すきあらば日本語も、っていう、ある種のヤル気迎えて頂いてが嬉しかったのです。
もちろんこういうヤル気って言うのは、1コルナでもお金落とさせようという気持ちから来ているんです。そうじゃない純粋な善人さんもいらっしゃるやもしれませんが、多くの方はそうだと思います。それでいいんです。それが正しいんです。私がプラハで出会った現地の方々は、そのお金を落とさせようというのを
「観光客に良い思いしてもらう方向」
の手法で実現しているのが素晴らしいんです。
悲しい話ですが、このお金を落とさせようを「いかに観光客を騙すか」で実現する方もいらっしゃいます。たぶん世界中の観光地でいらっしゃるでしょう。私もかつてそれに近いものに遭遇した事があります。でも今回の旅行では幸運にもお会いしませんでした。今回お会いできたのは、良い思い方向にヤル気を出していらっしゃる方々でした。

良い思い方向にヤル気をだしていただくと、旅行がとっても楽になるんです。私も初めて海外に行くわけではありませんから、例えば空港で飛行機に乗るまでの段取りですとか、ホテルでチェックインするまでに何をやればいいかとか、だいたい理解しているつもりです。それに加えて、論理的に考えれば効率が良いのはこっちだ、というような予想も立てるわけです。良い思い方向の方々は、ほとんどそれに合致する行動をしてくださいますし、かなりなズレがあって方向転換を双方しなければならなくても、概ね具合の良い着地点にたどりつくような気がするんですよね。

一方、騙す方向の方々に遭遇すると、それら予想や経験から初期値からしてドカッとズレた事象が発生して、無駄なリソースを消費してしまうんですよ。ただでさえ言葉も覚束ない海外で、そういう事を処理するのが本当に面倒なんですよ。疲れるんですよ。海外旅行とはそういう物かもしれませんが、いやあ、やっぱり嫌ですよ。例えば、私がTomorrowとYesterdayを間違って言ったとして、「おまえYesterdayって言っただろ」となったりすると、もちろん根源的には英語をろくに理解しないで言い間違えた私が悪いんですけど、ガッカリしますよね。そこで「ああ、Yesterdayって言ってたけどTomorrowね」と取ってもらえたら、嬉しいんですよ。

今回のプラハ旅行、凄く楽だったんです。旅行しやすかったんです。それってたぶん、いや確実に、良い思い方向にヤル気出してらっしゃる方ばかりに巡り会えたからなんです。そういうことなんです。結局、人なんだと思うんです。

ということで、以上、プラハ旅行のご報告を終了いたします。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。