2014年の皆様へ_現象のようなものについて

2014年も終わりになりましたので、今年を振り返りながら色々考えて行きたいと思います。


今年はいつにも増して旅行しましたし、それに伴って多くの飛行機に乗りました。いつもの冬/夏の旅行はもちろん、台湾、カナダ、仁川経由のカンボジアと、だいたい15便くらいに乗ったようです。これだけ旅行してこれだけ乗ったんだから、空高くを飛行機が飛んでいるのを見かけても心がザワザワして旅行に行きたくなったりしないなあ、、、なんて事はなく、先日、買い物帰りに飛行機を見かけて、やっぱり旅行したくなりました。行ったことのない場所も、もう一度行きたい場所もたくさんあるんですよ。


旅先での写真はもちろんボガボガ撮りまして、このカメラになってから3万シャッターを越えてしまったくらいです。シャッターはいちおう耐久10万回のはずですから、壊れるという事はないと思っていますが、かなり撮ってるなあという気持ちではいます。中望遠ズームと魚眼レンズを買ったのも今年でした。これらレンズのおかげで、写真の幅が広がったと思うことしきりであります。特に、中望遠ズームはとてもキパっと写る優秀なレンズで、ボケを意識できるようになったり、いつものスナップとはまた違う、狙った物を綺麗に撮る事ができたりして、今でもお気に入りで使っております。


今年はXBOXONEとPS4が発売になりました。PS4/XBOXONEが海外で発売される直前では、ハイエンド据え置きコンシューマ機は後々PCに統合されるんじゃないかという雰囲気を感じてしまって、もしかしたらこの世代が最後になるんじゃないかと思いました。ファミリーコンピュータの時代から据置型ゲームを愛用していた私は、このジャンルに最後まで付き合っていかないといけないんじゃないか、私が買わずして誰が買うのだと、当然のように両方買いましたよ。PS4で一番やったのはDISTINY、ONEではタイタンフォールでした。来年はどんなゲームが出るか楽しみです。


さて、旅行、写真、ゲームと過ごしてきたので、趣味周りでは大きな変化がなかったと言えます。だからと言って仕事周りで大きな変化があったわけでもなく、全般的に粛々と流れた今年だったなあ、と思っております。人間は、、、と言うとなにか主語が大きくなりすぎてアレなので、私は、自分の意志があるので何か進む道を自由に選択できるような気になったりしますが、もちろんそういう面も大いにあるのですけども、なにか現象のように人生が進んでいくときもあるんですよね。こっちに進んだからこうなったんだという感じでない、揺るがし難い物理現象のように進んでいく感じです。それは周囲の状況がそうであったり、自分自身がそうであったりです。


経済や社会や政治について「こうなったらいいのに、こうすべきなのに」というご意見をみなさんお持ちだと思いますが、それが100%実現されているわけではありませんよね。でも、自分の意見と違う経済や社会や政治だからといって、それを一切無視して生活して行くことはまずできません。事ある毎に自分の良心に従った選択、例えば選挙で投票したりははするものの、現在の状況に合わせた生活を送るわけですよ。それに対し私は、経済や社会や政治は現象のようなものだという印象を持ったんですよね。雨が降ったからといってお出かけしないわけではない、傘をさすなり屋根のあるところに行くなりするんです。今の社会のシステムに問題があります、それが変わるようにします、でも今の社会システムでなんとか健全に生きて行こうと工夫します、、、というような。現象をよく観察し、それに対応しつつ、望ましい方向は何なのか考えるような。


毎日が100%自分の思い通りにならず、自分の意志とはやや違う、ナントカ現象のように進んで行く。でも、それを受け入れて、それでもなんとかしようとして、さらに望ましい方向に進んで行こうという気持ちを持っていきたいものです。


という事で、皆様今年もありがとうございました。
コレに懲りず、来年もよろしくお願いいたします。