ミズヘンの腹ん中。

女3人、演劇創作ユニットmizhenのブログ。

ほんとうにつれづれ垂れ流し

2017-09-24 17:11:23 | 藤原佳奈
とても日記。

昨しぶりにゆっくりゆっくり寝た。
全裸で寝るのがマイブームだが、
そろそろ全裸は寒いと思った。

23:00には就寝したので、
6:00には目が覚めてしまった。
変な夢を見た。
長崎に飛行機で行ったのに、私だけ忘れ物をして、夜行バスで取りに帰って、また飛行機で宿に向かう、
という、なんという二度手間!!
という夢だった。
宿に帰ると、知り合いの制作さんから、
野田秀樹さんが「はっきり発言してて良いって褒めてたよ」と言われた。
何言ったんだろう。
そして深層心理的に野田秀樹さんに褒められたいんだろうか、わたし。

早起きしたので嬉しくって、新しい靴下を履いた。
新しい靴下を履くときは、新しいパンツを履くときより、新しい服を着る時よりもなんだか、新しくなる感じがして嬉しい。

最近の週末は、
世田谷パブリックシアターの中学生演劇部のお手伝いで、中学生たちと演劇をしている。

朝の時間までに、余裕があったので(久しぶりだ)、朝から書き物の仕事をしよ、と思ってコーヒーを飲んだ。
ナカムラエミさんのYouTubeを流しながらコーヒー飲んでいたら、初めて聞いたメジャーデビューという曲で不意に泣いてしまった。

一旦泣いたら落ち着いてまったりしてしまったので、駅前の喫茶店に行った。

アイスコーヒーを飲みながら書き物の仕事を一時間ぐらいしてから、
飽きてしまって冬に本だけ渡す短編の脚本のことを考えていた。
テーマが、最近わたしがイライラしていることだったので、コーヒー飲みながらだんだん腹が立ってきて、立腹しながら喫茶店を出る。

そして、世田谷のとある小学校に向かって、中学生演劇部。

ウォーミングアップにエチュードをやった。
『タグイン、ダグアウト』
というエチュードのワークで、
円になって真ん中の人二人がエチュードをやっているところに、外からタグイン、と言って設定をつけていく、というもの。
中学生ズの機転の利かせ方も素晴らしくて、面白かった。これは自分でも何かでやってみようと思う。

『死ぬことは怖いか』というディベートをした。

私は怖いを推すチームにいたのだけど

続いていたものが途切れてしまうのが怖い、
忘れてしまうのが怖い、忘れられてしまうのが怖い、
未知だから、怖い、

と、色々意見が出た。
テーマが出た時点で悲しかったけど、
話しててもっと悲しくなった。


中学生演劇部は、エチュードなどをして盛り上がって終了。
みんなこれからどんな大人になるかなーって考えながら一人一人を見ていると楽しい。
あと、逆に大人の子供時代考えると大体愛せる。

今から、伊藤企画を観る。





ふじわら


タタミ

2017-09-16 20:44:59 | 藤原佳奈


お仕事で渋谷へ取材に。

畳にずっと座ってました。
畳ってほんといい文化だなー。



フローリングで座るとなると、やっぱ、本来椅子のところ、座るべきとこではない地べた、て感じがするけど、

畳って、寝るも然りのところだから、
一気に初対面の人の前でもゴロゴロしちゃえる。

みんなでベッドの上にいる、みたいな。
そこにいる人たちの関係性が緩むのがいいなぁ、と思った。


我が家も畳ですが、招き下手な我が家に入る人といえば、制作が事務作業にくるときぐらいなので、

畳のみんなでゴロゴロやるよね!な魅力を忘れてた。

(いや、ごちゃついてるのでそもそもゴロゴロできない。)


最近かなり引きこもりシーズンだったもんで、
取材っつって、人と喋るの大丈夫かな、と思ってましたが、
新しい角度の視点が入って来て、どんどん元気になった。
やはり人間、循環が必要なよう。


唐突に格闘技習いたくなった。

それぐらい元気。



写真は工事中の渋谷。
これからどんな渋谷に変わるのか。




藤原




respectのこと

2017-09-06 23:20:26 | 藤原佳奈
バイトで英文を読んでいて、

respectively

という単語を、どう訳すんだっけ、
と調べていた。

せっかく英文学科を卒業したのに、単語はどんどん忘れて行く。

ネットで調べて、「それぞれ」という意味だ、と気付いたとき、

はて、

では、「尊敬」の意味のrespect の成り立ちはなんだろか、

と思った。

respectは、re-spect に分けられる。

spect は、「見る」という意味。

suspect とか perspect とかのspectもそう。


reは、再び、という意味や、後ろ、
あと、反対する、強調の意味がある。

respectの場合のre は、再び、の意味。

だから、respectは、再び+見る ということになる。



尊敬、という日本語だと、

尊び+敬う、
という、なんだか形容詞的なニュアンスの入った動詞だけど、

re-spectの言葉からイメージの湧く、

再び、見る
今一度、見る、
よくよく、見る、
きちんと、見る、
逃さず、見る、

→きちんと向き合う

というシンプルさって、良いな、と思った。
そう思うと、もっと色んなものをrespectできそうだ!

re-spectすればどんなものもrespectできるんじゃ!!と!


あくまでも雑感なので、何か間違ってるかもしれないけど。
あと、英語のrespectの方が広義なのかも。

でも、なんだかハッとした日。


(写真はこの前神奈川に行ったときに見つけたジブリに出てきそうな廃車)


ふじわら









この生きている時間だけは真実でなければならず

2017-09-03 22:23:57 | 藤原佳奈


Sの唄、
無事全ステージ満員御礼で終演いたしました!

ご来場いただいた皆さま、
シブヤHOMEの皆さま、
お手伝い&関わってくださった皆さま、
本当にありがとうございました。

おかげで2日間、駆け抜けることができました。


再演というのは本当に恐ろしく、

初演を超えなくてはいけない、という気概をしょってモチロンやるわけなのですが、

作品を一回知ってしまっている、というおごりがどこかに潜むからなのか、

初演よりビビッドに立ち上がる場所が部分的にできても、
あっちが立てばこっちが立たず、
というようなことがしばしばあり、

それに気づいては掘り返し、掘り返し、の稽古でした。



それでも、総じて再演の方が良かった、と
思えたので、やって良かったと思う。

本番を後ろから見ながら、毎ステ、80分のうち数分間は、
後頭部から肩にかけてがビリビリする瞬間があった。
これは、とても良いシーンのときに自分の身体に起こる反応。

実は、80分間、毎秒逃さずビリビリしっぱなしを目指していて、それは叶わなかったのだけども、

数分間でもちゃんとビリれたから、それは嬉しいことだ。


80分全うした佐藤蕗子には大きな拍手を!


千秋楽翌日の昨日は、
遅れて来た夏休み、ということで、
再訪したかった三浦半島の三崎へ行った。

Sの唄の本がカバンに入ったままだったので、
酒飲みながら見返して、

やっぱこここうしときゃ良かったかなーなんて思って、

センチメンタルな気分になってしまった。


唄は、産まれて死ぬし、
芝居も、産まれて死ぬんだよな。


次の始まりまで、
さようなら。


ありがとう。



ふじわら