な~んて題にしてますが、今日はみゆきザンス的ブログには似合わない何時もと少し
違うことを書きつらねます。
今回はいつもにも増して中年の理屈っぽいオヤジ臭さ全開です。
しかも無駄に長いです。
活き餌でも特に活きイトミミズや活きアカムシは最近廃れてきています。
私の子供の頃は、近所の熱帯魚屋さんに行けばいつでも売っていました。
釣り餌用のアカムシなんかもそうですね。
入手は限られた方法(通販等)しか無くなっています。
では何故廃れたのでしょう?
ここからは私の勝手な考察です。
(この手の生き物が苦手な方もいらっしゃるので写真は止めときます。)
理由 1) もっといい餌があるから。
ブラインシュリンプなどが代表でしょうか。
孵化させるのも簡単ですし、冷凍もあります。
保存を気にしなくていいので簡単楽チンです。
栄養価も高いし、小さな口の魚でもパクパク食べられます。
さらに冷凍技術と輸送方法が発達し、様々な冷凍餌が流通しています。
これにより新鮮なアカムシがいつでも手に入るようになりました。
人工餌も素晴らしいものがたくさんあります。
天然の餌よりも成分が優れていたりします。
なにせ活きイトミミズは保存が大変です。
自宅に井戸でもあればかけ流しで保存できますが、そんな恵まれた環境はそうそうなく、
殆どの方が冷蔵庫で保管していることでしょう(私もです)。
その冷蔵庫ですが、活き餌用冷蔵庫を確保できる人ならいいですが、家庭の食品用
と兼用するに場合には、なかなか家族の了解は得られません。
生ま餌や代替品が簡単に入手できるのなら手間のかかる餌の出番は無くなりますね。
きもたんさんなんかもそうおっしゃってますね。
これが極めてまっとうな理由でしょう。
理由 2) 病気を持ち込みやすいから
ネットなどで「活きイトミミズは病気を持ち込みやすい」、「変な生き物が湧き易い」
などといった意見が散見されます。
そんなこと聞いたら躊躇しちゃいますよね。
でもここで私は疑問を感じました。
はたして本当にそうでしょうか?
ちょっと分析してみましょう。
a) 誰かがイトミミズを与えていて、本当に魚が病気になった、又は変なものが沸いた。
この場合、原因はイトミミズを与えたからでしょうか?
もちろん、それまでなかった新たに加わった要素に原因を求めるのが筋です。
しかし、細かな検証はなされているのでしょうか?
先ず、品質です。
半分腐ったようなイトミミズを与えると、富栄養化し水質を悪くします。
入手時に既に痛んでいた、若しくは保管状態が悪く痛んでしまったなどが考えられます。
次に、量です。
これも品質と同じく、魚が食べきらなければ水を汚す要因となります。
さらに、余った餌を利用してプラナリア等が増殖します。
最後に、イトミミズ自体に病原菌がついていた場合です。
今まで奇跡的に悪玉菌がいなかった水槽に、外部から菌を持ち込むと生存競争が
行われず、特定の種の菌が爆発的に増える可能性があります。
一般的に水槽の中には様々な病気の原因となる菌がいます。
普段、魚が健康なときや善玉菌が優勢な状態では発病しにくいものです。
また、水草の多い水槽や濾過の行き届いた水槽も然りです。
白点病の菌などもそうですが、なにかのきっかけがないと顕在化しません。
そのキーになったのは品質でしょうか、量でしょうか、新たな菌の持込でしょうか?
なにが魚の発病の原因となったのでしょうか?
a) を総合すると、「水槽の環境が変化したから」が最初の一歩となります。
そして続いて、
「新たな要素を加えたため、そのことが原因で魚が病気になった。」
「その要素とは活きイトミミズである」
「なので上記のような理由により犯人は活きイトミミズである。」
これで正確な表現となります。
もちろん同時期に他の要素が加わっている場合はまた違った推察が必要です。
「活きイトミミズを入れたから病気になった」では肝心要の真の原因がわかりません。
その結果出来ることといえば、わからないものは対策の施しようがないので加えた要素を
排除するしか手がありません。
あとにはなにも残りません。
b) 又聞きの情報を更に他人に伝えた。
これが今日の真のテーマです。
ここからオヤジ臭さ爆発です。
「活きイトミミズは病気を持ち込みやすいと聞いた」と書かれている場合があります。
自分自身で経験したことではなく、他人の書いたものを更に書いているだけの場合です。
他人の書いたものをそのまま丸写しで正確に書けばまだマシですが、一部だけを抜粋して
又は勘違いして勝手に誤解して書いてある場合が最悪です。
a) の分析をもとにして考えると、たった一言で表す危険性がわかります。
他の可能性を排除してしまっているので、そこからの発展性がありません。
もちろん情報量も足りないので、なんの役にもたちません。
何故、今更みゆきザンスがこんなことを書く気になったかというと、アクアリウムに限らず他の
分野でもこういったことが多く見受けられるからです。
魚釣りでもそう、はじめたばっかりのカメラでもそうです。
魚釣りは経験だけは長いですし、手前味噌ながら私自身がかなりの上級者です。
(多種多様な釣りを長年経験しています。一時期は真剣にタイ釣りの職漁師でメシを食う
ことも検討しました。)
実はビリヤードもキャロムの二段で、そこそこの腕前です。
はじめて三年でそうなれたものプロの指導を受けたおかげです(当時は若かったですし)。
(ここまでは自慢も入ってますので薄目で斜め上から見てください。)
カメラの場合はまったくの初心者ですが、はしさんやニシオさんなどの魚釣りで知り合った信頼
できる方がいらっしゃいますので、情報の取捨選択の基準にできます。
(お二方とも釣りの取り組み方や考え方で十分に信頼できることがわかっています。)
アクアリウムもはまりこむきっかけとなったTOSHIさんが同様で信頼できる情報源です。
そして肝心なのは、私は活きイトミミズを使用して良い結果を出しているこということです。
もちろん、私が手間をかけられる環境にあるこということが前提となっています。
そんな私がおかしいと思うことが多すぎます。
かくも情報とその伝達とは難しいものです。
また、受け取る側にも問題が多い場合が頻繁に見受けられます。
基本的に「愛他的」である人以外の情報は信用し難いものです。
与えるよりももらうことが重要と考えている人もしかりです。
みゆきザンスはオヤジですので、もう人生の折り返し地点は過ぎてしまっています。
残りの人生で自分の好きな趣味を楽しく満喫する時間はあまり残されていません。
無駄な時間を使うのがもったいないです。
遊ぶために時間を使いたいので、今までの他の分野の経験を生かして精一杯アクアリウム
を楽しみたいと考えています。
相反するように聞こえますが、ゆっくりと遊ぶために必死になっているのです。
(もちろん仕事にも云えますが、ここは趣味のブログなのでこのさい無視しちゃいましょう。)
「なんだ、前半と後半で話にちゃんとした繋がりがないじゃないか」と思われたあなた。
それに気付かれたあなたなら何も問題はありません。
不幸にも私の詭弁と愚痴(鬱憤のはけ口)だと気がつかなかったあなた。
要注意です。
若いときは活きるエネルギーが溢れていますので、なんでも出来ます。
年をとると人生の厳しさはどんどん増していきます。
覚悟の程を。
今日はおもいっきり好き勝手なことを書きました。
「ブログでやれ」といわれそうな内容なので自分のブログでやりました。
幸いにも、みゆきザンス的ブログにコメントしてくださっている皆様方はこんな変なオヤジにも親切
にして下さっています。
私はとても恵まれています。
それに甘えて読んでいる人のことを考えずに書きました。
最後まで読んで下さった方には申し訳ないのですが、たいした内容はありません。
オヤジのたわごとにお付き合いいただきありがとうございました。
明日からはいつもの内容に戻ります。