LINK:Wikipedia: 世界遺産・五箇山菅沼合掌造り集落
去年の秋に部会の有志で、何度も行ったことのある白川郷へ久しぶりに行きましたが、白川郷からさらに東海北陸自動車道(トンネルの多さにうんざり。)を北上して、富山県の五箇山合掌集落へ行ってきました。始めて来たのは、遠くてなかなかここまでは来られなかったからです。約200Kmありました。
道路の上から見た五箇山の菅沼合掌集落 下って来て散歩マップをたよりに、ゆったり歩いてみました。
塩硝(火薬)の館
五箇山の塩硝は草と土と蚕糞をまぜた塩硝土を土桶に入れて灰汁塩硝を作り、中煮塩硝、上煮塩硝と精製されて出来上がります。雪深いこの地の貴重な収入源であり、加賀藩はお得意様だったことでしょう。農民達は長年の試行錯誤の努力の末、風土に合った技術を作り上げたそうです。
でき上がった塩硝土に水をかけて、それを煮詰めると火薬(塩硝)ができるそうです。今でいうバイオ・テクノロジーの技術です。右の写真が培養している床下を再現をしたものです。・・・きっと床下から何かただならぬ匂いが漂っていたに違いありません。
「塩硝の館」の2階部分(たくさんの民俗道具が置いてありました。)