ようこそ私の庭へ 

季節を忘れずに咲く花、大きくなる木、きまぐれ猫、その他もろもろ日々の綴りです。

福津農園レポート

2009年10月31日 | つれづれに
有機循環農業


先日読んだある書き物の中に「人間は地球の表面に奇生する害虫である。」という一行がありました。

なるほどその通りだと思ったものの、ではその害虫の一匹であることに間違いのない私が、害虫で居続けるこ
とを改善して、持続可能な地球環境を子供達に残していくには、いったい何をどうしたら良いのか、この日は少
なからずそれについて気付く機会になりました。

①土は草で肥やす。(化学肥料を使わない。)→物質循環を阻害しない。
②菌は菌で制御する。(農薬を使わない。) →生命循環を阻害しない。
③草は草で制御する。(除草剤を使わない。)
④虫は虫(動物)で制御する。(農薬を使わない。)




不耕起栽培 →草の多面的機能の活用

上の写真は柿の木の根元に雑草といっしょに生えている大根で、種をまいたものではなく、毎年生えてくるそう
です。他、里芋の根元に生える雑草は、保水と排水、土砂流失防止、病虫害削減のために草刈りをしないとい
うのが、ここの農園の松沢さんの農法です。これも省エネですよね。

では「雑草が土の栄養分を吸ってしまうから、草取りをしなければいけない。」と常識的に言われているのは、い
ったい何なんでしょうか?




イノシシ除けの電線。農園のまわりをグルっと囲む電線にもかかわらず、昨夜イノシシの親子に随分荒らされて
しまったそうです。




山間農林地の多様性に満ちた傾斜地には柿、みかん、ビワ、キウイ、グミ、梅、桃、八朔、アマナツ、レモン、
カリン、スダチ、ユズ、栗、キーカン、シイタケ、ヒラタケ、ナメコ、たけのこ、コンニャク、山野草が豊富です。




納屋の前から鶏小屋まで続くキウイの蔓。こんなにたくさん実がついているのに粒が大きい。


MVI_2436
(1.5ha)の山間南面傾斜地の土地に鶏舎は5つ点在していました。



旬を大切にした(旬産旬消・地産地消)福津農園の野菜で作っていただいた昼食で「いただきまーす!」




健康な家畜は薬剤不要→悪臭がない、低コスト。

バイオマスの活用→自然の摂理に従う。



柿100円。はやと瓜90円で買ってきました。

福津農園松沢ご夫妻の言葉
*専業農家です。新鮮、安全、おいしい食べ物で自給率を高め、消費者の需要にも応えたいと思っています。
食料生産だけでなく、環境やエネルギーなど全地球的な課題でも社会責任のとれる営農を目指し、小さくとも
山間で自立した農業ができることを実証できたと思います。
                           中    略
家族は人並みの社会生活をし、心身ともに満足できる健康に恵まれました。多くの『すばらしい人持ち』になれ
たと自負しており、人が何と言おうとこれが自分流の豊かさだと思っています。

市民環境大学講座(後期)10/31日(土)


ー*ー
大都会のど真ん中にあるビルの地下で、水耕栽培の実験が行われています。見るからに柔らかそうに育っ
たレタスを、笑顔のレポータが一口食べて「おいしーです!」と言う。「栄養価も土で育ったものと変わりありま
せん。」とグラフにしたデータを写しだす。新しい農業の在り方であると大企業がビジネスとして進めているよう
ですが、明らかに有機農業に逆行するその野菜作りを、このまま進めて良いのでしょうか。
歩数 :3,096 消費カロリー:41kcal
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モザイカルチャー(バス旅行)2

2009年10月29日 | おでかけ
浜松モザイカルチャー2009

プロヒュージョン

モザイカルチャーとはモザイクとカルチャーから作られた造語で、あらかじめ造られた金属フレームの像の表層
部に多種、多彩、多様な生きた草木をデザイン通りに植え込んで作ります。

人、動物、風景などの像または群像と二次元の緑花床で景観を創造する「緑花像景アート」と定義されています。

*91基の作品の展示がありました。


ジニア



サルビア



カラーリーフとベゴニア



大温室クリスタルパレス、1


 2

ベゴニアの温室の中で記念写真を撮りました。

 3



 4


*広大な花博会場を地図を片手に歩くうちに、2005年にあった愛知万博の思い出が
蘇りました。
歩数8,979 :消費カロリー149Kcal
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モザイカルチャー(バス旅行) 1 

2009年10月26日 | おでかけ
浜松モザイカルチャー世界博2009

最高栄誉賞「木を植えた男」

最高栄誉賞はモントリオール市(カナダ)の『木を植えた男』国際モザイカルチャー委員会IMCコンテスト

若者がフランス南西部の高地へ一人旅に出る。荒れ果て、乾燥した無人の丘陵地帯で水を求めて歩くうちに一
人の年老いた羊飼いに出会います。

口数の少ないその羊飼いの小さな家の中は、きれいに整頓されスープが火の上で煮えていた。若者はこの男と
いると安らぎを感じた。翌日彼の後について尾根の上に登って行くと、そこで男は鉄の棒を大地に突き刺し、種を
まいた。その荒れ果てた土地が誰のものであるか、男は見つけ出すことに関心がなかった。

男はかつて低地に農場を持っていて、そこで平和に暮らしていたが、一人息子を失い、それから妻も失くした。
やがてこの丘に移り住み、羊や犬と暮らし始めた。

ここの土地は木がないので涸れかけているというのが男の意見だった。若者は男の気持ちを良く理解することが
できたので、30年後にはあなたの植えた1万本のオークの木は、素晴らしいものになるだろうと話した。

30年後に若者がふと思いだした懐かしい気持ちのままに、再びその地を訪れると、記憶の中の廃墟の跡には、
今ではこぎれいな農家が建ち並び、人々が幸せで心地よい生活をしていることが見て取れた。木々が繁り、水が
流れ、道路沿いでは笑いを解するいきいきとした人々に出会い、子供達が駆け回っていた。

今は亡き羊飼い、エルゼアール・ブッフィエがよみがえらせた大地を回想するお話です。このお話が大好きですの
で紹介してみました。  *作者:ジャン・ジオノ(フランス)1895-1970「木を植えた男」


テーマ賞受賞作品「cuteでおいしい静岡市」

1998年にモントリオール市で国際モザイカルチャー委員会が設立され、3年に一度の世界博覧会が開催されて
います。浜松大会は第4回で、日本で初めて開催されるものです。




「紅雲の雪景富士。」静岡県出展の作品です。いわゆる、赤富士ですよね。さすが~です。




花博会場のエントランスを飾る、立体花壇です。


セージ1



セージ2



セージ3
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お茶会

2009年10月24日 | 私の庭
伝想庵のお茶会10/22

今日は教室が終わってから、毎年恒例になっている伝想庵でのお茶会です。正式なお茶席でお抹茶をいただく
のは皆、初体験の人達です。




まずは、お茶席での作法の説明を受けます。J「ウ~ン・・色々な順序でお茶を飲むんだね。まず・・お饅頭を食べて
・・・・・日曜日に“おまんと祭り”で食べたタイヤキはおいしかったよ!最高だった!今日も饅頭食べれるんだ!」




J「茶碗をclockwiseに2回まわしてから、飲む。」




J「グーっとグーっと、最後まで飲み干して・・」




J「飲み終わったら、飲み口を拭いてからanticlockwiseにまわして、おいしかった~よ。」



J「足をくずしても良いと言われても、僕は正座を限界まで崩さないぞ!!耐えてみせるぞー!!と思ったけれど、
もう限界、勘弁してよ。」その後立ちあがれなくてころんで、皆に大笑いされてしまいました。




その後、滝の流れる庭園をゆっくり散歩しながら日本の秋を楽しみました。やわらかな日射しと秋の雲の広がる
さわやかな木曜日の午後でした。
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秋色の庭

2009年10月23日 | 私の庭
ツワブキ

かなり強い香りのツワブキです。モンキ蝶も香りに引き寄せられてやって来たのでしょう。




玄関の脇に植えられたツワブキです。この土地を始めて見た時もツワブキの花が咲いていました。今の季節だっ
たんだ。もう昔の話です・・・。



ホトトギス




アメジストセージ

又の名前をメキシカンブッシュセージ。台風の雨と風で痛めつけられて、お行儀の悪い姿になってしまいました。



ドーダンツツジ

“私の庭”で一番はやく紅葉したドウダンツツジです。長野県の山のきれいな紅葉のようすが、昨日のニュース
で流れていました。次の旅欲の目的地は御在所あたりかな?



キャッツテール(アカリァ)

トウダイグサ科アカリファ属 :常緑多年草:西インド諸島原産

暑さに弱いのか夏には元気のなかったキャッツテールですが、秋の訪れと共に色も鮮やかに葉も繁って株が大
きくなりました。


パイナップルセージ

自生のセージです。植えた覚えはないのですが、庭のあちこちで咲いています。強い植物です。

LINK:セージ



ナンキンハゼの実

背丈があるだけに、台風の風を東と南からまともに受けてナンキンハゼの紅葉は今年はどうなることやら。枝は
折れて葉はボロボロに、毎年たくさんの小鳥のごちそうになっていた実は、数が少なく今年は小鳥の賑わいは
見られないかもしれない。
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八幡神社のお祭り

2009年10月21日 | つれづれに
おまんと祭り
MVI_2186
いつもの仲間で“おまんと祭り”を見に出かけました。このお祭りのことはよく話題になったり、
広報にも載ったりするのですが、始めての見物です。身近すぎてまだ見ていませんでした。

なかなか勇壮で活気あるお祭りです。



八幡社祭礼の境内で輓き馬、農耕馬を飼育する人たちの愛好者が集まって行なう駆馬会で、一般に「ずり馬」
とよばれています。ずり馬は若者が円形の柵の中で疾走する馬のたてがみや首に捕まって走り、その勇敢さ
を競います。


馬目付さんに見守られながら馬場へ入る馬。



馬がたくさんの見物人や馬場の様子を敏感に感じて興奮しています。




駆け抜ける馬にタッチできたら、運が上がるという言い伝えがありますが、そのスピードや気迫、舞い上がる土
や砂埃で目も開けていられません。駆け抜けた時に蹄が蹴り上げた土を頭からかぶってしまいました。




駆け抜ける馬に鞭を入れる人。




興奮して馬場を走りまわる馬。




ポニーの手綱を引く子。近隣の子は小さい時から馬に馴れるように訓練します。緊張した横顔がかわいらしい。




ポニーに乗せてもらって記念写真を撮ってもらう子。




神楽殿でお神楽を踊るお巫女さんのかわいらしい後ろ姿。




帰り際に通った横道から見た馬の待機所です。15頭くらいいました。
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あおいパーク

2009年10月19日 | 私の庭
コンテナガーデン・コンテスト

久しぶりに“あおいパーク”へ、ガーデンコンテストがあると聞いて行って来ました。家から30分、いつでも行
ける距離と思っているから、かえって御無沙汰でしたね。温室はそのままでしたが、まわりにいろんな施設
が増えていました。

この作品は葉鶏頭とヒューケラかな?カラーリーフとの色合いが素敵でした。




この作品は良い賞を頂いたようですが、わたし的には・・ちょっと植え込みが多すぎないかと思いました。




後ろに植えこんである黒い穂の立ってる子、この子を家のコンテナに植えてみたいです。かなりインパクト強
いですよね。




ベゴニアのハンギング。もう夏のなごりって感じでした。


温室の中1

アナナス・カラジューム・フオックスフエイス(原産地:熱帯アメリカ)

 2

エアープランツ、ヒガクシダ等、シダ類のコーナー

 

ポトスが巨大化して、ちょっとしたジャングル状態です。

 4

スパッチフィラム、アンスリュームがきれいでした。

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足助のまつり

2009年10月12日 | おでかけ

山車の宮入り
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11日はトーベ・ヤンソンの「ムーミンのスケッチ画展」を見にいくことに決めていましたが、朝刊を読んでいて
足助の山車祭りがあることを知り、随分遠回りですが、お祭りの写真も撮りたいし両方行くことに決めました。

秋の足助祭りは「男のお祭り」といわれ4台の山車が挽き回されます。(春祭り「女祭り」は7台の山車。)




足助八幡宮に集合した4輌の山車は、「足助型」と呼ばれ、前方に出役棚を持ち、16個の樫の木の爪を履か
せた車輪など、独自の形式をもっています。宮入すると神前でお囃子を奉納します。

4台の山車がいつ頃造られたかは分かっていませんが、宝暦12年(1762年)に、新町の山車で狂言が演じら
れた記録が残されています。

高さはいずれも6.3m~6.6mですが、大正時代に電線がひかれた時に上山を50cm程度切り詰めたため、本来
は7m前後あったといわれています。左から、田町、本町、新町、西町の各山車です。



馬も祭り姿に飾られて、足助八幡宮に宮入りします。




在方の火縄銃の鉄砲隊(約二百丁)は警固と呼ばれ、境内を囲んだ三か所で順次実演されます。




火薬をつめて火縄銃を撃つ準備をします。




上空めがけて銃が撃たれた瞬間に耳がキーンと・・・しばらく耳鳴りがしてました。


足助街道(塩の道)

中世から近世にかけて栄えた「塩の道」こと中馬街道の拠点として有名である。そのルートは、現在の岡崎市
から矢作川東岸を北上しやがてその支流である巴川に沿って足助に至り(足助街道または七里街道)、そこ
から山間部に分け入り県境を越えて長野県飯田市のある伊那地方へ抜ける。

また足助からは豊田市北部やさらに名古屋市へと至るルート(飯田街道)が分岐する。これら三河国内の「塩
の道」は古代律令制度下で設定された賀茂郡の東部地域を縦貫している。




日本列島交通の東西軸である旧東海道や旧中山道に対し、南北軸の一つである「塩の道」は秋葉街道・信州街
道及び千国街道・松本街道などと称されています。

この道は古代から黒曜石の道、中・近世の南北物流の道、戦国武将の道、信仰の道等、多くの物産や文化交流
を育んできた重要な生活ルートでした。




巴川の両岸は紅葉の季節にはもみじがりの人々で賑わいます。


歩数:10,453    消費カロリー:206kcal

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野分けのまたの日

2009年10月09日 | 私の庭
台風18号

ヒドーイ!伊勢湾台風とほぼ同じコースをたどると予想された18号台風は、中心気圧945HPA、最大風速45mの
勢力をほぼ保ったまま上陸し、明け方から昼前にかけて荒れ狂って、我が家の東の漆喰壁を剥がして去ってい
きました。

ウ~!こんなの予定に入っていないよ!えーっと工事屋さんに電話して、見積もりをお願いしないと。・・(頭痛)

ナンキンハゼの枝もかなり痛めつけられて、折れて可哀そうに、こんな姿に・・



台風の風が当たらないように、北の軒下に入れておいたミニバラが咲き始めました。日当たりのよい門扉前に出して
あげて、かわいいねー眺めていると元気がでます。(cordes rose)




夏の花が終わって寂しくなった庭に、秋の花を見にホームセンターへ行って来ました。

左から、ガーデンガールズシリーズのカルーナ、アクアレッドのエリカ、コニファー。他にガーデンしくらめんと憧れの
パンジーでミルフル(高!)のピンクフリルをゲットしました。




久し振りにコニファーを植えてみましたが、大きくなったら丸く刈りこむデザインを考えています。このお気に入りのテ
ラコッタの鉢は、口が小さいので花はたくさん植えられないから、根元にビオラを一鉢植えてみました。




サントリーのミルフルとカルーナです。この組み合わせで来年の春まで楽しめます。そう考えれば安いよね~




ガーデンシクラメンとオリズルランとヘデラ。ちょっとミスマッチですか?シクラメン以外は庭にあったものを利用しました。



こんな感じで置きました。

なぜまーちゃんはいつもこのポーズなのかと言うと・・・足元にカツオブシが撒いてあるんです。(暴露)
今、食べ終わって頭を上げたところをパチリ、なんです。
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