3 陰謀論は楽し
日本の総選挙という愚劣な国民的自殺ショウの週に、北鮮がミサイルを発射したり、中国当局が魚釣島で挑発飛行を行ったりして、これは、
「日本でも韓国でも選挙があるときに、なぜわざわざ右翼候補の格好のエサになるようなネタをまくんだ?もしや、陰で自由世襲党と申し合わせてやったのか?」
なんていうトンデモ陰謀説さえささやかれている絶妙なタイミングだが、密約はなくても、前にも書いた通り、こういうのはお互い阿吽の呼吸で暗黙の了解的に利用し合っている部分もあるからね。
北で即位した王子様も、わが国で今回総理復帰する王子様も、「悪い外敵に毅然と立ち向かうカッコいいボクちゃん」って演出をしたいわけだから、利害が一致しているというか、そもそも「毅然と」を売りとするいわゆるタカ派の御仁にとっては(※15)、ものわかりのいいおとなしい隣人なんて困るわけだ。票がほしい「毅然とした」政治屋さんにとっても、予算のほしい軍部当局にとっても、受注のほしい軍産複合体関係者にとっても(※16)、隣国は自国民向け物語における「ならず者」こそありがたい。
だから、北当局にとっては、南の首脳も日本の首相も「タカ派」であってほしいんじゃないか。そのため、「安倍さん、これからもよろしく」と、援護射撃をかねた親愛なる挨拶をおくったんじゃないか(※17)。
な~んていうアホな妄想を書きたくなる今日この頃である。
4 良識の返る日はいつ来るか
いや、ここまであんまり橋下大阪市長の話をしてないけどさ。
なんか、こと今回の国政選挙に関して言ったら、もうどうでもいい感じもしちゃってね~。
たしかに世の中はおバカな人が多いから、思い描く社会モデルのイメージなんてことを考えずに、若くてかっこよければ投票するみたいな具合で、ますます世の中は悪くなっていくんだと思うし、大阪は今なお危機的な状況が続いているのだから、決して看過できないだが、とりあえず橋下氏が国政の場で政権をとる可能性は今のところなさそうである。
よかったのかどうかは、実はわからない。
前にも書いたが、私としては、橋下氏には石原と同様、むしろ国政に行っちゃってもらって、そこで思うぞんぶん好きなことをわめいてもらって、地方政治はちゃんと真面目な行政のプロに任せたほうがいいと思っていた。だから、橋下氏が大阪府政・大阪市政から去って、渡辺喜美みたいな小党党首のタダの国会議員になるなら、現状よりはマシだろうと思っていた。
が、予想通りといえば予想通りに、橋下氏は国会議員何百分の一になることを潔しとせず、大勢の市職員に対して威張りちらせる市長のポストを手放したくないという未練を露骨に出して、橋下・石原新党がどうなろうと、自分の地位は安泰という選択をした。予想通りに。
たぶん、「維新の会」があわよくば第一党にでもなれば、すぐに議員の誰かを辞めさせて、自分もアッサリ市長の椅子を捨てて国会議員に転じて首相になる、なんて計画を思い描いていたのだろうが、そう甘くはなかったということがわかって、形勢がよくないと見るや、「今回ダメだったら、もう国政には関わらん」なんてキレてみたりもして(笑)。
結果的には、人の持っているオモチャをほしがって、手に入らなかったら、あんなもんいらないやと言い出す、子ども並みの頭の持ち主だってことが大阪の人にも全国の人にも少しは理解浸透すればいいと思うけどね。
そして、田中康夫やそのまんま東のときと同様、調子に乗って中央政治にばかり関心を示しすぎると、足もとでの支持を失うという鉄則があるから(※18)、わがままでかつチンケな卑怯者という橋下氏の本質がそろそろ大阪の人々に伝わって、コイツのコンテンツとしての賞味期限が一日も早く終わることをおおいに期待したい。
大阪の皆さんが良識を取り戻す日が一日でも早く訪れることを願って。
私の大好きな町に、また旅行に行けるようになることを願って(※19)。
(※15)
ただし、宗主国様には当然さからえないから、今後、たとえ沖縄で偵察機が墜落しようと、住人が強姦されようと、宗主国様に対する「毅然とした対応」は決して期待してはいけない。
なぜなら、彼ら「毅然とした」政治家の「毅然」とは、宗主国様の虎の威を拝借することによってのみ成り立つという、まことに勇ましいものだからだ。
(※16)
もちろん、戦争ないしそれに近い緊迫状態を望むのは、軍部でも制服より安全地帯の背広組であり。あるいは軍需産業関係者だ。
原発の放射能だいすき、戦争に行って死ぬのが夢、という向きはどうぞ自己責任(経済右派の大好きな言葉)で、自由世襲党に入れればいいんじゃないのかな。
以下は半分冗談(てことはもう半分は本気)な話で、文明国・民主主義国の住人としては冗談でも言うべきことではないが、いっそ秘密投票じゃなく記名投票にして、自由世襲党か石原・橋下バカコンビ党に投票した人は老若男女問わず徴兵リストに優先登録されるとかならいいのにね。
いや、だってそんなに国を愛していて、宗主国様と一緒になって憎いアジア各国と戦争することを夢見ているんなら、ひとつ、率先してお国のために命を捨てて、われわれ非国民に模範を見せていただかないと。人間魚雷、発射!なんて言って(笑)。
いや、これは半分冗談だけどさ(てことはもう半分は本気)。
(※17)
「愛国心とは、悪党の最後の逃げ場である」(サミュエル・ジョンソン)
もっとも、昨今の日本では、「悪党の」を「社会的落伍者の」と替えると一番ぴったりはまるか。
(※18)
そりゃ、当たり前だよね。
都道府県なり市町村なりの仕事をするからって言って立候補した人間が、その仕事をそっちのけで別のことばっかりやってたんじゃ、支持されるほうがおかしい(実際におかしかったのが東京都の有権者)。
市役所の職員が政治活動をやっていたら処罰すると言っていながら平日に毎日、「維新の会」の国政選挙活動をする橋下氏には、「じゃ、自分はいいのかよ」って多くの人が思ったことだろう。
ま、本業が別にあるくせに国政選挙ばっかりやってていいのか、って言葉は、無論、橋下市長だけではなく嘉田滋賀県知事にも向けられてしかるべきだろう。
(※19)
ンなもんは、私が勝手に大阪入りを断っているだけだけどさ(笑)。
フランコ政権があるうちはスペインに帰らないと宣言して実行したパブロ・カザルスにならって。(←アホかw)
日本の総選挙という愚劣な国民的自殺ショウの週に、北鮮がミサイルを発射したり、中国当局が魚釣島で挑発飛行を行ったりして、これは、
「日本でも韓国でも選挙があるときに、なぜわざわざ右翼候補の格好のエサになるようなネタをまくんだ?もしや、陰で自由世襲党と申し合わせてやったのか?」
なんていうトンデモ陰謀説さえささやかれている絶妙なタイミングだが、密約はなくても、前にも書いた通り、こういうのはお互い阿吽の呼吸で暗黙の了解的に利用し合っている部分もあるからね。
北で即位した王子様も、わが国で今回総理復帰する王子様も、「悪い外敵に毅然と立ち向かうカッコいいボクちゃん」って演出をしたいわけだから、利害が一致しているというか、そもそも「毅然と」を売りとするいわゆるタカ派の御仁にとっては(※15)、ものわかりのいいおとなしい隣人なんて困るわけだ。票がほしい「毅然とした」政治屋さんにとっても、予算のほしい軍部当局にとっても、受注のほしい軍産複合体関係者にとっても(※16)、隣国は自国民向け物語における「ならず者」こそありがたい。
だから、北当局にとっては、南の首脳も日本の首相も「タカ派」であってほしいんじゃないか。そのため、「安倍さん、これからもよろしく」と、援護射撃をかねた親愛なる挨拶をおくったんじゃないか(※17)。
な~んていうアホな妄想を書きたくなる今日この頃である。
4 良識の返る日はいつ来るか
いや、ここまであんまり橋下大阪市長の話をしてないけどさ。
なんか、こと今回の国政選挙に関して言ったら、もうどうでもいい感じもしちゃってね~。
たしかに世の中はおバカな人が多いから、思い描く社会モデルのイメージなんてことを考えずに、若くてかっこよければ投票するみたいな具合で、ますます世の中は悪くなっていくんだと思うし、大阪は今なお危機的な状況が続いているのだから、決して看過できないだが、とりあえず橋下氏が国政の場で政権をとる可能性は今のところなさそうである。
よかったのかどうかは、実はわからない。
前にも書いたが、私としては、橋下氏には石原と同様、むしろ国政に行っちゃってもらって、そこで思うぞんぶん好きなことをわめいてもらって、地方政治はちゃんと真面目な行政のプロに任せたほうがいいと思っていた。だから、橋下氏が大阪府政・大阪市政から去って、渡辺喜美みたいな小党党首のタダの国会議員になるなら、現状よりはマシだろうと思っていた。
が、予想通りといえば予想通りに、橋下氏は国会議員何百分の一になることを潔しとせず、大勢の市職員に対して威張りちらせる市長のポストを手放したくないという未練を露骨に出して、橋下・石原新党がどうなろうと、自分の地位は安泰という選択をした。予想通りに。
たぶん、「維新の会」があわよくば第一党にでもなれば、すぐに議員の誰かを辞めさせて、自分もアッサリ市長の椅子を捨てて国会議員に転じて首相になる、なんて計画を思い描いていたのだろうが、そう甘くはなかったということがわかって、形勢がよくないと見るや、「今回ダメだったら、もう国政には関わらん」なんてキレてみたりもして(笑)。
結果的には、人の持っているオモチャをほしがって、手に入らなかったら、あんなもんいらないやと言い出す、子ども並みの頭の持ち主だってことが大阪の人にも全国の人にも少しは理解浸透すればいいと思うけどね。
そして、田中康夫やそのまんま東のときと同様、調子に乗って中央政治にばかり関心を示しすぎると、足もとでの支持を失うという鉄則があるから(※18)、わがままでかつチンケな卑怯者という橋下氏の本質がそろそろ大阪の人々に伝わって、コイツのコンテンツとしての賞味期限が一日も早く終わることをおおいに期待したい。
大阪の皆さんが良識を取り戻す日が一日でも早く訪れることを願って。
私の大好きな町に、また旅行に行けるようになることを願って(※19)。
(※15)
ただし、宗主国様には当然さからえないから、今後、たとえ沖縄で偵察機が墜落しようと、住人が強姦されようと、宗主国様に対する「毅然とした対応」は決して期待してはいけない。
なぜなら、彼ら「毅然とした」政治家の「毅然」とは、宗主国様の虎の威を拝借することによってのみ成り立つという、まことに勇ましいものだからだ。
(※16)
もちろん、戦争ないしそれに近い緊迫状態を望むのは、軍部でも制服より安全地帯の背広組であり。あるいは軍需産業関係者だ。
原発の放射能だいすき、戦争に行って死ぬのが夢、という向きはどうぞ自己責任(経済右派の大好きな言葉)で、自由世襲党に入れればいいんじゃないのかな。
以下は半分冗談(てことはもう半分は本気)な話で、文明国・民主主義国の住人としては冗談でも言うべきことではないが、いっそ秘密投票じゃなく記名投票にして、自由世襲党か石原・橋下バカコンビ党に投票した人は老若男女問わず徴兵リストに優先登録されるとかならいいのにね。
いや、だってそんなに国を愛していて、宗主国様と一緒になって憎いアジア各国と戦争することを夢見ているんなら、ひとつ、率先してお国のために命を捨てて、われわれ非国民に模範を見せていただかないと。人間魚雷、発射!なんて言って(笑)。
いや、これは半分冗談だけどさ(てことはもう半分は本気)。
(※17)
「愛国心とは、悪党の最後の逃げ場である」(サミュエル・ジョンソン)
もっとも、昨今の日本では、「悪党の」を「社会的落伍者の」と替えると一番ぴったりはまるか。
(※18)
そりゃ、当たり前だよね。
都道府県なり市町村なりの仕事をするからって言って立候補した人間が、その仕事をそっちのけで別のことばっかりやってたんじゃ、支持されるほうがおかしい(実際におかしかったのが東京都の有権者)。
市役所の職員が政治活動をやっていたら処罰すると言っていながら平日に毎日、「維新の会」の国政選挙活動をする橋下氏には、「じゃ、自分はいいのかよ」って多くの人が思ったことだろう。
ま、本業が別にあるくせに国政選挙ばっかりやってていいのか、って言葉は、無論、橋下市長だけではなく嘉田滋賀県知事にも向けられてしかるべきだろう。
(※19)
ンなもんは、私が勝手に大阪入りを断っているだけだけどさ(笑)。
フランコ政権があるうちはスペインに帰らないと宣言して実行したパブロ・カザルスにならって。(←アホかw)