植物は枯れたら美しいか?
花や果実が枯れてしまうと、私たちはためらわずに捨ててしまう。いかにも自然とはそういうものだ、と言わんばかりに。しかし、時にはそのまま時間を眺めるように、冷徹な眼でそれらを見てみる。すると、すごみのある美しさを見せることがあります。先日のブログ「枯れたカボチャ」のように、存在感のあるモチーフになります。もちろん、枯れた花を使った装飾品が売られたりしていますので、潜在的にそういった美意識があります。移りゆく時間・止まってしまった時間に、私たちの感情移入が働くのかも知れません。「植物は枯れても美しい」と、私はいつも思っています。