中川輝光の眼

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銅版画家・牧野鈴子の絵本「孵化」の紹介

2007-03-22 | 本の紹介

銅版画家・牧野鈴子の絵本「孵化」の紹介

牧野鈴子は、魅力的な銅版画を多く制作している。はじめての絵本「孵化」では、少年と鳥が、未来に向けて同化していく。アンリ・ミショーの詩「消える鳥」に触発されて描いた銅版画をもとに、完成した絵本です。女性らしい繊細な線をもつこれらの絵は、不思議な情感を残してくれる。これは一種の不安感に近いものだと思います。孵化することは未来への夢と同意語ですが、これは「アリアドーネの罠」に共通するおそれをすら感じさせてしまう。



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1 コメント

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百円の絵本 (匿名)
2007-03-22 18:05:28
百円の絵本


点字つき、触る絵本(絵も色もきれい)、百円です。百円だけど、侮らないでくださいね。ビッダーズのランキングの、「キッズ ベビー」部門で、現在第2位なのです。嘘じゃありません。

http://www.bidders.co.jp/pitem/79044376

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