
ジョルジュ・ムスタキの「MA SOLITUDE - 私の孤独」をレコードで聴く
ジョルジュ・ムスタキ(GEORGES MOUSTAKI 1934年エジプトのアレキサンドリアにギリシア人として生まれる)。1958年伝説のシャンソン歌手エディット・ピアフと出会い、音楽家としての人生が決まる。1969年、前年の「パリ5月革命」の余熱の中で「異国の人Le Métèque」が大ヒット、語りかけるような歌い方と哲学者のような風貌で人気を得る。1973年の東京音楽祭で初来日。
木枯らし吹く頃になると、わたしは一人、アトリエでシャンソンを聴く。外に出るのもおっくうになる・・・のと、制作意欲がこの時期に決まって落ちてくる・・・のを、レコード聴くことでで紛らすのである。ムスタキの「MA SOLITUDE - 私の孤独」がとりわけ好きである。「L'HOMMES AU COEUR BLESSE - 傷心」「IL EST TROP TARD - もう遅すぎる」、それから「LE METEQUE - 異国の人」などをとりとめなく聴いているのである。制作途中のキャンバスを眺めたりしながら…何かに気づくまで。