中川輝光の眼

アトリエから見えてくる情景
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極楽浄土の輝き再び 「平成の大修理」完了

2007-09-29 | 文化を考える

極楽浄土の輝き再び 「平成の大修理」完了

平等院(京都府宇治市)が4年がかりで進めていた「平成の大修理」が完了したのを祝う奉告式が29日に鳳凰堂で営まれた。本尊の阿弥陀如来座像(国宝)と約100年ぶりに本格修理した彫刻装飾「天蓋」が輝きを取り戻してそろい、極楽浄土を表した豪華絢爛な世界がよみがえった。10月1日から堂内の拝観を再開する。

半世紀前の「昭和の大修理」以来の大規模修復で、2004年から座像などを順次、境内の特設工房に移して作業した。座像は額の白毫を江戸期の修理で取り付けられた木製から創建時(1053年)の水晶製に戻した。座像の頭上につるされた天蓋は解体して汚れを落とし、座像、光背などとともに金箔をおし直した。 新たな発見もあった。05年には台座内からガラス玉や貝殻を使った瓔珞の部品など装飾品を中心に約630点が見つかった。 奉告式は神居文彰住職をはじめ僧侶6人が本尊を前に法要を行い、厳かに修理完了を祝った。神居住職は「白毫をはじめ、創建時の姿をより想像させ得るものとなった」と話した。 
 
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