みち子の長崎絵日記

シニアライフを元気で楽しく輝いて過ごしましょう!

階段を登ると、

2007-04-20 10:13:40 | Weblog
そこは良く手入れされた枇杷畑です。
下草もきれいに刈られ木漏れ日が優しい模様を造っています。
木々には収穫を待つ枇杷の実が、白い袋の中に隠れているのでしょう。

聞けばご主人が無くなってからの数年、一人で畑を維持して74歳になった。
畑を継いでくれるという者も居ない。
「この畑には車が来ないけんね、枇杷も肥料も担がんば、、、」
丹精込めて開いてきた畑はもとの雑木林に戻るのだろうか?

おばさんは畑に新聞紙を敷いてくれ、持参のみかんを進める、
私が仕事のお邪魔をしては悪いから、と立ち上がろうとすると
「なんのなんの、ひとりだけん、仕事は気分任せ、どうでも良い」
のだそうです。
 「家もいつも一人だから遊びにおいで」と言う、
近所だし、いつか孫を連れて遊びに行こうか、、

私は木漏れ日の美しい畑の写真を数枚、
そして畑から見える海の写真を撮る。
犬は他人の畑と承知してか、穴掘りの特技を披露しなかった。


    


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2 コメント

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びわ畑! (maruco)
2007-04-20 12:24:37
みち子さん
こんにちは、 階段を上ったらそこは、びわ畑だったのですね。
おばさんとみち子さんの会話が目に浮かぶようです・・・
ワンちゃんもその光景を見ながら和んだ事でしょうね。
是非お孫さんとおそ日に行ってあげてください。
よいお話ありがとうございました。
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田舎から若者は去って、 (みち子)
2007-04-22 15:50:15
段々畑や枇杷畑が荒れて行きます。
戦前戦中戦後、苦労して山の上まで耕してきたのでしょう、
寒風に吹かれたり、炎天下で重労働をする人が少なくなります。
これは、しかたのないことかな?
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