My Life After MIT Sloan

組織と個人のグローバル化から、イノベーション、起業家育成、技術経営まで。

アメリカ就職面接を突破する その4-雑談力の重要性

2009-09-04 10:22:48 | MBA: アメリカでの就職

この2日ほど、急にアクセス数が増えたなあ、と思っていたら、渡辺千賀さんのブログから、8月に書いていた「MBA生がインターンを獲得する」シリーズ記事にリンクを張っていただいたのでした。
千賀さんの該当記事はこちら

このシリーズ、まだ途中だったのですが、ちといろいろなことが起こり、結果として続きをサボっていました。
こうやって有名ブログからリンクを張られたら、続きを書かないわけに行かない、ので、がむばります。

今までのエントリ
2009/08/05 MBA生が夏のインターンを獲得するには
2009/08/10 アメリカ就職面接を突破する-MBA面接のコツも含めて
2009/08/12 アメリカ就職面接その2-想像力を働かせて準備する
2009/08/13 アメリカ就職面接その3-自分の能力を論理的に説明

本記事は「日本人がアメリカで就職ゲットするのに、こういう工夫をするだけで、断然良くなる」ポイントに絞ってます。
もちろんこれ
以外にも「折れない心」とか、そもそも本人の仕事上の実績とか、色々大事なことはあるけど、それは日本の就職活動でも大切。
「アメリカ人に比べて経歴だって悪くないはずなのに、何で・・・」という人、こういうことに気を配ってみてはいかが?

最初のエントリで書いたのは、アメリカでの就活の際にポイント。3つある。
1. 事前のネットワーキング(知り合い作り)
2. 履歴書を、受ける会社に合うようカスタマイズ
3. 「米国式の」面接を突破する
この3つは、日本の就活とかなり異なってる点。

その中で、3の「米国式の面接を突破する」という話に絞ったとき、まずは、準備が非常に大切。

何故なら、アメリカ人に「東大卒」です、とか「○○銀行で5年働きました!」と言っても、
東大や○○銀行が何たるかを彼らは知らないので、何がすごいのか全く通じないから。
そうじゃなくて、相手がほしいと思ってる能力を、「ずばり私は持ってます。事実、私のこういう能力を生かして、こういうことを成し遂げてきたのです」と説明できなきゃダメ
そのためには、正しく準備することが必要なわけです。

正しい準備とは、
A) 相手はどんな人材がほしいと思っているか、この仕事をやるにはどのような能力が必要かを明確に描写でき、かつ自分の能力のどこがフィットするかを説明できる
(詳しい例は過去記事ご参照→想像力を働かせて準備する)
B) 履歴書に書いてあるAchievementを、自分のどのような能力によって出来たのか、という視点で説明できる
(詳しい例→自分の能力を論理的に説明

もうひとつ大切な3割とは、「面接時に相手のエネルギーレベルを上げること」。
それは相手がわくわくして、「この人に会えてよかった」と相手が思えるような面接にすること。
これについては、コミュニケーションスタイルによって、やり方が違うし、センスみたいなところもある。
静かに説得力がある人もいれば、熱弁で相手を巻き込める人もいるだろう。
一般論で語るのは正直難しい。

でも、ひとついえるのは、「相手がこの瞬間どう思ってるか」を客観的に観察し、自分の態度や発言にある程度フィードバックをかけていくこと。
これは、常に注意して場数を踏めば出来るんじゃないか。
(もちろん相手を気にしすぎると、自分らしさがなくなってしまうので、バランスが重要)

そして、この記事で書こうとしている「雑談力」は面接での印象度アップには重要。
かつ鍛えられるものじゃないか、と思う。ので書きます。

漸く長い前置きが終わりました。本題です。

何故「雑談力」がアメリカの面接で大切か。
それは、日本の面接と違い、アメリカのビジネスコミュニケーションはすべて、雑談 (Small talk)に始まり、中身があって、雑談に終わるから
そして、この雑談で、相手の性格や好み、コミュニケーション能力といったものを見ているのである。

私のコンサルファームのトレーニングの先生が、
「アメリカのコミュニケーションはハンバーガーみたいなものだ。
 バンズ(Small talk)があり、肉(中身)があり、バンズがあって終わる。
 肉の質が一番大事だが、バンズもハンバーガーの味には影響する」
と言っていたが、言いえて妙だと思った。
(ちなみにイギリスのコミュニケーションは、そのハンバーガーのバンズにFrost(皮肉)がかかってるんだそうだ)

就職の面接においては、Small talkは
・人としてそれなりの一般常識があること
・相手の話を聞いてボールを返せる、コミュニケーション能力(英語力含む)があること
を見ている。
加えて、分析力や業界知識など、自分の能力の片鱗を自然な形で見せられれば素晴らしい。
(無理に見せるのは、空気が読めてないからNG)

また、自分がアピールするだけじゃなくて、ちゃんと相手とキャッチボールしながら、面接官がどういう人となりか、どういう話し方をする人を判断する手がかりとするのが良いと思う。

一般論ばかり書いててもしょうがないので、具体例を。

Small talkの準備は、面接前から始まっている。
MBAの就職面接の場合、面接官は、事前に名前がわかっていたり、さらにその人の経歴が会社のWebに載っている事もざらだ。
こういうのは事前にチェックして、どういう人か知っておくこと。
ニュースの話題などを話すとき、自然とその人に刺さりそうな話題を探すことが出来る。

面接は最初、「How are you doing?」という挨拶から始まる。
ここからがSmall talkの始まり。

ひとつのやり方は自分から仕掛ける系。
「I'm very well」などと言いながら、
「やっぱり今のボストンは天気が良くて気持ちが良いですね」→天気の話
「実は、Boston Red Soxの試合を楽しみにして日本から来たんですよ」→スポーツの話。スポーツが好きなら。
この辺が無難で、一般的なラインか。

気になるニュースの話をしても良いと思う。
ただし、面接官に刺さるかを事前に調べ、更に分析力の浅さが露呈しないよう、ちゃんと準備すること。
それから業界・相手にとってネガティブなニュースは取り上げないこと。当たり前だけど。

正直、経済の話や業界のニュースの話をする必要はSmall talkでは全く無いと思う。
上に書いたように、無理に知識を披露してる感じになって、空気が読めないことを露呈しかねない。
もちろん、相手も「面接だから頑張ってるんだろうな」とさっぴいてくれるだろうが、特にプラスにはならないだろう。

ただし、大統領選とかStimulusパッケージみたいな、アメリカ全土を覆う超ビッグニュースは別。
これは一般常識の範疇だから。
業界に対してどういう意味合いがあるか、くらいは話せるようになっておいたほうが良い。

自分から仕掛けるメリットは、自分が話の方向性を持っていくことが出来ること。
デメリットは相手に全く刺さらない可能性があること。

もうひとつは、自分からSmall talkを仕掛けなくても、相手は90%以上必ず聞いてくる。
「カリフォルニアの気候はボストンとは大分違うでしょう?」→カリフォルニアが良い、と言う答えを求められてるので、そう答え、さらにどう良いと思うか言う
「さっきオバマ大統領が乗ったヘリコプターが上空を通ったんだけど、見た?」→MBA生なら、大切な面接の前にアメリカ人のクラスメートと話したり、Facebook/Twitterをチェックして、みんなが注目してる今日のネタくらいチェックしておくのが良いとは思う。
でも、知らなければ「え、何のイベントのためのヘリコプターなんですか?」「どうやって大統領のヘリコプターだって見分けるのですか?」などと聞いて話をつなげれば別に問題ない。
話がつながることが重要。

Small talkにこまってるのは、日本人だけじゃない。
アメリカ人も常に、Small talkをどうするか、困っているのだ。
だから、そういうネタを提供するサイトも山ほどある。(例:Google検索結果

またSmall talkの練習は、大学の就職相談口(SlaonならCareer Development Office)に問い合わせれば、まじめに相談に乗ってくれる。
(MITの場合: Carrer centerのページ。Interview練習のコツも書いてあって参考になる)

それから、アメリカに留学しているなら、周りのアメリカ人学生を最大限に活用すること。
彼らをSmall talkの情報源として使う、会ったときSmall talkを仕掛けて練習(やりすぎるとウザイが、ニュースのUpdateくらいなら?)、などなど。
普通に「Small talkが出来ないんだけど、どういう話をすればよいかな?」と聞けば、その人のやり方を教えてくれるかも。

しかし、一番大切なのは、「キャッチボールが出来ること」なので、知らなければ、知らないなりに、話をつなげられるような質問が出来ることが大切。
この質問力は場数もあるので、アメリカ人の友人とたくさん話して、慣れるしかないんじゃないか。

そうして慣れてくると、Small talkなんて、結構自然と口をついて出てくるようになると思う。

いじょう、まとめるとこの記事で書きたかったのは、
・アメリカのビジネスコミュニケーションでは雑談(Small talk)は大切なので、馬鹿にしないこと
・ちゃんと相手を調べ、ネタを準備するくらいのことはすること
・ネタサイトや就職相談口、Twitter、Facebook、友人なども活用できること
・何より大切なのは、相手とキャッチボールを続けるための質問・回答が出来ること。これは練習。
でした。

明日は、アメリカの就活で特殊なもうひとつ、事前ネットワーキングの話を書こうかと思います。
(次エントリ→コネが重要な国・アメリカ-就活でのネットワーキング

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11 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
トーク (shima)
2009-09-04 21:32:59
はじめまして。おっしゃるとおり、雑談にはコツとか acceptable なトピックがあるようで、うちの大学には elevator talk, hallway talk, small talk それぞれのセミナーがあります。気軽に雑談をしていた相手とネットワークにつながることも多々あり、大切ですね。
きましたねー、雑談力ネタ (MK)
2009-09-05 00:28:51
以前本稿をリクエストしたものとして改めてコメントを。雑談力は欧米のインタビューや交渉において「当然のもの」として必要なものです。これが出来るからといってプラスになるとは考えにくいです。しかし以前のコメント欄で議論があったように、これができないと昨今の就職環境では減点式の場合に第一印象を大きく落とすと考えて差し支えないかと思います。

>ただし、面接官に刺さるかを事前に調べ、更に分析力の浅さが露呈しないよう、ちゃんと準備すること。
>ただし、大統領選とかStimulusパッケージみたいな、アメリカ全土を覆う超ビッグニュースは別。これは一般常識の範疇だから。

私が雑談力について考えるようになったのはまさにこのケースです。私の実例として、はじめての面接で某世界最大手製薬企業の面接を受けたときのことです。当日面接に呼ばれていた唯一の非アメリカ人として十分な準備をしたつもりで小ネタも用意していました。その日はオバマ大統領の就任式だったので、「こんな大事な日にありがとう」等の話しを出したのですが、これに対して面接官からは「では、オバマ大統領就任が●●社に与える影響はどう考えるか?」という問いかけに私はうろたえ、「彼は●●分野に力を注ぐことを表明しているから業界にとってはこういう意味でポジだ」的な曖昧なコメントしかできず、結果的にここで自らリズムを崩した形になり過去最悪の面接に終わりました。
今考えれば、私は雑談をリードしたつもりで見事に墓穴を掘ったわけです。大統領就任式はみんながその日触れるトピックです。面接官は「飽きる」わけでここに何かのスパイスを求めるはずです。たとえば、「●●分野に●万ドルの助成が見込まれていて、これは御社の初期パイプラインの■や昨今の御社の●●分野への投資状況を鑑みて将来業績に▲%程度の寄与が期待される」くらいのコメントは言えて然るべきだったと思います。この程度は「準備」をすれば、十分に出せるコメントです。この程度の雑談を流れで話せれば、インテリジェンスの高さを十分に想起させて、もっとこの部分だけで白熱した議論ができたはずです。

以上、私の実例から感じた雑談力のポイントです。雑談力は所詮雑談力ですが、差別化に繋がりうる部分だということを私も強調します。
雑談力 (freedom)
2009-09-05 03:20:31
おっしゃっていることはそのとおりだと思います。Liberal artsが試されているのでしょうね。しかし、普通の日本人には簡単そうに思えますが意外と難しいことではないかと思いました。
一般的に言って日本人は自分と同じ集団の人間としか普段話をしていないように思います。同じ学校の人、同じ職場の人、同じ業界の人、同じような経歴の人、そして問題なのは同世代の人としか話をしていないので、雑談で咄嗟に相手に合わせて話題を展開するのは難しいと思うのです。私は社会活動の中で自分とは違う背景の人や年配の人や高校生位の人とも比較的一般の意味での雑談をする機会があるのでそう思うのです。
新幹線や飛行機で隣り合わせた人と話をする人は皆無ですものね。アメリカ人なら必ず話しかけてきますよね。こういうことが面接で役立つのかもと思いました。

ところで質問です。
>Stimulusパッケージみたいな、アメリカ全土を覆う超ビッグニュース
「Stimulusパッケージ」って何のニュースですか? アメリカ全土を覆う超ビッグニュースだったら・・・「Stimulusパッケージ」でピンとこないのは私だけ?
なるほどー (Lilac)
2009-09-05 04:08:30
>Shimaさま
なんと、Small talkの授業まであるんですか!
カーネギーメロンすごい。(MITにもあるのか?よく知らず)
MITはアントレプレナーシップに力を入れてるだけあって、Elevator pitchの授業はあります。
あの「エレベーターで投資家や会社のエライ人に突然あったとき、エレベーターに乗っている短時間で、自分がやってるプロジェクトが如何に魅力的かを説明する」
ってやつ。

>気軽に雑談をしていた相手とネットワークにつながることも多々あり、大切ですね。

おっしゃるとおり、パーティトークなんかも大事ですね。
後で書きますが、こっちじゃネットワーキングは仕事をする上で非常に重要ですしね。

>MKさま
ご経験シェアありがとうございます。
この事例はすごく説得力ありますよ。

>大統領就任式はみんながその日触れるトピックです。面接官は「飽きる」わけでここに何かのスパイスを求めるはずです。

確かにその通りですね。
面接官は一日で10人とか会ったりするわけで、同じ話題を聞き飽きて、ひねった質問をされることはあるかも。

ただこの時点で具体的な数字はわかってなかったから、書かれているような具体的な話までするのは無理だったとしても、何か業界インサイトにつながることを言うと、「お?こいつデキル」と思われてポジティブでしょうね。

>雑談力は所詮雑談力ですが、差別化に繋がりうる部分だということを私も強調します。

おっしゃるとおり、雑談が白熱すれば、面接ではそれだけでかなり優位には立てますし、雑談がダメだと、あとで盛り返すのに非常に苦労しますね。

>Freedomさま

>新幹線や飛行機で隣り合わせた人と話をする人は皆無ですものね。

確かに。アメリカ人はくしゃみをしてる知らない人にも「Bless you」と声をかけますね。
私はこじきのひとにまでフレンドリーに言われて驚きました。

日本人でも飛行機のビジネスクラスに乗ってるような、海外慣れしてる人は話かけてくる人多いですよ。
少なくとも仕事で海外出張によく行っていた私はよく話しかけられました。(若い女一人で乗ってるのはめずらしいからか?)
あれは海外に住んでた経験も長かったりして、アメリカナイズされてるのでしょうね。

>Stimulus Package
ずばりこれです。
http://www.usatoday.com/money/economy/2009-02-12-stimulus-package-effects_N.htm

ちょっと話題が古すぎた?
2月ころは、MBAは毎日のようにこの話ばかりだし、各業界(特に製薬、エネルギー、銀行などの業界)にも影響する話なので、当然のように面接では引き合いに出されてました。
はじめまして (globetrotter)
2009-09-06 03:04:13
Lilacさん、
こんにちは。はじめまして。
今年からHBSに入学するglobetrotterです。Lilacさんのブログは以前から拝見させていただいていました。アメリカでの就職活動の話とかとても参考になります。
近いうちにSloan/HBS合同飲みなどがあれば、その機会にお会いできればと思っています!
ちなみに私もワイン大好きです。globetrotter.hbs.@gmail.com
Stimulus package (freedom)
2009-09-06 03:47:56
So-called NANPAかな。海外便は時間が長いからね。暇をもてあまして話しかける人もあるかな。おサイフケータイでチェックインする飛行機ではないでしょうね。それでもあればよほど魅力的なのでしょう。
ちなみに20日ほど長期出張していてネットにアクセスしている余裕がありませんでした。その間ランキングのバナーもクリックできませんでした。ごめんなさい。
新幹線でしたが今年は車内はかなり静かでしたね。例年この時期は子供が多くて騒がしいのに1,000円高速の影響かと思います。途中、投票(それも期日前投票)のために一度帰ったので2往復していますが車内では全く人と話しませんでした。そういうあたりからのコメントです。

stimulus package は古い話題というよりもこのことを指しているのかピンとこなかったのです。私の反応「stimulus package」「何の?」「政治問題?経済の話や業界のニュースの内か?」と、そして話の流れから用語として「景気刺激策(景気対策)」を指すのだろうとは思いましたが他に何かアメリカでのニュースがあるのかもと思って確定できなかったのです。WSJのweb版なんかもチェックするのでこのことでの用語の意味自体はわかっていましたが、敢えてこの用語を使っているニュースは元意から批判的な意味合いも含んでいますよね。だから迷ったのです。
そしてご紹介いただいたサイトでも「The so-called stimulus packages」と「いわゆる」とことわってコメントに書いておられる方があった(この方は批判的な意味合いがないのでこうことわっておられるのでしょう)ので、やはり普通用語として「景気刺激策(景気対策)」を意味しているのではなく特別に使われているのだなと思いました。そこで再度質問なんですが、普通のアメリカ人が2~3月頃にマスコミが頻繁にstimulus packageをニュースとして取り上げる前は、stimulus packageと聞いて「景気刺激策(景気対策)」だとすぐにピンとくる言葉だったのでしょうか?
日本の景気対策なんかも今後はstimulus packageと訳していいのかな。

直接は関係ないことで恐縮ですが、ご紹介いただいたサイトを見ていて、このコメントに興味を引かれてしまいました。
>If you want generate a lot of income. Eliminate the IRS and institute a flat 10% national sales tax. This will hit all the cash businesses that don't pay taxes, tax the rich (sooner or later they have to spend that money and no loop holes will be available), tax tourists from other countries(they tax us) and stop all the shelters the rich enjoy. Then there will be no arguments about the rich not getting taxed. Everyone pays the same rate. Just think of all the money we will save on paper alone.
There are many states that do this in stead of state income tax, there are many countries in the world that do this. What is wrong with us except the old fogies in congress.
これって、アメリカ人の一般的な意見なのでしょうか。それともかなりレアな意見なのでしょうか。少しはおられるかなという感じでしょうか。それとも特定の州では何かの問題があってこう考える人が一定数おられるのでしょうか。

MK氏は鋭い洞察力と状況を客観視できる能力(自分のことを客観視できない人が多い)、素晴らしいものがあると思います。相手がそれを感じ取れなかったのは残念ですね。面接では話の内容につまずいてもやり取りの中でこういうことを思っていることを感じさせる発言が必要なんだなと思いました。
コメントどうもです (Lilac)
2009-09-06 06:03:21
>Globetrotterさま
はじめまして。是非お会いしたいですネ!
HBSとSloanの交流会は、それぞれ1年生が落ち着いてきた10月ころにでも、是非一度企画しましょう。
実は毎年、ボストンキャリアフォーラムで全米からやってくるMBA日本人留学生を招いたパーティを毎年Sloan主催でやっており、HBSの有志の方もお手伝いしてくださってます。そこでも会えますね
他にもボストン日本人研究者交流会とか、ボーゲル塾とか、ボストンの日本人どおしのアカデミックなつながりも色々あります。

それ以外にも、私の個人的なネットワークでワイン会を開いたり、いろんな飲み会をやってます。
HBS1年目は本当に大変かと思いますが、是非暇を見つけて来てくださいね。
すでに米国で数年お仕事されているということですし、色々とご存知だと思うので、教えていただければ幸いです。
よろしくお願いします。
ブログリンク張っておきました。

>freedomさま
ランキングクリックありがとうございます。
多くの方がROMってると思うので、自分が書いたものがどう受け取られてるかわからないものですが(それは別にいいんですが)、
クリック数が伸びると、少なくともこれだけの人たちは読んでよかったと思ってくれてるんだな、と嬉しいですよ。

Stimulus Packageですが、オバマ政権が2月に出したこれ以外の文脈で使われることは、米国ではほぼ無いと思います。
少なくとも現在は。
日本のメディアでどう訳されてるのかわからないですが、こちらでは、Sが大文字で、固有名詞として使われる言葉になっていますよ。

麻生さんがやった日本の景気対策(ばら撒き策?)は、Japanese Stimulus Packageとか、かかれてますよ。
オバマ政権がStimulus Packageという言葉を使い始めてから、各国から同じようなものが出てきて、一種の時代のキーワードみたいになってる感じかもしれません。

引用したサイトは、特に深い考えも無く、Googleで出てきた最初のページをコピペしただけなんで、ちゃんと読んでなかったんですが、「こういう人もいる」程度じゃないでしょうか。

オバマ政権のStimulus Packageは、「そんなはした金ばら撒いても、何の意味も無い」という反論自体は結構大きかったですね。
どの国でもそうですが、「どの業界にどれだけばら撒くか」で政治的に反論してくる人も多いし、「ばら撒いただけでは何の効果も出ない」というのは国民皆が思うことですね。
Google (freedom)
2009-09-07 01:32:37
あらっ。日本のGoogleとアメリカのGoogleで検索で違う結果がでるんだ。日本ではThe New York Timesのサイトがはじめにきていて、THE WALL STREET JOURNAL のサイトはそのすぐ後のページにありますが、USA TODAY のサイトは17ページ目にしかでてこないので実際には見ないことになるでしょう。
ほぼ全部英語のサイトがでてくるのでアメリカのGoogleも同じ結果がでてるとばかり思い込んでいました。アメリカのサイトで検索をかけて確認しましたがかなり違いますね。
じっくり考えると違うのは当たり前といえば当たり前か。
今まで何も考えずに使っていましたね。でもこれって思想に影響を与えてしまいますね。それぞれが同じものを見ているという思い込みの上に違う内容のものを見ているとなれば日米摩擦の元凶になることだって考えられますね。皆さん知ってて使ってるのかな。
Googleがそれぞれに大本営発表の影響を持ちかねない怖さを感じてしまいました。
Google (Lilac)
2009-09-07 13:43:58
>freedomさま

Google八分とかありますしね。
それに、「Googleに検索結果を送信する」機能を使ってると、自分が良く行くサイトなどに行きがちな結果が出るんですよ。
そうすると個人によっても違ってきますよね
リンクあってますか? (すがり)
2009-12-20 00:15:41
勉強になる記事を読ませてもらいました。ありがとうございます。

ただ、リンクされているsmalltalk.org をみましたが、プログラム言語のサイトではないでしょうか。意図されてるものにダイレクトに行くように、リンクを差し替えてほしいです。

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