My Life After MIT Sloan

組織と個人のグローバル化から、イノベーション、起業家育成、技術経営まで。

英語なんて間違えたって自信もって話すのが大事と思う瞬間

2010-01-26 13:47:38 | 6. 英語論・英語学習

本日二本目。

今度、私が部長をやってるワインクラブ(部長は6人いる)で、貴腐ワインのテイスティングイベントをやる。
今回は私が主催者なので、さっきメーリングリストに案内を出したら、ひっきりなしに返事が帰って来る。
定員25人の予定だったんだけど、この調子だと明日には埋まりそうだ。

で、その返事を読んでて思ったんだけど、ワインクラブの会員って、半分以上非ネイティブなんだよね。
特にヨーロッパと南米が多い。
で、アメリカに1年半住んだ私でもすぐに分かるくらいの、ネイティブならやらない文法の間違えやつづりの間違えがあったり、表現が下手だったりする。

そもそも私が最初に出した案内自体、文法やワードチョイスの間違えがたくさんあったと思うんだけどね。

それでも別に、通じ合える。
私の書いた案内が下手な英語でも、このイベント行きたい!と思ってみんなメールしてくれるし、
メールの返信を読めば、みんなの心意気が私にも伝わってくる。

だから、間違えることとか、英語が下手なことなんか気にしないでコミュニケーションするってのが大事だよな、と妙に勇気付けられた。

私の友人のBernardo(ポルトガル人)なんて、未だにDon't forgetto ! とかメールしてくるからね。
forget じゃなくて forgetto.
何てポルトガル的な間違え・・・

MBAの授業とかでも、日本人や韓国人はいい意見を持ってても、遠慮してほとんど発言しない。
しゃべれば英語も結構話せたりするのに、である。

一方ラテン系・ヨーロッパ系は、別に日本人に比べて大して英語がうまい、というわけでなくても、どんどん発言する。
(私はどちらかと言うとラテン系に分類されるので(友人談)、遠慮せずどんどん発言)

「恥ずかしい」と思って遠慮するのは東アジアの美徳ではあるが、英語圏ってそういうカルチャーじゃない。
だから恥ずかしがらずにどんどん前に出てコミュニケートすればいいんだと思う。

以下、私が書いた案内と頂いた返信の一部。
私なんか、いきなり冠詞ミスしてるし(we hope you had a great new-year vacation とすべし)
でも、こんなんでも、出して2時間以内に10通以上返事が返ってきたりするわけです。

Dear wine lovers!

We hope you had great new year vacation and IAP.

Our next tasting event is on Feb XX - it's all about sweet, deluxe and elegant Sauternes wines -- so called Noble rot wines.
Two first growth wine producers from Bordeaux, France will visit us bringing their splendid wines!

Ch.XXX :http://www.....com/
Ch.XXX : 
http://www....fr/

Our guest, XXXX, the current owner of Ch. XXX and Kellogg Almuni 200X will share us the secrets of the sweet wines and also about wine business from MBA perspective.

The cost is $XX per person with 6 kinds of wines (1998/2002/2004 of Ch. XXX and Ch. XXX) and cheeses with crackers.
The amount of wine we serve is not a big portion - but you'll be satisfied because it is so sweet!
I also think it is very reasonable considering that one bottle of their wines normally cost $70-100...

Time: Feb XXX, 8pm
Place: XXXX
Registration: We limit the number of participants to 25 - and it is first come, first served. Please email XXXXXXX at XXX
Preparation: If you're really cares the kind of glass, bring your own glass - we don't have enough amount of glasses and we have to serve by plastic glasses for some people.

ネイティブの返信の例

Count me in!!

Sign me up XXX(私の名前), thanks for organizing!

XXX(私の名前), Liz and I are in!

非ネイティブの返信の例

Im writing to confirm, should i write a check and leave it in your folder?
(やたら丁寧。ネイティブはconfirmとか使わない)

If there is still room, I would like to attend the event
(やたら丁寧。冠詞ミス。attendはこのようなイベントには使わない動詞。joinもしくはbe inでよい

けれど通じるんだから、いいんだって、これで!

追記)私の上に掲載した英文は、いろいろ文法ミスとか、ネイティブらしくない表現が多々含まれてるので、よい子は決してまねをしないように(笑)
こんな文章でも、中身が分かってもらえ(魅力的であれば)、ちゃんと通じて、人が集まって来るんだよー、ということをいいたくて、ヒドイ文章ですが、恥ずかしながら(笑)掲載しました。

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12 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
留学で英語はのびなかったけど (古都)
2010-01-26 15:30:11
わたしもメールがやたら丁寧なので、絶対ネイティブじゃないってすぐわかるだろうなっていっつも思うんですが、まあ伝わればいっか☆と思ってます^^;

もうすぐ留学4年目なのに、いまだに英語力が伸びたとは思えないんですが、度胸だけはついたなって自分でも思います。同じ語彙力、発音、リスニング力でも、伝えよう・聞こうって強く思うだけで飛躍的にコミュニケーション力は伸びたような気がします。

でもまだセミナーでは東アジアの美徳を捨て切れてないので、Lilacさんのようにラテン系って言われるくらいに発言できる癖をつけたいです!わたしはまだ学部生なのでMBAとはレベルも違いますし・・・まだまだ自分の能力でもできることってたくさんある気がします!

いつも記事を読むとがんばろう、って思います!さばさばした語り口も好きです♪更新楽しみにしてるので風紀委員長も大変だと思いますががんばってください^^


長々と失礼しました。
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Unknown (Lilac)
2010-01-26 20:50:47
>古都さま

>わたしもメールがやたら丁寧なので、絶対ネイティブじゃないってすぐわかるだろうなっていっつも思うんですが、

でもその感覚がわかるようになっただけ、やっぱ上達したのかなーと思うときもあるんです。
日本にいた頃は、少なくとも「何がネイティブらしくないのか」とか分からなかったもの。

>もうすぐ留学4年目なのに、いまだに英語力が伸びたとは思えないんですが、度胸だけはついたなって自分でも思います。同じ語彙力、発音、リスニング力でも、伝えよう・聞こうって強く思うだけで飛躍的にコミュニケーション力は伸びたような気がします。

度胸大事ですよね。
そしてコミュニケーションは場数なので、そうしてるうちにうまくなってるのだと思います。
同じ語彙力や発音でも、どういう順序で話すか、どういう言い方をするか、で大分伝わり方が違いますよね。
私は日本に帰るとガイジンの同僚に、「英語上達したね」と言われるんですが、恐らくそういうとこが利いてるんだろうなと。
きっと古都さんも上達してるはずですよ♪

>読者さま
いつもクリック有難うございます!
リンク直しておきました。(コメントも消したデス)
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Unknown (satohhide)
2010-01-26 23:09:59
eventはいらない気が。tastingだけで十分な気がします。あるいはget-togetherとか。sloanさんの英語も結構丁寧ですね。ネイティブな人って本当に簡単な言葉で簡潔に表現できちゃう人たちですね。inだけでokなんだから。
Count me out.
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参考になりました (ドメドメ君)
2010-01-26 23:16:24
非ネイティブの英文メール(日常会話)を見る機会がないので貴重な情報でした。

外人に英文メールを送ると、かなりの自己嫌悪に陥るのですが、少し気が楽になりました。

MITの学生でも、手を抜くと大体このくらいなのでしょうか。
それとも、非ネイティブ丸出しの特上物をピックアップしました?
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いや、私の英語はひどいですよ・・ (Lilac)
2010-01-26 23:30:30
>Satohhideさま

つっこみ有難うございます(笑)
他にも色々問題がある英文です。

> If you're really cares the kind of glass, bring your own glass

この文とか文法めちゃくちゃだし(笑)。
(If you really careならいいけど)

「こんなんでも通じて、人が集まってくるわけ。ひどいけど」
という例として出してみました。

>ネイティブな人って本当に簡単な言葉で簡潔に表現できちゃう人たちですね。inだけでokなんだから

これは本当ですよね。

>ドメドメ君さま

>MITの学生でも、手を抜くと大体このくらいなのでしょうか。
それとも、非ネイティブ丸出しの特上物をピックアップしました?

ハハ、余り苛めないで(笑)
皆が気が楽になる効果を狙って掲載しましたが、
まあ、ふだんの私の英文が大したこと無いのは別に同じですけど。

やっぱりブログみたいなメディアで、皆を勇気付ける目的でバカを晒すのはよくないのだろうか?
それとも分かってるひとは分かってくれてるのかしら(笑)
返信する
ごめんなさい (ドメドメ君)
2010-01-27 00:16:57
コメントに悪意はなかったのですが、思慮が足りませんでした。大変失礼しました。

「参加したいです。誘ってくれてありがとう」みたいな柔らかい文章を書こうとすると、
かなり残念な英文になるので悩んでいました。
(シンプルで洒落た英文が書けないんですよ)

これからもブログを楽しみにしています。料理の記事なんかも好きです。
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こちらこそ (Lilac)
2010-01-27 05:09:47
>ドメドメ君さま

こちらこそ、最近ネガコメの多さにイヤイヤしてたので、過剰に反応しすぎたかもです。ごめんなさい。

>シンプルで洒落た英文が書けないんですよ

よく分かります。
自分の書いた文章をネイティブに直してもらっても、相当空気読める賢い人じゃないと、こういうのは直してもらえませんしね。
文法的に間違ってるわけではないので。
ネイティブのコミュニティの中に無理やり入るしかないんだなあ、と最近は思います。

>料理の記事なんかも好きです。

ありがとうございます。
料理はボストンや留学に関係するものはこちらに掲載するも、恐らく多くはワインのサイトの方でメインにアップすることになるかと思ってます。
もし興味があれば是非こちらもよろしく→http://blog.goo.ne.jp/lwine
こんごともよろしくです。
返信する
そうですね。 (Pandy)
2010-01-27 07:21:39
私もMBA留学中なので、毎回うんうんと頷きながらブログを拝見しております。

ネイティブ風の文章を書こうとすると、誤った文法を使ったり、やや不適切な表現になったりする危険性もありますよね。
英語を教えていただいてる方からは「あなたのような留学生はそのような表現を使わない方いいわよ。」と言われることも。。

なので、私は、最近、ネイティブの表現というより、語順や、文章の構成に着目して、研鑽しております。

大変ですよね。。ほんとうに。。
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私も英語は苦手ですが‥ (松本孝行)
2010-01-27 13:44:21
 前に務めていた商社で、外国子会社から英語のメールが良く送られてきました。今思い返してみると、凄いシンプルなんですよね。要件を5行くらい書いて終わり、みたいな感じです。
 日本語のメールなんてつらつらと敬語やら遠まわし表現やらを書いてあるんで、たいてい内容が同じでも長くなりますから、違いがあると思いました。

 もう一つ、同じく海外子会社から英語で電話がかかってきたのを取ったことがあり、まさかそんな電話あるなんて思ってもいなかったので、ちょっと戸惑いましたが、結構なんとかなりました。He is not hereとか言って(笑)

 考えすぎない方がいいですね、英語って。
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Unknown (Lilac)
2010-01-27 14:17:22
>Pandyさま

>ネイティブ風の文章を書こうとすると、誤った文法を使ったり、やや不適切な表現になったりする危険性もありますよね。

これはそうですよね。
かっこつけて使ったつもりが、失礼なスラングだったり。
同じ英語圏でも、イギリス人やインド人はより丁寧な表現を使うので、そのつもりで留学生らしい英語を使えばいい、という考え方はあると思います。

>松本孝行さま

>考えすぎない方がいいですね、英語って。

所詮コミュニケーションですからね。

英語のメールがシンプル、というのは本当にそうですね。
要件しか書かない。
私の職場のガイジンの上司は、「日本人の英語は要らない部分が多すぎて読みにくい」とかいつも文句言っておりました。
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