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イオン、ダイエーを連結子会社に

2013年08月22日 18時28分06秒 | 学習支援・研究
イオン、ダイエーを連結子会社に
TOBで計44%保有へ


イオンによるダイエーへのTOB
(株式公開買い付け)終了に合わせて行われた合同セール
=22日午前、
千葉県浦安市のダイエー新浦安店

イオンは22日、ダイエーへのTOB(株式公開買い付け)の結果を発表した。
TOBによりイオンが取得する株式は約24%(議決権所有割合)で、
27日付で連結子会社化することが決まった。
現在イオンが保有している約20%と合わせて、
計約44%となる。50%には届かないが、
イオンはダイエーに過半の取締役を既に派遣済みで、
連結子会社の要件を満たす。

両社は22日午前から、初の合同セールを実施。
ダイエーが、イオン傘下で抜本的な経営再建に取り組む姿勢をアピールした。
イオンの総合スーパー部門を運営するイオンリテールの堀江泰文常務は
「イオンとダイエーが一つのグループとして心を一つにし、
顧客の生活に寄与していく」と宣言。
ダイエーの近沢靖英専務も
「ダイエーののれんを支持してくれる顧客に、
早期に復活した姿を見せたい」と強調した。 

TOB価格は、直近のダイエー株価
(21日終値は314円)を下回る270円のため、
既に売却方針を表明していた筆頭株主の丸紅以外からの応募は限定的だった。
(2013/08/22-10:44)

http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2013082200146


イオン、ダイエー株44%保有で連結子会社化
2013年 08月 22日 09:53 JST

8月22日、イオンは公開買い付けの結果、
ダイエー株を44%保有する筆頭株主になると発表した。



写真は1月、都内で撮影
(2013年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 22日 ロイター] -
イオン(8267.T: 株価, ニュース, レポート)は22日、
公開買い付け(TOB)の結果、
ダイエー(8263.T: 株価, ニュース, レポート)株を
44.24%(議決権所有割合)を保有する筆頭株主になると発表した。
イオンはダイエーに対して過半数の役員を派遣していることから、
ダイエーは8月27日付でイオンの連結子会社となる。

イオンは7月25日にTOBを開始、
8月21日に期日を迎えた。
筆頭株主だった丸紅(8002.T: 株価, ニュース, レポート)は
保有株約29%のうち約24%を応募。
イオンはこれまでの持ち株20%と丸紅の応募分を併せ、
44.24%を保有することとなった。

イオンは中期計画の中で、アジアシフト、大都市シフト、
シニアシフトを掲げており、ダイエーが持つ首都圏の店舗網は、
大都市シフトに貢献するとみている。
ただ、ダイエーの店舗は老朽化が進んでおり、
再建には改装投資が必要になる。
ダイエーはイオン出身の村井正平社長の下、
中期計画の策定を進めており、ここで再建に向けた青写真が示されることになる。

*内容を追加して再送します。

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サントリー、「コカ・コーラ抜く」

2013年08月22日 13時39分32秒 | 学習支援・研究
サントリー、「コカ・コーラ抜く」
(ルポ迫真)
2013/8/16付

「『モルツ』を犠牲にしてもいい。
銀座やキタで売り込め」――。
2006年夏、サントリー酒類社内に号令がかかった。
拡販が命じられたのはモルツより2割弱高いが、
味やのどごしを向上させた「ザ・プレミアム・モルツ」。
繁華街の高級店で扱われれば知名度は一気に上がる。
自社の主力商品を捨ててでもシェアを伸ばし、
高級ビールの代名詞だったサッポロビール「エビス」を追い抜け、と。


画像の拡大
決算発表を終えたSBFの鳥井社長(6日、東京都中央区)

営業部門以外の社員もスーパーの店頭に立ち、
試飲を促す販促も実施した。
これらが実を結んで08年、
「プレモル」は高級ビール首位の座に。
ビール事業は46年目にして悲願の黒字を達成し、
サッポロを上回る3番手メーカーに浮上した。
指揮したのは当時、プレミアム戦略部長だった、
現サントリー食品インターナショナル(SBF)社長の鳥井信宏(47)だ。

創業者のひ孫にあたる鳥井は、
いずれグループを率いると目されてきた。
だがそれまでは「きまじめでシャイな性格」(関係者)のせいか、
グループ内外であまり目立つ存在ではなかった。
サントリーホールディングス(HD)社長、佐治信忠(67)が
自らの父、敬三が始めたビール事業の仕上げを鳥井に任せて、
引き上げた格好だ。「プレモルはあいつの成功体験や」

そして新たに課した「試練」が、上場したSBFのかじ取り。
今年1月、鳥井は上場後の経営方針を説明する全国回りで名古屋市にいた。
SBF子会社サントリーフーズの支社社員約100人を前にこう宣言した。
「コカ・コーラを抜いて清涼飲料で国内トップになる。世界で戦える会社にする」

コカ・コーラグループは日本でも売上高約1兆円を持つ清涼飲料の巨人だ。
2位のSBFは約3千億円の差をつけられ、
越えるのは低いハードルではない。
だがかつてプレモルでエビスを抜くと訴えたような迫力に、
同行したサントリーフーズ社長の土田雅人(50)は
「企業を自ら作る熱意を感じた」。

「体力はありますが、根性や度胸もないし、
ないないづくしですよ」。
8月6日、SBF初の決算発表会見。
鳥井は「自分に足りないものは」と問われて、
相変わらず控えめな一面をのぞかせた。
だが今後のSBFについて「後任トップは外国人でもいい」と
大胆な改革案も口にする。
鳥井のもと、サントリーを作り替える胎動が始まったのは間違いない。

(敬称略)

中村直文、原島大介が担当しました。

関連キーワード:ザ・プレミアム・モルツ、コカ・コーラグループ、
プレモル、鳥井信宏、サッポロビール、サントリー酒類、
SBF、モルツ、佐治信忠、土田雅人、サントリーホールディングス、
サントリーフーズ、サントリー食品インターナショナル、
迫真、サントリー、コカ・コーラ

http://www.nikkei.com/article/DGXDASGF1305Q_U3A810C1EA1001/?dg=1より

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