被災者の皆さんは不自由と寒さと様々なストレスに本当に我慢強く耐えています。
日々の被災地の状況報道を見ては、ただただ今日も皆無事だったとほっとし、
また昨夜は一際寒さが増したこともあり、皆無事に朝を迎えたと胸を撫で下ろし、
遠くの地から日々の生活の好転を願い、心からエールを送っています。
ゆっくりではあるけれど(出来ればもっと早く物事が動いて欲しいけど)、
ライフラインも少しずつ回復し、燃料問題も良い情報が入ってきて、
仮設住宅も建ち始め、明るい兆しが見えてきています。
被災地は少しずつ復旧に向けて動き出しています。
とは言え、相変わらず混沌としているのは原発事故です。
この状況が明らかに好転した時に、
私達が未来に目指す方向に一石を投じるであろう、勇気を頂いた記事を以下に記します。
ブログで交流させて頂いている[書之時 華文字]さんの記事に、
私は、今回の震災が招いた被害と悲惨な事態に希望の方向を失っていた自らの心に、
未来への一筋の光を頂きました。
以下の内容に対して受け止め方は人其々であるとは思いますが、
ここに紹介させて頂きます。(先方の許可を頂いております。)
自然災害を更に深刻化している原発問題の、今、同時に見据えなければいけない事実を、
真正面から向き合ってほしいです。
【原発がどんなものか知ってほしい】平井憲夫
1996年のものです。
(リンクが無効になった為削除しました。)
上記の平井憲夫さん1997年に既にお亡くなりになっています。
もしも彼が生きて今の状況を見たなら、どれほど心をいためたことでしょう。
私はこれを読んだ後思いました。
そして以下のようなコメントを華文字さんの記事に寄せました。(以下コメント転載)
[ichiiコメント]
リンク先の平井憲夫さんの記事を読みました。
1997年にお亡くなりになったんですね。
今の現状を見ていたらどんな思いを抱いたでしょう。
私も昨日今日と原発の記事をアップしました。
みんながこの現状から抜け出そうと必死に気丈に頑張っています。
笑顔を、思いやりを忘れず、助け合い励ましあい、明るい兆しを信じて、今回の災害に立ち向かっています。
それは日本人の美談になり、そのことが人々を更に勇気付け…。
しかしその裏で、本当に見なければいけないものがうやむやにごまかされているようでなりませんでした。
沢山の方が明るい励ましの記事をアップする中で、私は批判が来ること覚悟で記事を書きました。
正に私は平井さんの書かれた様に、未来の子孫に原発の負の責任を押し付けることに、心が痛んでいるのです。
私はどんなに長生きしてもあと半世紀も生きませんから、被曝して汚染された物を食べて病気になったとしても、放射線のせいなのか老化なのか分からないから諦めもつきます。
しかしこの先子孫が、汚染された中で被曝のシナリオを持った命を背負わされるのはあまりに理不尽です。
今、真夜中のテレビで有識者たちが原発のことを討論しています。
経済が萎縮するとか夜の街が寂しくなるとか、電気を自由に使えない文明なんて、とか言っています。
これだけの賢い人達が集まって、こんなことしか考えないのかとがっかりしています。(原発の説明者は肝心な事は言葉を濁す)
でも、私は平井さんの手記を読んで勇気を貰いました。
兎に角原発事故を収束させてほしいです。
放射能汚染は、食べ物も水も土地も産業も人の繋がりも人々の未来さえも奪います。
この地域の地震や津波の被災者は復旧すらできません。
福井が人の住めない土地にならないことを心から祈るばかりです。
(2011.03.26 04:35:25)
以下のリンクは一昨日アップしましたが、もう一度アップします。
重度内部被曝の真実を。
今はこのような事態にはなっていませんが、
原発がある限り念頭に置かなければならない事実です。
↓JCO東海村臨界事故(中性子線被曝)の被曝治療記録(↓クリック)被爆治療83日間の記録 :朽ちていった命~放射線被曝とはどういうものか
以下のサイト記事を読んで、今私たちが、被災地の復旧復興とあわせ、
皆で考えていかなければいけない未来への方向と希望を見出しました。
田中優(Wikipedia) (←クリック)
ここにもう一つ、原発を使うと避けて通れない事実があります。
使用済み燃料の処理です。電力会社はこれを処理する電力と資金を得る為に
更に原発を造ろうなどという、国民を欺いた計画を立てていないことを願います。
↓下のリンクのページをスクロールしていくと放射性物質の環境(大気中、或いは太平洋への放流)への数値が表になっています。これを人が(子孫が延々と)莫大な費用と年月をかけて維持していかなければならないのです。
実は表ざたにならない事故がこんなにも起きていたなんてと改めて驚いてしまいました。
原発は人間の手に負えるものじゃないとしみじみ感じてしまいます。
何だか原発の事故の現状説明に少しずつ隠蔽工作のニオイがしだしてきているように感じるのは気のせいだろうか?腑に落ちない説明がちょこちょこと…
リンクもなくなっています。
いつも来てくれてありがとう
今、一番の関心事ですから(もちろん被災地の復興も)
私も、そしてブログ仲間の方々もみんな、いろいろ調べて
原発…ひとつの結論を出すべき時がきてるんじゃないか、ってとこですよね。
もちろん、今まで便利に暮らせてもらえて感謝でいっぱいなんですが、一部でこういった不安定なものだと認識できたし、それを監視していてくれているとばかり思っていた保安院のダメさも露呈したからにはもぅまかせておけないですよね!
本当にこれからずっと先の子供たちに負の遺産は残してはいけないと思うのです。
この震災、せめて原発がなかったらとどんなに思うことか。
>原発…ひとつの結論を出すべき時がきてるんじゃないか、ってとこですよね。
私も同感です。
情報に対して受け身だった人々は、ただ言われるがままに便利を受け入れ、それと引き換えにとんでもないものを背負ってしまったようです。
でもまだ進む道はあるようです。
子供たちに負の遺産を残さないように、今皆が、人任せにせずこの問題と向き合い、人の歩む方向を考える時なのだと思います。
兎に角原発に関しては、一刻も早く収束に向かうことを願うばかりです。
コメントありがとうございます。
耳を疑う現実や目をそらしたくなる事実を、私(達)は知らな過ぎました・・。
今回の地震・津波に加え、まさに原爆投下後のような放射能汚染の危機的状況の中だからこそ
今後のエネルギー供給について、政治家や企業だけではなく、国民参加で議論、検討をしていかなきゃいけないのでは・・と強く思いました。
こんな中・・統一地方選挙が始まりましたね。
賛否両論かと思いますが、国を挙げての救援、復興をという時に、私はせめて1ヶ月延期すればいいのに・・と思いました。
政治家は政治家のものにあらず、国民のためにいるはずなのに・・選ぶ私達ももっと真剣に向き合っていかなければ、当たり前にあると錯覚していたこの国の未来はないのかもしれない・・と、改めて感じています。
ともかくも、ほんと・・まずは原発が好転することを願うばかりです。
結局、田舎の過疎地は仕事がない為に、建設推進側は雇用が充実するなどと、知識の浅い住民を丸め込んで(言い方は悪いですが)建設した。
今は一時停止状態のようですが、願わくは再開してほしくないです。
停止していても、放射性物質が漏れないように施設管理するのには、今後何十年、いや何百年も危険と隣り合わせで、それをするのは子孫…
「温暖化防止のために推進してきた原発のあり方を考え直す時期にきている」と国側から意向が示されたのは嬉しいです。
国や政治を司る人達に、原発の傍で実際に生活している人の身になって、もっと考えて欲しいです。
統一地方選挙、沙於里さんの仰るようにあと一ヶ月延期すれば、立候補者の主張も変わってくるかもしれませんね。
災害時の復旧、復興に絡む内容や原発問題に対する姿勢や、そんなのが盛り込まれるか、それとも予め準備していたことをするだけなのか。
これらを急遽取り上げてる人に一票入れちゃおうかしら。笑
こんな時に、候補者が作った災害が起こる前の指針を材料に、ジャッジを下さなければならないのかなあ。
急遽、主張の内容を変えてくる人がいるんだろうか。
そこのところ見ようかな。
被災者の復旧、被災地の復興が全く別方向に転換しなければならない事態にならないように、とにかく一番の願いは原発事故の収束です。
調べてみると正に悲惨の一語でした。当人が願わない不幸な結末の人生を与えられた人達によって支えられている「多くの人の幸せ」って一体何なんだ!と身体を震わせて取材に当たったものです。
今回の福島原発事故を目の当たりにしても多くの人が「原発は必要」と声高に言い放つ神経に愕然とします。私宛てのメールにも嫌がらせが続いています。そんなものはどうでもいいのですが、どうして日本の脱原発に向けての資料を読まないのかと思います。ほとんどは政府、東電がいじくって自然エネルギーは不可能と結論づけしたりして混乱させています。
自動販売機など今の半分くらいの設置になったりは余儀なくされることもあるかと思いますが脱原発に力を注いで欲しいものです。
日本弁護士連合会が「脱原発」会長声明を出してくれましたね。
http://www.nichibenren.or.jp/ja/opinion/statement/110325_2.html
嬉しかった~
長いコメントでごめんなさい。
本当はいいたい事がたくさんあります。
「脱原発」に反対する私へのメールのやり取りは決まって最後は「よく分らない」とか感情的な言葉を捨てていきます。
非常に残念です。
http://www.jca.apc.org/mihama/rosai/elmundo030608.htm
外国では日本の原発設置に向けてもう何年も前から不思議がられています。
報道規制が驚くほどされている日本は、今ネットと言うものがあるので自分でモノを考え何を選択するのがよりベストなのかという力をつけて欲しいものです。日本人の英知は素晴らしいと思っています。かなり優秀な民族だとも思っています。それは外国で暮らす私にとっては誇りです。
今回、華文字さんのブログに伺ったとき、いつも客観的視線の華文字さんにしては珍しく原発関係の記事が主張的で強行な内容だと感じました。華文字さんが実際にそういう活動をしていたと知り、今そこに「反原発」に対する強い意思があるからだと合点がいきました。
今の、電気に頼り切った生活に依存してしまって、「反原発!」「脱原発!」と声高に言えない自分自身のずるさに腹立たしさを覚えていましたが、華文字さんのブログの「田中優」リンクの内容に、現状の裏にあるカラクリと打開策を知り、今はクリアに「反原発!」「脱原発!」の意識を持つことが出来るようになりました。
日本は風力、太陽光発電に高い技術を持っているはずなのに、なぜそれらが電力供給に活用されないのかとても不思議でしたが、「平井憲夫」「田中優」両者の話で裏のカラクリを知り
、日本の進むべき道が見えました。
利益独占主義に適切なボーダーを引くことで、そこを超えた利益を共有に転じさせる法律などを整え、国民レベルで支えあい助け合っていくシステムがあればいいのにとも思った次第です。
都合の悪いことを隠した東電や、腹を痛めたくない原発推進派の原発資料ばかりを見ていないで、もっとあらゆる目線での資料を見て欲しいです。そうすれば自ずと国が進む道、世界に於ける日本の進む道が見えてくると思います。
「平井憲夫」さんの手記同様、華文字さんのコメントの2番目のリンクの内容は、ウスウス感づいてはいましたが酷いものですね。ある意味生身の人間を使い捨てのロボット代わりにしていたということですよね。
故郷に原発が建設された時も、知識者たちが反原発を必死に訴えたにも拘わらず、住人の大半を占める、放射能の恐ろしさを知らない、貧困生活に切迫した第一次産業従事者たちが丸め込まれ、あれよあれよと言う間に建設されてしまいました。
自然界の全ては『無』に返すことができるけど、『無』に返せないのが、人間がかつて叡智に驕り生み出したものの数々(プラスティック等)で、その粋が原発だと思います。
本当に、作ったはいいが手におえない現実に気付いて欲しいものです。
片方で必死に震災復興に立ち向かっている人々の意欲と行動を無駄にしないためにも。
また後々に紹介頂いたリンク先の内容を取り上げたいと思います。丁寧なコメントを本当にありがとうございます。
(絵文字を入れる気力がない…すみません)
福島の原発事故、深刻なものだということが明らかになってきましたね。仮にこれが収束できたとしても、問題はそれだけでなないんですね。
平井憲夫のはなし、これほどリアリティのある話はないというほどのものですね。日本人はみなこれを読んで、ここから原発のことを考えるべき、と感じました。
紹介してもらってよかった。
僕はもともと原発に対しては「どっちかというと反対」ぐらいの意見でしたが、最近では「無知のままヒステリックに過剰反応して反対するのはどうなのか」と考えているうちに、「しっかり安全に扱えば無用に怖がることもないんじゃないか」と思うようになってきていました。
ですが、これを読むと、もう原発は廃止以外にないとハッキリわかりました。
だって、「10年は安全」という設計でつくって、30年も40年も稼働している、「解体」のノウハウをだれも持っていなくて、やめるとお金がかかるからだれも言い出せない、なんてもう、怖い怖い。こんな怖い話はない。
どうやら原発は、人間にとって手に余るものだったということですね。
はんどろやさんだけでなく、故郷に原発のある私でさえ「しっかり安全に扱えば無用に怖がることもないんじゃないか」と思っていました。
ネットの普及がなければ、一般人の目に触れることもなかったであろう数々の事実を知って、自分の意識の方向が間違いであると気付きました。
私も、原発はこれ以上増やしてはいけないし廃止しかないと思います。
たくさんの人にこの事実を知ってもらって、日本だけでなく世界が歩む方向を、皆で力を合わせて(特に技術者が総力を結集して)、地球規模で考えていく時なのではないかと思います。
今回の震災で、日本がこれほど世界にとっても特別な存在であることが分かりましたので、今こそ日本の技術の粋を結集して、平和な未来のために本当に必要な道を示す時だと思います。
そうすることが被災者にとっても、それ以外の人々にとっても、今回の被災から立ち直るためのチカラを更に強くできると思います。
良い未来が見えれば、悲しみや苦しみにもがくだけの頑張りではなく、もっと希望に満ちて楽に頑張れると思うのです。
嬉しいコメントをありがとうございます。