黒猫好きですか?嫌いですか?
昔、NHKのテレビ童話で『ルドルフとイッパイアッテナ』というお話が放送されて
いました。たまたまそれを目にした私は、その猫の絵にとてつもないショックを
受けました。
特に黒猫ルドルフの顔を見た時、猫好きの私の脳内にある猫のイメージが
ガラガラと崩れていくような目眩さえ感じました。
何故?何故?何故にルドルフはあんな顔?
何故この絵(アニメ)の作者は、黒猫の顔をあんな風に描いた?
どうすれば黒猫の顔があんな風に見える?
作者の目にはいったい黒猫はどんな風に映っているんだ?
厭らしくスケベったらしく、まるで何かを企んでいるようなあの目、ニンマリと笑う
三日月形の目を描いた作者の黒猫の捉え方にとても疑問を抱いていました。
ましてや子ども番組です。あの絵って、正直子どもが見たら怖がると思いました。
あの絵を見るまでも見てからも、ずーっと『ルドルフ』の顔に対する疑問を抱き
ながらも私の中での黒猫は『魔女の宅急便』の『ジジ』ちゃんのイメージだった
のでした。
だからと言って『ルドルフ』が嫌いなわけではなく、個性的でアクの強いあの絵が
私はとても大好きなのですが。
それがごく最近、本当にこのブログ用に写真を撮るために黒猫を気に留めるように
なったことがきっかけで、初めてすっきりと解決されたのです。
確かに黒猫はあの絵の通りでした。
晴天の下で少し遠巻きにこちらを見るその顔は、全くあの絵の通りだったのでした。
三日月形の目をして、何か企んでいそうにニンマリと笑う、あの絵の通りでした。
その時私は、私の中の黒猫が先入観で作り上げられた偶像だったと気付いたので
した。
疑問の上に生まれた興味で好きだった『ルドルフ』が、写実的で身近な存在となって
実在の黒猫達と重なり、私はますます好きになりました。
『ルドルフとイッパイアッテナ』とてもステキなお話です。
あらすじも併せ、テレビの『ルドルフとイッパイアッテナ』について書かれたサイトを
見つけたのでリンクを貼っておきます。
『ルドルフとイッパイアッテナ①』
『ルドルフとイッパイアッテナ②』
私にとってはとても気になっていたことなので、ほんと、すっきりしました。