エリマキ(エリザベスカラー)装着中の銀ちゃんをスケッチした。
傍目で見ると不便そうだが、前回体得したエリマキワザがまだ体に染み込んでいるようだ。
普段ご飯を食べる時は、母猫姫ちゃんが卑しいほどがっついて食べる(たぶん避妊ホルモンカプセルを背中に埋め込んでいるせいだ)から、銀は遠慮して後からこっそり食べる。
でもエリマキを装着した銀は違う。ご飯タイムは姫ちゃんを押しのけて、食器にガッポリ覆いかぶさって、ご飯を占領。姫ちゃんは、あのエリマキが当たると痛いから、銀が退くまで、しぶしぶ待っている。
じゃれあいがエキサイトすると喧嘩に発展する(これをケサパサ(ケサラン・パサランの略)大戦と呼ぶ)が、これも普段は姫ちゃんの方が強い。
でもエリマキを装着した銀は違う。エリマキが当たると痛いから、姫ちゃんは、銀が近づくと後ずさりする。銀は自分が強いと勘違いして、強気で攻める。結果姫ちゃんは、納得いかない表情で非常に不機嫌になり、1mくらいの距離で目が合っただけで、とても怖い顔で半端なく威嚇する。普段姫ちゃんがしっぽを膨らませて怒るなんてことは滅多にないが、エリマキ銀に変身した時は、背中としっぽの毛を逆立てて真剣に怒る。
エリマキのおかげで強猫の気分は味わえる銀だが、姫ちゃんに甘えたくても甘えられず、逆に思いっきり嫌われるから、見ていると少し可哀相になる。
でも昨日あんなにただれていた患部が、今日は膿もなく随分乾いてきている。薬のおかげだろう。ただ、今回の薬、前回と色が違うのだが、相当マズイらしい。
銀は大抵、喜んで薬を飲んでくれる。「銀ちゃん、お薬だよ。」って呼ぶと、「にゃぁ~ん」と可愛い声で走ってきて、飲まそうとしなくても自分からスポイトの先をすすってくれる。ところが今回の少し黄色い薬、二口くらい舐めたら顔を背けた。仕方なく、かなり嫌がるのをおさえて、無理やり飲ませた。
mん~~~~、これからの薬タイム、苦戦しそうだ。