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Colors of Breath

★オリジナルソング・絵・詩・写真・猫・心ブログ('07.11.4開始)★『Breath』音楽活動('11.9.4開始)

COLORSも17年目。

◆私のオリジナルソングを公開しています。(ヘッドホンorイヤホン推奨)◆世界に於ける日本の役割は原発技術を広めることではなく、自然エネルギーの活用技術を広め世界を牽引することじゃないのかと思う。◆イジメとジサツと…イジメがなければその子がジサツしない可能性は?限りなく100%に近いと思う。

菜の花の匂い

2009-04-01 22:30:09 | 9.詩(写真&絵)





 

子供の頃…
小学生になるずっと前だと思う

故郷の田舎で菜の花を栽培していた時期があった

今みたいに菜花として青い葉を採取するためではなくて
菜種油の原料として種を採取するために栽培していた

田舎の花は今頃よりもまだ1ヶ月くらい遅い時期だと思う

雪が溶け ようやく野山が色付き始め
やがて畑の土が起こされ里山の匂いが変わる

何よりも土が新たに命を得たように存在感を持つ
そんな地面のエネルギーの匂い

今までシンと鎮まり止っていた空気がゆっくりと動き出し
だんだんと力強く地上を揺るがす風になるような
そんな波動のように伝わっていくエネルギーの匂い

次々と色鮮やかにバトンを手渡す花々が菜の花に辿り着く

可憐で無邪気な幼子のような花の姿は天真爛漫と言う言葉がよく似合う

こぞっておしゃべりに夢中になっている純真無垢な子供のようで
屈託のない眩しいほどの黄色は寒さで縮こまっていた背中を押してくれる

そんな視覚に語りかける言葉に引き寄せられ無防備に花に近付いて行く

咽返るほど独特で濃厚な匂いは油膜のように鼻腔に張り付く
観賞的な存在ではなく生活に染み付いた菜種油の匂いだった


ふとそんな故郷での記憶が蘇った


敷き詰めたビニールシートの上で
秋に刈り取りカラカラに乾した菜の花の種房を叩く
零れ落ちた種がシートをうずめていく


そんな映像とリンクしながらあの頃の菜の花の匂いを思い出した

 子供心にある菜の花は今よりもずっと生活臭かった

 

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蒲公英

2009-03-27 20:00:27 | 9.詩(写真&絵)




 

 蒲公英の色
あなたに届きますように…

笑顔の色
幸せの色
愛の色 
あなたに届きますように…

あなたの悲しみ
あなたの苦しみ
あなたの痛み
あなたの悔しさ
あなたの寂しさ
そしてあなたの孤独…

たくさんのシグナルを受け取められるよう
ありったけのアンテナを立てて
あなたを見守っているから

この蒲公英の色
あなたに届きますように…



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卒業の後

2009-03-16 18:15:21 | 9.詩(写真&絵)
  •  



 

卒業式のあの日
近くて遠い教室の片隅から
君を呼び止めようとした

喉が詰って
声にならなかった…

君には君の時間が流れ
流される僕にも僕の時間が流れ…

みんなそれぞれの未来へ
運ばれて行く

いつか会えるといいな 
大人になった僕ら…


 

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存在のカタチ

2009-03-10 19:23:04 | 9.詩(写真&絵)

 


存在のカタチ



誰にも気付かれないように
其処に紛れるのは
 
目を背けている分けではなくて
 真実を見る目を喪失してはいないか
心の中で静かに繰り返し確かめているだけ

自分の内容物が染み出して
醜い渦の中に引き寄せられないように
脆弱な因子を注意深く呼び集めているだけ

それが本当に美しい真実ならば
私は躊躇なく受け容れようとしている

そして
存在のカタチをなぞる

ただそれだけ…

 

 

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答え

2009-03-09 20:36:31 | 9.詩(写真&絵)




答え



ただ一本の道の先に
ぼんやりと浮かぶ
ありきたりの未来に見える

よくある
当たり前のようによくある
ありきたりの未来に見える

君の前にある答えは
その辺の誰もが通る道の先に
ぼんやりしてたって現れる
ありきたりの未来に見える



君も知らない本当の意味は
君が細胞分裂を始めた時から
DNAの塩基に組み込まれて…

連鎖を続けてきたものの最後の形でありながら
新たな世界を構築していく未知なる力



君を待つものはとてつもなく大きい
君の受け継ぐものはとてつもなく尊い

君の存在は細く細く限りなく細く小さくとも
決して誰にも引き千切ることなど出来ない
強く逞しく未来に続くもの



だから信じてる
この世界は君を必要としている



 
皆さんに支えられ今日も元気です。いつも応援ありがとう。

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今ある幸せ

2009-02-09 19:35:16 | 9.詩(写真&絵)






今ある幸せ


しっかりと地に足を付けて
希望に満ちた未来を思い描く
手の届きそうな歩みの先に見える僕の時間

鉛色が途切れた冬の
束の間の青い空
束縛とは無縁な自由を手に入れた
今を楽しむ君の時間

それぞれが同じこの瞬間に存在する奇跡
なんて平穏なのだろう

普通の幸せの中に佇む
今ある幸せ

君に会えてよかった

 

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雪の音

2009-02-04 18:15:33 | 9.詩(写真&絵)

  





雪の音


僕の耳には雪の音が聞こえない…

君の冷えた指を
今頃どこかで違う誰かが温めているんだろう

あの時から時間が止まってる
君と過ごしたあの冬の雪の音しか
僕の耳には聞こえないんだ

あの瞬間の碧いトワイライトの冬空に
僕は閉じ込められたまま
僕の耳にはまだ雪の音が聞こえないんだ

君との記憶を白く埋め尽くす
足跡のない一歩先の時間…

臆病を置いて行けばいいと
上着の隙間から冷たく忍び込んでくる夕暮れ
背中を押してくれるけど

足下の影みたいに
未練が長く伸びてる…



 

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もう一度会いたい

2009-02-01 18:28:53 | 9.詩(写真&絵)


 



もう一度会いたい



いつもならきゅんと凍えそうな気配で
不意の目隠しの手をそっと開くように
キミは会いに来てくれる

心地好いときめきのサプライズは
何層にも重ねた軽いパイ菓子の歯応えに似てた

子どもの頃から恋焦がれる気持ちは
一日一日朝と夜が入れ替わるたび
キミからの贈り物みたいに積もってく

今日か明日かと少し動揺を覚え
キミに会える日を待ち続けているよ

今年はたった一度きり
あれからちっとも君に会えない

もう一度
ねえ会いに来てくれるよね、もう一度
やっぱりあと何度だって君に会いたいよ… 

 


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ボクの道

2009-01-11 10:14:45 | 9.詩(写真&絵)





ボクの道


ボクに夢があるなら

それを叶えるチャンスや
いつか努力を才能に変える契機や
そのために必要になる可能性という発見が
そこいら中に転がっているのは分かってる

それ自体が輝いているわけじゃないから
どれも容易くは目に見えないだけで
足元の石ころみたいに転がっているのは分かってる

未熟なボクはそいつを両方のポケットに
無心で詰めればいいことくらい
頭ではわかっているんだ

どれが正しいかなんて
まだまだ選りすぐる力がないから
そいつを詰められるだけ詰めればいいことくらい
頭では分かっているんだ

どれがボクの未来に重要で必要なのかなんて
見極めることなんかできないことくらい
頭では分かっているんだ

なんの変哲も無く無造作に転がっている
夢を叶えるチャンスがそんなものだってことくらい
言われなくたって分かってる

人間ってよくできたもので
そんなものを片っ端から拾い捲って
チャンスや可能性だらけで重たくなったって
それを担いで歩むくらいの体力は
気付かないうちに付いてるもので…

必要なかったものを捨てるのは後でいい
夢が叶ってからでも遅くないことくらい
ボクだって………わかってる


でもどうしても蹴飛ばしちゃうんだ
たくさんの誰かが置いてった石ころ

拾うことに躊躇してしまうボクの勇気
蹴飛ばすばかりの虚飾に囚われたボクの勇気
蹴飛ばすと夢はどんどん遠退いて行くのに…

目の前の石ころを拾ってポケットに詰める
それを並べて敷き詰める
少しずつ長く延びて行く
それがボクの道

そんなことくらい言われなくたって
ずっと初めから頭では…

本当は全然分かってない未熟なボク

目の前が開けた
ボクの夢に続く道を作って行くのがボク

 


 

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2009.1.1.の朝に…

2009-01-11 08:45:56 | 9.詩(写真&絵)


 

 

(2009.1.1.の朝に…)


A Happy New Year!

 

夜が明けて
日が昇り
一番目に明けた窓を
君のいる空間につなげた

一番目に流れた時間をたどった
少し照れくさかった

一番目に見る空も
一番目に嗅ぐ風も
一番目に降り注ぐ光も
全部きみとつながっている

A Happy New Year!

きみが幸せで満ち溢れますように

 

 

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未来…

2008-12-23 23:27:50 | 9.詩(写真&絵)

 

 

 
未来…



複雑に混じり合った得体の知れないもの
鎖のように繋がっては溶けて
分裂しては増加して
希薄な液体は知識を取り込み
時間に満遍なく練り込みながら
媒体化する

何かが生えてくる
無数の何かがびっしりと埋め尽くし
それはまるで絨毯の長い毛足
私を導くように私の前に続く道
やがては止まるところまで
ただコツコツと伸びていく

いつしかたわわに揺れる実は足に絡み
時折り重たげに揺れる

振り返った時美しい人生だと言えるだろうか…
漠然とした『生』の輪郭を指でなぞるように
うっすらと未来を意識し始めるこの頃

赤い実が美しく揺れる未来
たくさんの小さな望みが形になって
美しく揺れる未来…

振り返った時美しい人生だと
私は言えるだろうか…

 



 

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時閑

2008-12-20 10:33:01 | 9.詩(写真&絵)


 
 

時閑



街はクリスマスと師走の慌しさを帯びる

華やぐイルミネーションを待ち侘びて
いつもより派手目のファッションで浮き足立つ男女

陽が落ちれば遺伝子に組み込まれた恋しさが疼く
(恋人同士とは言い切れない彼と彼女)

人は高揚の世界しか見えていなくて
目先に繰り広げられる瞬間的なフラッシュのようで

路傍の静寂が閉じ込められた空間は
人の健気さも愚かさも呼吸のように取り込んで
見えなくなる遠くまで繋がっているのに…


時間の隙間に同化するように存在する
風の通り道に取り残された秋を隔離する

見失いそうなほど僅かな
けれどゆったりと落ち着いた空間を隔離する
 
そして束の間静かに溶け込み
やがて私も人なりの世界に滲むように帰る

気付かないという『普通』
或いは
気付いた幸福というもう一つの『普通』へ


 




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その隅々まで…願うこと

2008-12-11 18:05:59 | 9.詩(写真&絵)



 

その隅々まで…願うこと

 

薄く張られた天の鏡には
何が写っているのだろう?
宇宙創造の神々のみぞ知る
未来の不確かなビジョンか…

それでもその隅々まで余すところ無く
映るもの全てが
平和の喜びに満ち溢れるもので
ありますように…

そのことが不可能であっても
『願うこと』それは
平和のスタートラインで
そのスタートラインにさえ
辿りつけない人たちがいる現実

『願うこと』さえ知らない人
『願うこと』さえ許されない人

『願うこと』が私の自由の一部なら
ちっぽけだけど
私は『願うこと』を続ける…

その隅々まで余すところ無く
映るもの全てが
平和の喜びに満ち溢れるもので
ありますように…




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