イベント会場での販売などなど、ここ数日間イレギュラーな業務に動員されることが多く、結構疲れてきています。
さて、先日、亡くなったスティーブ・ジョブズさんの半生に触れて、「好きなもので、商売は成り立たせることができる。」というお話をいたしました。それに関連して、今回は、数日前に取引先A社に提出したマーケティングレポートの「こだわりポイント」を取り上げようと思います。テーマは主にファッション関連のもので、所定の競合各社から対象誌に貸し出された商品や、その他ファッション以外の事業に関するデータを収集します。
(1)対象誌
女性月刊誌(A)…30冊
男性誌(B)…15冊
ファッション業界紙(B)…3部(週刊のため、月により増減あり)
以上、A・Bグループの48冊は毎月決まったものが配本され、正規の対象誌です。
女性誌・男性誌(C)…20冊
Cグループは、別の取引先R社から「自社商品掲載誌」という名目で配本されており、どのような雑誌が用意されるかは月によって異なります。そのため、A社へ送られた対象誌リストには記載されておらず、正規の対象誌にはなっていませんが、A・Bグループの雑誌と類似の商品掲載も多いため、掲載傾向や配本頻度を基準に20冊を対象誌に選定しました。
ポイントは、やはり(C)の対象誌の選び方。頻繁に対象誌が変わるとレポートの質や量にバラツキが出てしまうため、コンスタントにデータを収集できる雑誌を選ぶことが重要なのです。
(2)レポートに使用する誌面
競合各ブランドともに、今月はとにかく掲載量が多く、レポートのフォーマットにどう載せるか、サイズの調整をどうするかなど、見やすさとボリュームの両立にかなり苦戦しました。
(3)どのような商品が掲載されたか?
特に重要なのが、この解説。特徴が一目で分かりにくい商品や事業も結構あり、解説がいい加減だとレポートの意味がなくなってしまうので、ここで非常に頭を使いました。対象の掲載商品もとても多かったため、今回はかなり手間をかけました。
この業務は、もともと私から提案したものではなく、退職した先輩社員から引き継いで行っているものです。ですが、どのような商品を競合各社が推しているか、どういった特徴があるか、それをどうやって説明するかを考え、形にするのは、私にとっては非常に楽しく、自社の業務であっても時間を惜しまずに投下できるものであると考えているのです。
いろいろと工夫を凝らした結果、最終的なページ数は92ページ。前回が68ページでしたので、それよりさらに24ページも多くなってしまいました。以前先輩社員が担当していた頃は、多くて30ページ程度で、大体20ページ強で収まっていたそうなので、すでに3~4.5倍まで増量してしまっているんですね。
「もう少し対象の掲載商品を選べ!」
「対象誌の範囲を広げ過ぎだ!」
なんて声がどこかから聞こえてきそうですが、今のところそのつもりはありません。(汗)
というのも、このデータは先方のマーケティングのために用意するもの。考える材料が多ければ、それだけ資料として有効なのです。そうであれば、対象の商品や雑誌を限定することは、このレポートの価値をそれだけ下げてしまうことにつながるのではないか。さらにいえば、各社ブランドの最新商品について情報を収集していると、どこかで自分自身も有効活用できるのではないか。そんな考え方から、このレポートを、最大限のこだわりをもって作成しているわけです。
もっとも、雑誌の掲載商品をデータとして拾い出すということは、単純作業の連続で、非常な労苦を伴うものです。実際、私もやっていて結構キツイと思います。ですが、それでも続けられるのは、お気に入りの雑誌が月に1回(特に23日前後に多いです)、自腹を切らなくても、場合によっては数日先走って見られるという利点があるから。これがあってこそ多少の苦痛にもびくともせずにやっていける、ということです。
(ちなみに、お気に入り雑誌に23日発売のものが多い理由については、また別の機会に)
以上、「好きなものをやっていて、商売が成り立つ世界」についてお話ししてきましたが、いかがでしょうか。夢のような世界が、簡単に実現できるのだと、現実味がわいてきませんか?
さて、先日、亡くなったスティーブ・ジョブズさんの半生に触れて、「好きなもので、商売は成り立たせることができる。」というお話をいたしました。それに関連して、今回は、数日前に取引先A社に提出したマーケティングレポートの「こだわりポイント」を取り上げようと思います。テーマは主にファッション関連のもので、所定の競合各社から対象誌に貸し出された商品や、その他ファッション以外の事業に関するデータを収集します。
(1)対象誌
女性月刊誌(A)…30冊
男性誌(B)…15冊
ファッション業界紙(B)…3部(週刊のため、月により増減あり)
以上、A・Bグループの48冊は毎月決まったものが配本され、正規の対象誌です。
女性誌・男性誌(C)…20冊
Cグループは、別の取引先R社から「自社商品掲載誌」という名目で配本されており、どのような雑誌が用意されるかは月によって異なります。そのため、A社へ送られた対象誌リストには記載されておらず、正規の対象誌にはなっていませんが、A・Bグループの雑誌と類似の商品掲載も多いため、掲載傾向や配本頻度を基準に20冊を対象誌に選定しました。
ポイントは、やはり(C)の対象誌の選び方。頻繁に対象誌が変わるとレポートの質や量にバラツキが出てしまうため、コンスタントにデータを収集できる雑誌を選ぶことが重要なのです。
(2)レポートに使用する誌面
競合各ブランドともに、今月はとにかく掲載量が多く、レポートのフォーマットにどう載せるか、サイズの調整をどうするかなど、見やすさとボリュームの両立にかなり苦戦しました。
(3)どのような商品が掲載されたか?
特に重要なのが、この解説。特徴が一目で分かりにくい商品や事業も結構あり、解説がいい加減だとレポートの意味がなくなってしまうので、ここで非常に頭を使いました。対象の掲載商品もとても多かったため、今回はかなり手間をかけました。
この業務は、もともと私から提案したものではなく、退職した先輩社員から引き継いで行っているものです。ですが、どのような商品を競合各社が推しているか、どういった特徴があるか、それをどうやって説明するかを考え、形にするのは、私にとっては非常に楽しく、自社の業務であっても時間を惜しまずに投下できるものであると考えているのです。
いろいろと工夫を凝らした結果、最終的なページ数は92ページ。前回が68ページでしたので、それよりさらに24ページも多くなってしまいました。以前先輩社員が担当していた頃は、多くて30ページ程度で、大体20ページ強で収まっていたそうなので、すでに3~4.5倍まで増量してしまっているんですね。
「もう少し対象の掲載商品を選べ!」
「対象誌の範囲を広げ過ぎだ!」
なんて声がどこかから聞こえてきそうですが、今のところそのつもりはありません。(汗)
というのも、このデータは先方のマーケティングのために用意するもの。考える材料が多ければ、それだけ資料として有効なのです。そうであれば、対象の商品や雑誌を限定することは、このレポートの価値をそれだけ下げてしまうことにつながるのではないか。さらにいえば、各社ブランドの最新商品について情報を収集していると、どこかで自分自身も有効活用できるのではないか。そんな考え方から、このレポートを、最大限のこだわりをもって作成しているわけです。
もっとも、雑誌の掲載商品をデータとして拾い出すということは、単純作業の連続で、非常な労苦を伴うものです。実際、私もやっていて結構キツイと思います。ですが、それでも続けられるのは、お気に入りの雑誌が月に1回(特に23日前後に多いです)、自腹を切らなくても、場合によっては数日先走って見られるという利点があるから。これがあってこそ多少の苦痛にもびくともせずにやっていける、ということです。
(ちなみに、お気に入り雑誌に23日発売のものが多い理由については、また別の機会に)
以上、「好きなものをやっていて、商売が成り立つ世界」についてお話ししてきましたが、いかがでしょうか。夢のような世界が、簡単に実現できるのだと、現実味がわいてきませんか?