打たせるものかっ！

どんな領域にも、世界にその名をとどろかせるブランドが一つは存在しているものです。そのブランドの商品やサービスとあれば、誰もが振り向く。そして、競合を寄せ付けない強烈な輝きを放つのです。

私達も、どうせ一度しかない人生を生きるなら、「その他大勢」に埋もれるのではなくて、このように人目を引くブランドものでありたいですよね。しかし、ブランドづくりには、何年もの時間がかかりますし、何より多大な労苦を要します。では、私達が、自らのブランドを確立し、スター街道に躍り出るにはどうしたらいいか？

答えは単純で、周りの人が誰もやっていないこと、それも自分の好きなものに対して徹底的にこだわり抜き、魂を傾ければいいのです。ここで、大多数の「その他大勢」に入る人は、自分の好きなものに魂を傾けることを、周りに迷惑がかかると思ってやらないので、それをやるようにします。これでまずブランドづくりの第一歩である「差別化」が実現され、それは希少価値となります。

しかし、いくら差別化、希少価値といっても、周りの注目を集めて価値を認めてもらうためには、その希少性が世に知られ、しかるべき人から有り難がられる必要があります。このような言い方をすると、一見難しそうに見えますが、この「知られるようになる」方法も、実は簡単なもので、それは、私達自身が行っている差別化の取り組みについて対外的に発信する機会を持つということ。同僚との会食でも、飲み会でも、ブログやフェースブックなどでも、何でもいいです。「こんな本を読みました。」「こんなことをやっています。」と情報を流せば、興味を持った人はそこについてきますので、とにかく「人に知ってもらうこと」が大切なのです。

好きで興味のあることばかりをやって、独自路線を歩み、さらに良い意味で人から注目されることは、人生の幸福感、安心感にもつながってきます。「出る杭は打たれる。」などと委縮している社会人の皆様にも、ぜひこれらの取り組みによって「出る杭」以上に「出過ぎて誰も打てない杭」になることをオススメします。