「二十四節気(にじゅうしせっき)」は、中国から伝わった暦(こよみ)。
立春、立夏、立秋、立冬――太陽の動きを手がかりに、季節の移ろいを見つめてきた。
それに寄り添うようにして、日本ではもうひとつの暦が編み出された。
それが「雑節(ざつせつ)」である。
彼岸、八十八夜、入梅(にゅうばい)、半夏生(はんげしょう)、土用、
二百十日、節分――。
空気の匂い、雲のかたち、風の向き。
目に見えぬ何かを読む力が、そこにあるからこそ「雑節」がある。
今日、6月11日(水)は、暦の上での「入梅」を迎えた。
梅雨の訪れを告げるしるしである。
昔の人々にとって「入梅」は田植えの日取りを決めるのに重要な目安とされた。
一方、気象庁は明日12日(木)が「梅雨入り」になるかもしれないと伝えている。
(のちに、東北南部の梅雨入りは平年より遅れるとの発表があり。)
「入梅」と「梅雨入り」には、小さな違いがある。
「入梅」は、太陽の位置や気の流れを読み取った、昔の人々の目安。
「梅雨入り」は、現在の空を観測し、科学的に判断された言葉。
「雑節」は、自然とともに生きてきた人々の感覚であり、祈りでもある。
季節を感じ、土を思い、静かに暮らしをつなぐ――
そんな言葉に、風情というものが宿るのだろう。
蒸し暑さに辟易する時期ではあるが、それでもこの季節には、
雨に濡れた花や、夕暮れに染まる空の色に心を向けるような
静けさがある。
どうか無理をせず、心と身体を整えてお過ごしください。
この「入梅」の季節の味わいもまた良いかもしれないが、
できることなら・・・。
玄関に忘れた傘を取りに戻る、あの面倒だけは避けたいものだ。
(松本 ← めんどくさがりな人)
旧みみサポみやぎの花壇。
沢山の花が咲いた。
雨に濡れているのも悪くない。

立春、立夏、立秋、立冬――太陽の動きを手がかりに、季節の移ろいを見つめてきた。
それに寄り添うようにして、日本ではもうひとつの暦が編み出された。
それが「雑節(ざつせつ)」である。
彼岸、八十八夜、入梅(にゅうばい)、半夏生(はんげしょう)、土用、
二百十日、節分――。
空気の匂い、雲のかたち、風の向き。
目に見えぬ何かを読む力が、そこにあるからこそ「雑節」がある。
今日、6月11日(水)は、暦の上での「入梅」を迎えた。
梅雨の訪れを告げるしるしである。
昔の人々にとって「入梅」は田植えの日取りを決めるのに重要な目安とされた。
一方、気象庁は明日12日(木)が「梅雨入り」になるかもしれないと伝えている。
(のちに、東北南部の梅雨入りは平年より遅れるとの発表があり。)
「入梅」と「梅雨入り」には、小さな違いがある。
「入梅」は、太陽の位置や気の流れを読み取った、昔の人々の目安。
「梅雨入り」は、現在の空を観測し、科学的に判断された言葉。
「雑節」は、自然とともに生きてきた人々の感覚であり、祈りでもある。
季節を感じ、土を思い、静かに暮らしをつなぐ――
そんな言葉に、風情というものが宿るのだろう。
蒸し暑さに辟易する時期ではあるが、それでもこの季節には、
雨に濡れた花や、夕暮れに染まる空の色に心を向けるような
静けさがある。
どうか無理をせず、心と身体を整えてお過ごしください。
この「入梅」の季節の味わいもまた良いかもしれないが、
できることなら・・・。
玄関に忘れた傘を取りに戻る、あの面倒だけは避けたいものだ。
(松本 ← めんどくさがりな人)
旧みみサポみやぎの花壇。
沢山の花が咲いた。
雨に濡れているのも悪くない。















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