手話には「高い」の表現がいろいろあります。
「高い」場所
血圧が「高い」
値段が「高い」
気温が「高い」
熱が「高い」などなど・・・全部違いますよね。
「目が高い」という言葉があります。
日本語では「さすが奥様はお目が高い!
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鑑識眼がある、良い物を見抜く力があるという意味で使います。
日本手話の「目が高い」は日本語より意味あいが広いと思います。
「探し物を見つけた?!目が高い~!」
「私が見つけられなかった間違いを見つけたの?あなた目が高い!」
というような使い方もします。
手話では「目+(値段が)高い」と表します。
面白いな~と思うのは、
「目が安い」もあることです。
日本語にはないですよね。
「目+(値段が)安い」と表し、
「あなたは間違い見つけたの?私は(見つけられなかった)目が安い」
などと使います。
同じ手話を見ているのに、
自分だけ見落としてる手話単語があったりすると
「私、目が安いっていうことね・・・」と自虐的に言ったり
結構、会話の中で使っています。
最近、通訳現場で話者が
「さっきと〇〇が違うんです。
気づきましたか?気づいた人はすごいですね!」
と話したときに、その時の通訳者さんが
「気づいた?あなた目が高い!」と表してて、
そういう使い方するんだ?!と驚きました。
ろう者との会話で使ったりはするのですが、
通訳では使ったことがありませんでしたし、
今まで他の通訳者さんたちが
使っているのを見たことなかったので・・・。
私が気付かなかっただけかな・・・?
・・・私の目が安かった、ということですね
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高田でした。
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