二十四節気のこと。
今年は5月5日が立夏(りっか)、
そして今日の21日が小満(しょうまん)となった。
立夏は、まぁ分かる。夏の気配が立ちのぼるというのだから、肌にも、空気にも、
どこかそれを感じる。
けれど、小満というのは、ちょっと意味がつかめない。
暦の上で、小満とは、さまざまな物が勢いよく成長し、命が満ちていく頃の
ことだという。
去年の秋にまいた麦がほんの少し実り、それを見た農家が「小さく満足する」
・・・そんな由来もあるらしい。
本当かよと思ったが、その語りの中に、人の暮らしの律が垣間見えて、悪くないと思う。
仙台のこの時期、例年なら風は涼しく、空はどこまでも高く見える。
5月上旬から中旬にかけての気温も、まぁ穏やかなものだ。
最高でも23度ほど。最低は6度か7度。
朝晩は少し冷えるが、それもまた、5月らしい風景だと思える。
・・・しかし、18日、日曜日。
日中の気温は29.9度まで上がった。
真夏日に近い。
(仙台の気温だが、当時は関西に出張中。そこでも同じ気温だった。暑かった。)
もはや5月の陽気ではない。
日差しはすでに夏そのもの。平年より10度近く高く、「季節外れ」どころか、
「季節が壊れた」と言いたくなる。
今日は所用があって遅くに家を出た。
しばらく歩くと、肌をちょこっと刺すような空気に、あれ? と思った。
暑い。夏日だ。
5月の空気じゃない。8月の熱気が感じられる。
異常気象だな、まさにそう思う。
以前から騒がられているが、それがどれほど「異常」なのか、
もう分からなくなっている。
暑さに体が慣れていないせいか、ふとした拍子に、身体の芯が重く感じられる。
体調を崩す人も多いだろう。わかる気がする。
5月というのは、本来もっと穏やかで、おだやかな季節のだったはずだ。
青空と緑の若い葉、それだけで人の心が少し軽くなるような、日々ではなかったか。
春が終わったのか。
もう夏が始まったのか。
分からない。季節の狭間に置き去りにされたような感覚さえ覚えてしまう。
クローゼットから、まだ夏物のジャケットも、薄手の靴下も出してない。
マイボトルには熱いお茶を入れてた。
外の暑さとはまるでちぐはぐだ。
いや、これはもう「可笑しい」と言っていいだろう。
地球温暖化のせいだと、よくニュースとかSNSで頻繁に目にする。
そうなんだろう。だが、一人にできることなんて限られている。
それでも、何もしないではいられない。
電気を省エネに切り替えるとか、マイバッグを持ち歩くとか、
ごみの分別をきちんとやるとか・・・
そんな小さなことを少しずつ積み重ねるしかないのかもしれない。
けれど、それよりまずは、体だ。
これから、きっともっと暑くなる。
その覚悟を持って、体を慣らしておかなければならない。
倒れてしまっては、何にもならないのだから。
みみサポみやぎのホームページには手話や字幕で情報を届けてくれる手話動画がある。
暑さ対策について、いくつかの動画が紹介されている。
最近のものを少し。(他にもたくさんある)
■暑熱順化で熱中症対策!(2024年7月8日)
https://www.mimisuppo-miyagi.org/douga202407_15.html
■知ってるつもり?! 正しい水分補給の方法(2020年7月20日)
https://www.mimisuppo-miyagi.org/douga202007_17.html
これが誰かにとって助けになるのなら──こういう情報も、意味のあるものだと思う。
是非、見て欲しい。
「小満」というわけで、今夜は熱々の餃子を食べながら炭酸水(ビールではない。)を飲む。
そんな小さな満足に浸りたくなった。
(ブログに夢中で熱くなると文章が長くなる、松本でした。次回は短く。(笑))
県庁北側に咲いたシャクナゲ

今年は5月5日が立夏(りっか)、
そして今日の21日が小満(しょうまん)となった。
立夏は、まぁ分かる。夏の気配が立ちのぼるというのだから、肌にも、空気にも、
どこかそれを感じる。
けれど、小満というのは、ちょっと意味がつかめない。
暦の上で、小満とは、さまざまな物が勢いよく成長し、命が満ちていく頃の
ことだという。
去年の秋にまいた麦がほんの少し実り、それを見た農家が「小さく満足する」
・・・そんな由来もあるらしい。
本当かよと思ったが、その語りの中に、人の暮らしの律が垣間見えて、悪くないと思う。
仙台のこの時期、例年なら風は涼しく、空はどこまでも高く見える。
5月上旬から中旬にかけての気温も、まぁ穏やかなものだ。
最高でも23度ほど。最低は6度か7度。
朝晩は少し冷えるが、それもまた、5月らしい風景だと思える。
・・・しかし、18日、日曜日。
日中の気温は29.9度まで上がった。
真夏日に近い。
(仙台の気温だが、当時は関西に出張中。そこでも同じ気温だった。暑かった。)
もはや5月の陽気ではない。
日差しはすでに夏そのもの。平年より10度近く高く、「季節外れ」どころか、
「季節が壊れた」と言いたくなる。
今日は所用があって遅くに家を出た。
しばらく歩くと、肌をちょこっと刺すような空気に、あれ? と思った。
暑い。夏日だ。
5月の空気じゃない。8月の熱気が感じられる。
異常気象だな、まさにそう思う。
以前から騒がられているが、それがどれほど「異常」なのか、
もう分からなくなっている。
暑さに体が慣れていないせいか、ふとした拍子に、身体の芯が重く感じられる。
体調を崩す人も多いだろう。わかる気がする。
5月というのは、本来もっと穏やかで、おだやかな季節のだったはずだ。
青空と緑の若い葉、それだけで人の心が少し軽くなるような、日々ではなかったか。
春が終わったのか。
もう夏が始まったのか。
分からない。季節の狭間に置き去りにされたような感覚さえ覚えてしまう。
クローゼットから、まだ夏物のジャケットも、薄手の靴下も出してない。
マイボトルには熱いお茶を入れてた。
外の暑さとはまるでちぐはぐだ。
いや、これはもう「可笑しい」と言っていいだろう。
地球温暖化のせいだと、よくニュースとかSNSで頻繁に目にする。
そうなんだろう。だが、一人にできることなんて限られている。
それでも、何もしないではいられない。
電気を省エネに切り替えるとか、マイバッグを持ち歩くとか、
ごみの分別をきちんとやるとか・・・
そんな小さなことを少しずつ積み重ねるしかないのかもしれない。
けれど、それよりまずは、体だ。
これから、きっともっと暑くなる。
その覚悟を持って、体を慣らしておかなければならない。
倒れてしまっては、何にもならないのだから。
みみサポみやぎのホームページには手話や字幕で情報を届けてくれる手話動画がある。
暑さ対策について、いくつかの動画が紹介されている。
最近のものを少し。(他にもたくさんある)
■暑熱順化で熱中症対策!(2024年7月8日)
https://www.mimisuppo-miyagi.org/douga202407_15.html
■知ってるつもり?! 正しい水分補給の方法(2020年7月20日)
https://www.mimisuppo-miyagi.org/douga202007_17.html
これが誰かにとって助けになるのなら──こういう情報も、意味のあるものだと思う。
是非、見て欲しい。
「小満」というわけで、今夜は熱々の餃子を食べながら炭酸水(ビールではない。)を飲む。
そんな小さな満足に浸りたくなった。
(ブログに夢中で熱くなると文章が長くなる、松本でした。次回は短く。(笑))
県庁北側に咲いたシャクナゲ
