東京フィルの11月定期演奏会に行ってきました。初顔合わせのケンショウ・ワタナベさんの指揮。ピアノは左手のマエストロ舘野泉さん。
・左手のためのコンチェルト/ラヴェル
舘野さんのピアノは技巧的でなく、音楽の深さを感じさせる演奏でした。厳しさもよかった。
・交響曲第1番「巨人」/マーラー
この前5番を聴いたところなんだけど、巨人だけあってステージ上の人数の多いこと!
それで、ケンショウ・ワタナベさんの巨人は、ちょっと変わっていたかな…同行した友人も「不思議な間の取り方」言ってましたが、4楽章の冒頭部分コントラバスソロの前。そーんなに間をとったら首席コントラバスでも緊張するだろうに…と思ったら本当に音が甘くなってしまい(この甘いというのは音程が甘いの意味です)。
ただでさえ弦長があって音程が難しい楽器なんだから、サクッとしてあげて欲しかった。
4楽章後半は熱狂的でスピード感があって圧倒されましたが。
東京フィルは今をときめくバッティストーニさんでも聴いてるんだけど、そちらの組み合わせの方が、私個人の好みでした。
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