お気楽な日々

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世界遺産のアグラ城・ファテープルシクリの観光

2015年03月28日 15時43分09秒 | 日記
シャー・ジャハーンは、砂漠の民イスラムがインドに侵攻してムガル帝国を樹立してから100年、帝国の絶頂期に皇帝となった人物だった。

皇帝は王妃ムムターズ・マハルを限りなく愛し、戦場にさえ連れて行った。

王妃は14人の子どもを生むが、36歳の若さで亡くなってしまう。

皇帝は深く悲しみ、世界各地から最高の職人と材料を集め、イスラム様式の壮大な白亜の霊廟を築いた。

皇帝はヤムナー川の対岸に自らの霊廟を黒大理石で造り、タージ・マハルと橋でつなぐ計画であったと言いう。


しかし皇帝は三男によってアーグラ城に幽閉され、その夢は果たせなかった。

幽閉された城の塔からタージ・マハルを眺めることが、シャー・ジャハーン晩年の唯一の慰めであったと言いう。






シャー・ジャハーンは今、最愛の王妃ムムターズ・マハルとともに、タージ・マハルに眠っている。

アグラ城からそのタージマハルが見える。




この話は偶然テレビで見ていたので知っていた。






続いてファテープル・シクリへと移動








16世紀にムガル帝国の第3代皇帝アクバルが築いた都。

当時は大きな都だったが、現在は宮廷地区とモスク地区だけが残っている。



宮廷内の建築物には、イスラム特有のアーチやドームが一切ない。

インド伝統のデザインを取り入れた、アクバル式と呼ばれる独自の建築様式だ。

アクバルはこの都で、イスラムとヒンドゥーの文化が共存する新しい文化を誕生させたという。

明日はいよいよ最終日。
観光後20時20分発の飛行機で日本へと帰国する。