お気楽な日々

世界遺産旅行、韓流、にゃんずの話などなど

きっかけは弁当と一匹のわんちゃんから

2015年03月24日 14時38分09秒 | 日記


ガンジス河の観光を終え、昼食後は世界遺産ガジュラホ観光にむけて飛行機でガジュラホへと移動となる。

この日の昼食は弁当。


中味はサンドイッチ、から揚げ、ゆで卵、オレンジ、バナナ等だが、飛行機でも軽食がでると言う事で「いらないから捨てちゃった」と何人かの人の声が聞こえた。

え!!??食べられない人もいるのに捨てた?

私は肉と料理によっては多少食べたりもするが、基本的には肉が苦手。
ましてや海外では滅多に肉は食べない。

捨てるくらいならワンちゃんにあげよう。

相棒もいらない雰囲気だったので捨てずにわんちゃんにあげてとお願いした。

私が玉子の殻をむいていると、「お腹が空いてるんだからそんなの殻ごとたべちゃうよ」と言う相棒。

「いやいや、私はむいてあげるよ」と、言うと
「仕方がない。むくか」と、しぶしぶ殻をむいていた。笑

飛行機は定刻に飛び順調に私達はガジュラホへ到着。

ガジュラホ寺院近くの川では洗濯、入浴?をする人達の姿がみられた。


「ここは手荷物検査があります。食べ物の持ち込み禁止。書くもの、ボールペンもダメ。煙草、ライターもNG」とガイドから言われた。
セキュリティーチェックは飛行場並。

なんだよーバスを降りる前に行ってくれればいいのに。。。

ガジュラホ寺院群前に距離を置いて2匹のわんちゃんが寝ていた。


食べ物が持ち込めないのでここで1匹ずつにから揚げをあげ、そばにいた3~4歳の女の子とお母さんにサンドイッチ、果物が入った袋を手渡した。

ふと見ると、ラップがかかったままのサンドイッチが転がっている。

どうやら相棒がわんちゃんにあげたものの様だが、ラップごとやって食べらないだろう。。。

ラップを外してやりたかったが、ワンちゃんとの距離が近かったので、もし、横取りされると勘違いし噛まれたら大変なので泣く泣くラップのかかったサンドイッチを横目に中へと入った。

相棒に「ラップがかかってたら食べられないじゃない」と言うと、「時間がなかったから。何とか食べるよ」と返事が帰って来た。

え!!最後に中に入ったのは私なのに時間がなかった?。。とは思ったが、やってしまった事を責めても仕方がないので、言葉を飲み込んだ。

カジュラーホは、芸術的価値の高い彫刻を伴うヒンドゥー教及びジャイナ教の寺院群で古くから「カジュラホ」の名で知られている。





カジュラホはインドの中央「マディヤ・プラデーシュ州」にある人口約5000人弱の小さな村で、この小さな村を世界的に有名な観光地にしたのが紀元後950~1050年に建てられた85ものヒンドゥー教寺院に刻まれた「愛の彫刻」。
かなりエロチックな彫刻だが、いやらしさは感じない。




今はそのうちの25院が残っている。

それぞれの寺院の完成度は非常に高く、約100年の間に集中して寺院が造られた為、建築様式はほとんどが統一されている。










時々リスの姿も。。。
1838年イギリス統治時代に英国人エンジニアによってこの寺院群が発見されるまで、ここは鬱蒼としたジャングルに覆われていた。

保存状態が良く、綺麗に残っている。
彫刻は物凄く細かく、木彫りの彫刻の様にも見える。

観光を終えた私達は少し離れた場所に止まっているバスまで移動。


その時だった。
一匹のわんちゃんが物凄い勢いで私の所に走り寄ってきた。

「あれ、これ行きに肉をあげた子じゃないの?」と相棒に言われた。

私の姿を見て、又何かくれるのではないかと急いで私の所に来たようだ。

私を見上げる目が何とも言えない。。。。
「もー何ももってないんだよーごめんねー」とワンちゃんに言うも、バスに私が乗るまで私の後ろをついてきていた。

これをやられたらもー。。。。やるっきゃない。

良いのか悪いのかは分からないが私と相棒は翌日から朝食の時にウエイターの目を盗んではパンをテーブルの下の袋へと運び、観光の間、このパンを持ち歩く事となる。

続く