奈良に通いだして何年にもなりますが、ついでに2時間ほど寄り道してあちこちを見て廻るようになって10数年。有名な所は殆ど見て廻ってしまい、はてどこにしようか?と探すことが多くなりました。
で今回は途中の伊賀上野に寄ってみることに。
伊賀といえば松尾芭蕉の生地・伊賀忍者・組みひも・徳川家康の伊賀越えくらいしか思い浮かびませんが・・・
そういえば三重大学で『忍者・忍者学』講座が開かれ、大学院入試の選択科目に『忍者・忍者学』が導入されるとかでびっくり。
藤堂高虎によって造られた伊賀上野城へ。その石垣は日本1、2の高さ(約30m)を誇るとか。

現在の天守閣は、1935年に川崎克によって復興されたものですが、木造の建物内はまさに戦国時代の雰囲気そのまま。
三層からなる城内には、武具や甲冑など、藤堂家ゆかりの品々が展示されています。


並んだひな人形の上のポスターは毎年行われる薪能のもの 柱の黒い影はどうやら忍者のようです

藤堂高虎の変わった兜 こんな形の兜って初めて見ました

ゆるキャラのタ伊賀ーくん 高虎のとらと伊賀をかけたんでしょうね

横山大観をはじめ名士の色紙46点の天井絵があります

俳聖殿は芭蕉翁の旅姿を表して建てられ、丸い屋根は旅笠、「俳聖殿」の木額が顔、八角形のひさしは蓑と衣姿、堂は脚部、回廊の柱は杖と足を表わしているそうです

忍者屋敷は以前に甲賀で入ったことがあるので、今回はパスしました
奈良へは初めて通る国道163号線で向かいました。山の中ですが伊賀へ向かう大型トラックとたくさんすれ違いました。名阪国道沿いには新しい工場がたくさん建っているせいでしょうね。
広いゆったりと流れる木津川沿いに、たまには違うルートで行くのも気分が変わっていいものです。