癒しの心得

マッサージ、整体、足つぼ、色々投資してきた私に言わせると、
要するに、人に体を任せるということは、心もオープンにしないと、
任せられない。それは受ける側の、心がまえみたいな第一条件。

施術する側は、技術力はもちろんのこと、美容院にしても、
アカスリにしても、整体にしても、マッサにしても、その人の「思い」が、
手を通して、体に絶対伝わるもの。
だから、やっぱりいい施術者に当たりたいな。というのはそういうところなのだ。
お金払って、時間使って、その人の嫌な「気」をもらうのってかなり損なので、
私は、そこらへん、かなりシビアである。
一生懸命、気持ちよくやってもらえるところを探すのって割合難しい。

割と、このアタリがいいほうだと思う私も、何度か失敗はしている。
かー・・これなら、やめときゃ良かった。逆に疲れた。
って思いにさせる人・・いた。そして、2度と行かない。

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プロ意識を持って、臨んでくれる人は宝みたいなもので、
そういう人に出会えると、お金出してでも、パワー下さいって言う気になるものだ。

てなわけで、長引いた風邪のせいもあると思うのだけれど、
とにかく、首から上ががっちがちで、ついに昨日から、目の奥が
ズキズキ痛くて仕方ない。頭痛と合わさって、すごく不快。
覚えたてのピラティスを寝る前にやっても、さすがにこの痛みには効かないし、
プールはいけないし、（まだ少し鼻グズ）ストレッチももはや伸びない・・。
もう、時間がたてばたつほど、石になる。そんな状態。

で、飛び込んだ。仕事抜け出して、いつもの整体へ。
とりあえず、いつもの先生の予約を取ろうとレセプションにいたら、
いいタイミングで本人が奥から登場。
症状を訴えて、今日の夜か明日でも予約したくて。というと、
「じゃ、今診てあげる。」と神様のような回答。（完全予約制なのに）
案の定、クビを触って驚かれる。「この前と全然違うじゃないですか！何したの？」
「でしょぉー・・・？もう死にそう・・・」
何したっていうより、何もしてないと私の体はこうなるって事なんだろうね。

ばきばきばきっ！
軽快な、もとい人間じゃねー音が鳴った。
背骨も1個ずつ全部鳴ったんじゃ？っていうほどに。ぽきぽき鳴る。
ホネホネロックだ。
イタイ頭と顔面もツボ押ししてもらって、生き返った。目の痛みもすっかり
なくなる。不思議だよね。でも、私を苦しめていたのは、ホネの歪みなのだ。
呼吸がふかーく吸える。

臨時でやっていただいたうえに、会計しようと思ったら、
「今日はいいですよ。」
「え？でもそれはさすがに悪いよ。20分はやってくれたでしょ。」
「いや。いつも来てもらってるし。」
なんと！神よ！
来週の予約を取って、お店を後にしたのだが、身体だけじゃなく
なんか心まで軽くなっちゃったよ。
ほんと、いいヒトなんだなー。
前任の先生も上手で、施術がタイプだった。坊主頭だったので、「ボウズ」
そのボウズが教えていた一番弟子が、今の先生。「コボウズ」
コボウズが現場デビューし始めた時に、ボウズが実験台に差しだした客というか、患者が私。
なぜなら、私の体は「ヒドイ例」だから。（笑）
かれこれ、2.3年のお付き合い。
まだ若いのに、なかなかしっかりしているトークも気に入っている。

人を癒す職業に何が大事かって、技術力より人間力。