ひとり井戸端会議

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終戦記念日には首相は靖国参拝を!

2007年08月07日 | 靖国神社関係
 昨日で広島(片仮名で「ヒロシマ」と書くのが嫌い)に原爆が投下されて62年が経ちました。原爆の被害の凄惨さは将来に亘り語り継がれ、決して忘れてはならないことです。毎年、日本国の総理大臣はこの式典に出席します。しかし、殆どの総理大臣はこの式典には出席するものの、もう一つの大きな慰霊、すなわち靖国神社への参拝は、していません。

 ここで靖国問題(本来、靖国「問題」という表現の仕方自体が、「問題」なのですが)、について詳らかに論じるつもりはありませんが、安倍首相には今年の終戦記念日には是非靖国神社に参拝をして欲しいのです。

 その理由は、去年の終戦記念日に小泉前総理が靖国神社に参拝したことにより、ようやく終戦記念日という日本国最大の慰霊の日に、一国の総理が祖国のために戦われ、散華した英霊方の眠る場所で手を合わせるという、ごく自然なことが定着できるかどうかの瀬戸際だと思うからです。今ここで、この小泉前総理からの「バトン」を、安倍氏が受けとらなかったら、また靖国問題は混迷してしまうことでしょう。

 今年が、これからの総理大臣が威風堂々と靖国神社の御霊に尊崇の念を奉げられるかどうかのターニングポイントです。ここで安倍氏が行動を起こさないならば、小泉氏の内外の批判を押し切って行った靖国神社公式参拝が水の泡に帰してしまいます。

 ここで靖国参拝を取りやめれば、それはいかなる理由であれ、国際社会は内外の目を気にしてやめた、と捉えるでしょう。ということは、日本の「押せば引っ込む国」という印象を更に強め、中長期的に見て、間違いなく国益を損なうことになるでしょう。

 しかし、私は安倍氏の主な支持層である保守派のご機嫌取りの参拝なら、断じて認めることはないでしょう。何故ならば、そんな卑しい気持ちで英霊方の御霊に手を合わせるなどというのは、無宗教の国立追悼施設などという「ハコモノ」を建造するのと同じぐらい、英霊方を侮辱することだから。

 安倍首相は兼ねてから祖国のために戦い亡くなった方々に「尊崇の念」を持っていると言っている。その言葉が本当ならば、もはや氏の取るべき行動は、一つしかないだろう。

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