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イチョウの巨樹  31 巨大なコブ

2018-06-14 | 巨樹
関東一の東京都麻布十番の近くの弘法大師開創の古刹、善福寺の境内には推定樹齢700年、幹周り10.4m、樹高20m、
のイチョウの巨樹があります。近寄り難い姿と、驚異のチチコブを垂らしてます。巨大な乳コブはイチョウの巨樹の特徴ですが、善福寺の乳コブは
それは規格外。通称、乳柱は気根とも言われ粒状のゼリー粒子の液体らしきものが有り、葉や茎を元気付ける、さらに乳の出ないお母さんたちの
乳が出るように信仰の対象となったのが、このイチョウの巨樹と言われてます。 老木に見られる現象です。  

この場所も東京大空襲で甚大な被害を受けた場所で、巨樹は奇跡的に助かり蘇ったのは、親鸞上人の杖が根付きその力で、蘇ったと言われる
伝説があります。 その姿は御杖イチョウとも言われ多くの人の信仰の対象となり、御神木に崇められ
都内の繁華街の中に強く生き続けてます。


主幹は折れてますが、根元からヒコバエ、小さな幹を出し
数百年を経て、巨大な千本イチョウを作り上げてます。怖いぐらいの姿をみせてます。





一番の巨大な乳コブで2m近くありその姿は驚異です。









裏側の姿ですが幹割れ、巨樹にありがちな幹空洞、入り組んだ幹、
炭化した幹も見えます。数百年の生き抜いた証です。






善福寺境内は回りは高層ビル、さらに森ビルなど都会の景色の中にあります。


    













巨樹は全国に約3200本あまりあると言われてますが70パーセント以上
が社寺仏閣に存在します。多くは地域の御神木になり長く、信仰の対象になったゆえに生き延びられたと自分は思います。
はかり知れない巨樹の姿は人の考えなど超越します。











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