春夏秋冬 花 mikio

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シマサルスベリ、最大の自生地 2

2018-07-05 | 樹木
シマサルスベリは沖縄や奄美諸島など南西諸島に分布する樹木で
台湾にも多く見られました。 沖縄にかつて見たシマサルスベリのシマとは島を意味し、島百日紅の名称に
なってます。国内ではあまり知られてませんが2000年に絶滅危惧種Ⅱ類と言われた時期があったのを知る人は少ないです。
今は2007年に危険度の低い種に移行されてますが数は少ないです。  国内で多く見てきましたが、神代植物園内の2つの場所のシマサルスベリ郡は
他に類を見ないほどそれは見事な巨木です。


植物園の梅林の奥まったところの場所が巨大な群生地で
サルスベリもありますが、人が訪れない場所です。 巨木のシマサルスベリが10本鎮座してます。真っ白な樹皮の色彩に
驚き、早春からの樹皮の剥げ具合に目を見張ります。








幹元に剥げ落ちた、しま模様の樹皮が積み重なってます。毎年の光景です。
幹が太くなる、つまり成長をするたびに幹の外側の表皮は剥がれ落ちます。 縞模様の樹皮はすでに機能してなく、悪い言葉
ですが死んでます。剥がれる表皮の下には美しい樹皮が見えてます。 簡単に言えば成長の過程、さらに虫食いの表皮を
剥がして健康な樹木に戻します。






  


    


群立する島百日紅の大きさには驚きですが、樹高が20mも越す姿が
遠方からも見えます。 花が咲く8月には真っ白な樹木の姿を見せてくれます。







2箇所目が大温室の左側の森の中の道を歩くと総本数25本の
シマサルスベリの並木道に出会います。 樹高が高く、連なる木々の中を見上げながら歩きます。






    




国内最大のシマサルスベリを載せておきます。
千代田のシマサルスベリは樹齢が1000年を越えてます。明記版には2000年を超えてると? 幹周りが5m近くもあります。樹高が8m弱、すでに出会ってから年数が経ってますが
つくば市の千代田カントリークラブのクラブハウスの脇にある、通称世界一のシマサルスベリ、うねる様な幹、
大木になると百日紅は幹をうねりだす、と言われてますが過去に信じられなかったですが、この姿を見て
初めて納得した数十年前でした。









  

百日紅はいまや街路樹に自治体からも指定され、夏の間に多彩な色彩を
見せてくれます。 数少ない島百日紅、出会ったならば、美しい樹皮に手を添えてください。









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