花の名前: クス 巨樹 19
撮影日: 2017/01/30 10:41:28
撮影場所: 上野谷中 大雄寺
キレイ!: 45
谷中は上野大地と本郷台地にはさまれた谷間にあり、社寺と坂の多い町。その中で名刹、1604年に創建された大雄寺の本堂前に大楠がそびえてます。樹齢400年、樹高20m、幹周り6.2mの巨樹は物語があります。 幕末の3舟と呼ばれた、勝海舟、山岡鉄舟、高橋泥舟、中でも高橋はこの大きな木をこよなく愛し、今では大楠の元に彼の石碑を置き、静かに眠ってます。 この3人は幕末時代に大きな木下で、日本の未来を考えお互いに激論を述べたと、古文書に記載されてます。 大雄寺の関係者に20年以上前に聞きました。 この木こそ今は大楠になり現代を見つめてます。柵もありません。彼等がその場に立ち尽くしたか、あるいは大楠に手を添えたかは、わかりませんが、自分も手を添えてみました。感情が高ぶるのがわかりました。 巨樹には物語あり。