母親途上

興味のあることは何でもやってみたい大人途上な私が母親になりました。
永遠発展途上な私の海外生活日記

アメリカで歯科治療

2007-05-14 | シカゴ生活

ブログを更新できていない間に歯が一本なくなりました。トホホ。
なぜそうなったかを記録として残しておこうと思います。
お暇な方だけどうぞ・・・。

 

水曜日の夜、以前抗生物質でもみ消した鈍痛を同じ奥歯に再確認。前回と同じように抗生物質と痛み止めを飲んで寝る。

翌日、痛みが悪化しているため、お友達と日本食スーパーへ買い出しに行くのを急遽キャンセルさせてもらい、探してもらった近くの歯医者へチェックに行った。

現在の私のビザでは歯医者用の保険はかけられないため、(長期出張者扱いのビザのため)歯医者天国アメリカでは恐ろしい金額になるかもしれないことにひたすらビビりながらレントゲンを取ってもらう。

 

出来上がったレントゲンを見るなり

「これは早急に抜かなければ!」と先生に言われてしまった。

 

歯の根っこに膿が溜まっており、化膿の状態がかなりひどいと言う。しかも今すぐ抜くと出血したところから膿が他の場所へ流れて化膿する恐れがあるとかで、日本で処方される2倍の量の抗生物質と痛み止めを処方され、泣く泣く家に帰る。

 

抗生物質を飲みだしたが、時すでに遅しで痛みは悪化するばかり。痛み止めも基本的には効かず、虫歯にギリギリと何かを詰め込まれるような痛みが続く。

しかも問題の奥歯にちょっとでも触れると痛いため、基本的に食べられない。ヨーグルト、アイスクリーム、スープと喉を流れるものしか口に出来ない。それでも薬のためにとカップ1杯のスープを30分かけて流し込む。

明日はきっと良くなるだろうという希望を胸にベッドに入るが痛み止めが切れる1時間前ぴったりに痛みで目が覚める。痛み止めは4時間に1錠。10時に痛み止めを飲み、1時に目を覚まし、2時に次の痛み止めを飲む、ということを繰り返す。痛み止めを飲むまでの1時間はひたすら次の薬を待って耐える。辛い・・・

 

翌日、金曜日。痛みは一向に良くならず悪化する一方。しかも痛みが歯からアゴの方へ移動する。痛みが扁桃腺の方へ移動したのでかなり心配する。この日も基本的にはお腹は全く空かず、ただ痛みに耐えるのみ。この日も寝ても起きても痛み止めは基本的に痛みを取ってくれる訳ではない、正直痛み止めは精神安定剤のような状態。6時間ごとの抗生物質と4時間ごとの痛み止めを飲み続ける。

明日には全て終わるからと自分をなだめてベッドに入るがやはり痛み止めが切れると痛みで目が覚める。午前4時にルーチンワークの抗生物質と痛み止めを飲むが、2日間のほぼ絶食のせいで吐いてしまう。ここでもう気分はどん底。ほんとに半泣き・・・。

 

土曜日の朝、やっとこの痛みから解放される!と喜び勇んで歯医者に行くが、今度は麻酔が効かない。化膿がかなりひどいせいだと言われる。このまま麻酔が効かないと今日は抜けないと言われ、かなり焦る。もう昨日、一昨日の痛みは味わいたくない!と藁にもすがる思いで麻酔が効くのを祈る。

麻酔開始から45分後、4本の麻酔注射のおかげでようやく抜歯できることになった。先生は金髪のきれいな女の先生で、その先生が歯を引っこ抜くとは思ってもいなかったので(力仕事は男の先生の仕事だと思っていた)かなりビビる。しっかり力入れて一思いにやってくださいよ姐さん!

ところが女性の方が気が強いのか、歯を抜くのには3分もかからなかった。麻酔が効いたとは言え、根っこが化膿してる状態なのでやっぱりあごの辺りは痛かったが、前日までの痛みを考えるとこちらはへのカッパ。安堵感いっぱい!先生ありがとう!

 

かなり良心的な歯医者にかかったらしくお値段もかなり良心的だった。

レントゲン60ドル、抜歯治療175ドル、処方されたお薬23ドル、痛みから解放された喜び、
プライスレス!!!!

現在は基本お粥生活ですが、寝れる、食べれる、喋れるとおかげさまで順調に回復しております。

 

痛みでうなされる間に見た夢や感じたことはまた後日改めてアップしたいと思います。とりあえず無事に生きております。ご心配いただいた方々、こんな私のために本当にありがとうございました!