選択

『どうして』と聞けない。
『どうしたいの』とあなたに聞けない。
きっとあなたは答えない。
そうして『どうしたらいい？』と聞き返すのだろう。

いつも答えは差し出さない。
示唆して見せて、選ばせる。
そう、並べるのはあなた。
決めるのは私。
誰のせいでもない、私の選択。

だから私は選ばない。
誰のせいでもない、私の逃げ道。

浮かぶ言葉

『例えば』という言葉をよく使う。
実際に声に出すワケではないので、使うという表現はおかしいけれど、頭の中にしばしば浮かんでくる。

『例えば』

だからといって、たとえ話があるワケではない。
なぜだか『例えば』で思考はストップし、浮かんだ『例えば』はプカプカと流れて行く。
何か考えたい出来事があるのか、それとも逃げ出したい出来事があるのか。
残念ながら、自分でもわかりかねていたりする。
『例えば』

それは『もしも』とは別の響きを持った言葉。