その一言は

会社で私が座っていたデスクをそのまま新人さんに譲っているので、もう私の席はないも同然なんですけれど、そのデスクの中に整理しきれていないものもあったので最終仕上げに自分のものは全て引っ張り出してみました。
もしかしたら置いてあったほうが役に立つかもしれない長定規。
社内用のは大きくて扱いにくいからと用意したピンクのハサミ。
誰か無くした人に譲ろうかとも思った会社の紋章。
自分の仕事ではなく、営業の仕事を手伝うために走り書きでまとめたノート。
私はいい先輩ではないようなので、それら全部持って帰りました。
うふふ、結構根に持つタイプみたいですよ、私。
新人さんといい関係が保てたなら譲ってよかったんですけどね、だって自分で買ったものだもん（一部はもらいものだけど）と大人気ないのは承知でお持ち帰り。
もう今更、新人さんに何言われたっていいもんねー
ちゃんと教えるべきものは何回も教えましたもの。
あとは努力しだいなんです。
わからなければ連絡ちょうだい、って言っても連絡先聞いてこないんだからきっと私がいないほうがいいのよ。

で、そんな整理をしていたら、数年前に会社の行事で撮った写真がでてきました。
うわー、ちょっと懐かしいなんて思いつつ「これもらってもいいですか？」と上司にお尋ね。
思い出っていうとちょっとこそばゆいけど、好きじゃなかったにしろ長年働いてたから少しは情ってのがあるわけで。
そうしたら「いいんじゃない、もらえば」と言ってくれたので頂くことにしました。
持ち帰る前に見せてくれとその上司が言うもんだから、はいどうぞって快く渡したら、写真をばーっと見た後に私を振り返り
「お前、太ったな」
・・・・キー、事実ですよ！
確かにちょっとだけ太ったけどさ、服のサイズが変わるまでじゃないから「まあ、いっか」って思ってたのも事実だけどさ。
かなりショックでした。
今から引きこもりよろしくな生活を送ろうと思っていたけど、そうなるわけにはいかないようです。
せめて食生活には気をつけて、痩せはしなくても太らない生活をしないと。
仕事辞めるからって油断は大敵なのね。
持ち帰った写真を教訓に、がんばらなきゃ。
・・・仕事辞めてからの方ががんばることが多そうだ。