乱歩ワールドの具現。
傷痍軍人が、帰還した。勲章をぶら下げ、軍神となって。妻を殴ったその手も、妻を蹴り上げたその足も、戦地で失い、頭と胴体だけの姿になって。
「実録・連合赤軍あさま山荘への道程」の若松孝二が描く、人間の真実。
素晴らしい程の問題作ですね、これは。
痛烈に戦争を批判すると共に、当時の女性の立場を見事に描いています。
あまりストーリーを読まず、芋虫ということと反戦というこ . . . 本文を読む
自分の生きる道は…。
世は徳川家康が幕府を開いた頃。 親を戦乱で失ったあずみは、爺に仲間の孤児とともに育てられてきた。幕府から”反乱分子を摘み取るための刺客の育成”という使命を受けていた爺。当然、あずみは10年もの月日の間にたくましく成長する・・・。使命によって互いを殺し合い、生き残ったあずみ達5人は、有力大名の暗殺という大命を果たすために旅立つ。憎くもない敵を斬りつづけるあずみの脳裏に、やが . . . 本文を読む