夕暮菜日記

私的日記、教育、社会、音楽、等々について

『ビートルズの謎』

2009年09月17日 21時44分47秒 | 読書
中山康樹著
講談社現代新書760円+税

最近デジタルリマスター版が出て、何かと話題になることの多いビートルズ。
(喉から手が出るのを、グッとこらえている私…)
カリスマには、伝説や噂が絶えないものだが、ビートルズは特にその手の話が多いのではないか。
例えば、Abby Roadのジャケット写真で、ポールの素足は、実は既に死亡していることを意味しており、白いジャケットのジョンは葬式の神父、黒いスーツのリンゴは葬儀屋、デニムのジョージは墓掘り人夫、背景のクルマのナンバーが『281F』なのは、『もし生きていれば28才』を意味している…、とか。
もちろんこんなのは、冗談の域を出ないものだ。
こんなのを追求しても面白くはない。
しかし、ここはちょっとほじくってみたい、、、というところを本書は扱っている。
ブライアン・エプスタインにビートルズを紹介したと言われているブライアン・ジョーンズのこと(本書には彼(?)の写真が載っている!!)
ブッチャーカバーの回収騒動とか、
ホワイトアルバムのシリアルナンバーの謎(01が12枚も存在する?!)、
Let It Beの映画で、ジョージが怒っているのはやらせだった(!!!)とか、
ビートルズをずっと聞いてきた人間なら、一度は耳にした、目にしたようなことのなかでも、わりと気になる話題を扱っている。
私のように、いろいろほじくりたい方はどうぞ。
ただし、最低限、公式アルバム15枚(PAST MASTERS 1、2含む)と、アンソロジーの1は聞いてから読んだ方がいいと思う。

まぁ、読め!

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