先日偶然、『難波金融伝 ミナミの帝王(46)海に浮く札束』を観た。
偶然とは言っても、実はここ数年、この『ミナミの帝王』シリーズは結構気に入って観ている。
主人公銀次郎の舎弟を山本太郎が、助手(?)を川島なお美が演じる作品は、特に良い。
Vシネマ作品ということで、制作費を存分に使った大作、というわけでは決してない。
最近のテレビ局が出資している、超大作邦画と比べると、どうしても見劣りしてしまうのは否めない。
端役の演技も、良いとは言えない。
それでも、『泣ける』ことしかウリがないような映画に比べ、『ミナミの帝王』シリーズは、はるかに私を『観る気』にさせる。
それは、社会的弱者の中にある美しさと醜さ、強さと弱さをことさら区別することなく、まるごと描いているからだ。
さらに、社会の矛盾が人の弱さにいかにつけ込むのか、社会的矛盾の被害者が、実は矛盾を支えてしまっている事実などを描いているからだ。
制作者に志の高さがあるのだ。
美しいだけでない、普通の人への優しさがあるのだ。
主人公銀次郎が、けっして正義でないのも良い。
ストーリーが『悪vs悪』なんだよね。
込み入った伏線など張らず、シンプルで解りやすいし(笑)。
さて、『海に浮く札束』。
関西空港建設にまつわる談合詐欺、地元漁民の漁業権と立退き補償金、そこに関わる暴力団、国会議員が入り乱れる話。
これで『海に浮く札束』の意味解りましたね(笑)?
はじめは建設反対だった人々をどう切り崩していくのか、普段大金など見たこともない人々に莫大な補償金が支払われたとき、そこに暴力団がどう関わり、人の心がどう荒んでいくのか、『報道』には現れにくい実態が描かれる。
観ながら私は、八ッ場ダムのことを想っていたよ。
漁業組合長役の本郷功次郎が良かった。
時間があれば、ぜひ。
偶然とは言っても、実はここ数年、この『ミナミの帝王』シリーズは結構気に入って観ている。
主人公銀次郎の舎弟を山本太郎が、助手(?)を川島なお美が演じる作品は、特に良い。
Vシネマ作品ということで、制作費を存分に使った大作、というわけでは決してない。
最近のテレビ局が出資している、超大作邦画と比べると、どうしても見劣りしてしまうのは否めない。
端役の演技も、良いとは言えない。
それでも、『泣ける』ことしかウリがないような映画に比べ、『ミナミの帝王』シリーズは、はるかに私を『観る気』にさせる。
それは、社会的弱者の中にある美しさと醜さ、強さと弱さをことさら区別することなく、まるごと描いているからだ。
さらに、社会の矛盾が人の弱さにいかにつけ込むのか、社会的矛盾の被害者が、実は矛盾を支えてしまっている事実などを描いているからだ。
制作者に志の高さがあるのだ。
美しいだけでない、普通の人への優しさがあるのだ。
主人公銀次郎が、けっして正義でないのも良い。
ストーリーが『悪vs悪』なんだよね。
込み入った伏線など張らず、シンプルで解りやすいし(笑)。
さて、『海に浮く札束』。
関西空港建設にまつわる談合詐欺、地元漁民の漁業権と立退き補償金、そこに関わる暴力団、国会議員が入り乱れる話。
これで『海に浮く札束』の意味解りましたね(笑)?
はじめは建設反対だった人々をどう切り崩していくのか、普段大金など見たこともない人々に莫大な補償金が支払われたとき、そこに暴力団がどう関わり、人の心がどう荒んでいくのか、『報道』には現れにくい実態が描かれる。
観ながら私は、八ッ場ダムのことを想っていたよ。
漁業組合長役の本郷功次郎が良かった。
時間があれば、ぜひ。
なるほどお~・・
時間があっても見ないと思うけど、
すぐに前原が浮かんでしまったさあ~
そのうち、海に浮く前原とか・・笑
ダムの補償金はどこへ??
チットは変わる、、、、かな?
八ッ場ダム付近で、暴力団がどう動いているか、ジャーナリストの誰か、探っていただけませんかね。
何かあると思うのだけど。