民主党を中心とする連立政権下での初の国政選挙が終わった。
鳩山→菅と、連続して国民を裏切るようなことをしたり言ったりしたもんで、民主党の惨敗は、始めっからほとんどわかっていたようなものだった。
私の興味は、『では、民主党から流れ出た票は、どこに行くのか?』だった。
私の希望は、それが社民党か共産党に向かうことだった。
だってさ、民主党のスローガンである『生活が第一』や、沖縄の基地負担軽減、というのは、もともとは社民党や共産党が、長年訴えてきたことだからだ。
ところが結果は、
民主 -10
自民 +13
公明 -2
共産 -1
社民 ±0
みんな +10
たち上 -1
(議席数)
こうなった。
民主、共産から自民党とみんなの党に流れたのだった。
自民党が議席を増やしたのは、わからないでもない。
選択肢が、民主党と自民党しかない、と思っている人は、「民主がダメなら自民」と考えるだろうからだ。
要は、元にもどっただけ、ってこと。
そういう人は、自民と民主の間を行ったり来たりするだけだろう。
問題は、みんなの党に流れた票だ。
あの党の何が人の心をつかんだのだろう?
消費税は『3年間は上げない』、つまり、4年たったら上げる。
日米関係は、『安保体制を基軸とする』。
国会議員定数は削減し、民意を削減しようとしている。
多くの貧乏人にとって、良いことは、一つも言ってないのだ。
ブロガーの中には、「『小さな政府』という主張がウケた」と分析している方もいるけど、はたしてそうなのだろうか?
私は、知名度と、党首渡辺喜美の暑苦しさがウケただけではないか、と思えてならない。
私には、彼の物言いは、安っぽい底の浅い芝居で、やたらと摩擦熱を発しているだけにしか見えないけれど、あれを「情熱的」と見る人もいるのだろう。
そういう判断で投票先を決める人が、理性に訴えることしかできない共産党に投票するはずがないもんね。
日本は、まだまだ田舎なのかもしれない、精神的に。
一人々々を見てみる。
社民党の保坂展人さんが、落選した。
比例第三位で次点である。
第二位は、労組の組織票で当選している。
民主党の喜納昌吉さんも落選。
比例であと2~3万票あれば、当選できたかもしれない。
東京選挙区では、共産党の小池晃さんが次点で落選。
みんなの党のコーヒー屋に10万票の差をつけられた。
コーヒー屋は、その演説を直接見たけど、胡散臭さ満点だったんだけどね。
この三人は、今の日本の政治には、所属政党を超えて、本当に必要な政治家だ。
保坂さんと小池さんは、知識量、表現力、国会での質問力、どれをとっても政治のプロだ。
喜納さんは、沖縄の米軍基地問題を、当事者として本気で語ることのできる政治家だ。
神奈川選挙区では、民主党の千葉景子さんが次点で落選した。
みんなの等に票を持っていかれてしまった。
私は沖縄を裏切る閣議決定に署名した千葉景子を支持はできないけれど、彼女が法務大臣でいる間、ただ一人の死刑も執行されていないことに対しては、大きく評価したい。
民主党政権は、彼女のおかげで一人の命も奪っていないのだ。
実を言うと、神奈川在住の私は、「千葉さんは当選するだろう」と甘く見て、他の人に投票してしまったのだった。
そんなプロや本気の政治家が落選する一方、ヘンなのが当選した。
現在の弱者切り捨て政治の大元を作ったのは自民党だと理解できずに民主党批判をする三原順子や、
お願いだから柔道に専念していてほしい谷亮子なんかだ。
この人たちは、知名度だけで当選している。
これは、三原順子や谷亮子を責めるわけには、いかないだろう。
責められるべきは、「名前を知っている」という理由だけで投票した有権者だ。
やっぱり日本は田舎なのだ、精神的に。
ま、立ち上がれ日本は、1議席しか獲得できなかったのが、今回の選挙で、唯一、良かったことかな。
それも、中畑清や、中山成彬、杉村太三みたいなのでなく、当選したのは片山虎之介で、まだ良かった。
片山の政治姿勢を、私は何一つ支持できないけれど、彼の人間性だけは、嫌いではない。
『姫の虎退治』で破れたときの、実に潔い弁を、私は覚えているからだ。
今後、党派無関係に、保坂展人、小池晃、喜納昌吉は、勝手に応援していこうと思う。
そして、タリーズのコーヒーは、絶対飲まない。
鳩山→菅と、連続して国民を裏切るようなことをしたり言ったりしたもんで、民主党の惨敗は、始めっからほとんどわかっていたようなものだった。
私の興味は、『では、民主党から流れ出た票は、どこに行くのか?』だった。
私の希望は、それが社民党か共産党に向かうことだった。
だってさ、民主党のスローガンである『生活が第一』や、沖縄の基地負担軽減、というのは、もともとは社民党や共産党が、長年訴えてきたことだからだ。
ところが結果は、
民主 -10
自民 +13
公明 -2
共産 -1
社民 ±0
みんな +10
たち上 -1
(議席数)
こうなった。
民主、共産から自民党とみんなの党に流れたのだった。
自民党が議席を増やしたのは、わからないでもない。
選択肢が、民主党と自民党しかない、と思っている人は、「民主がダメなら自民」と考えるだろうからだ。
要は、元にもどっただけ、ってこと。
そういう人は、自民と民主の間を行ったり来たりするだけだろう。
問題は、みんなの党に流れた票だ。
あの党の何が人の心をつかんだのだろう?
消費税は『3年間は上げない』、つまり、4年たったら上げる。
日米関係は、『安保体制を基軸とする』。
国会議員定数は削減し、民意を削減しようとしている。
多くの貧乏人にとって、良いことは、一つも言ってないのだ。
ブロガーの中には、「『小さな政府』という主張がウケた」と分析している方もいるけど、はたしてそうなのだろうか?
私は、知名度と、党首渡辺喜美の暑苦しさがウケただけではないか、と思えてならない。
私には、彼の物言いは、安っぽい底の浅い芝居で、やたらと摩擦熱を発しているだけにしか見えないけれど、あれを「情熱的」と見る人もいるのだろう。
そういう判断で投票先を決める人が、理性に訴えることしかできない共産党に投票するはずがないもんね。
日本は、まだまだ田舎なのかもしれない、精神的に。
一人々々を見てみる。
社民党の保坂展人さんが、落選した。
比例第三位で次点である。
第二位は、労組の組織票で当選している。
民主党の喜納昌吉さんも落選。
比例であと2~3万票あれば、当選できたかもしれない。
東京選挙区では、共産党の小池晃さんが次点で落選。
みんなの党のコーヒー屋に10万票の差をつけられた。
コーヒー屋は、その演説を直接見たけど、胡散臭さ満点だったんだけどね。
この三人は、今の日本の政治には、所属政党を超えて、本当に必要な政治家だ。
保坂さんと小池さんは、知識量、表現力、国会での質問力、どれをとっても政治のプロだ。
喜納さんは、沖縄の米軍基地問題を、当事者として本気で語ることのできる政治家だ。
神奈川選挙区では、民主党の千葉景子さんが次点で落選した。
みんなの等に票を持っていかれてしまった。
私は沖縄を裏切る閣議決定に署名した千葉景子を支持はできないけれど、彼女が法務大臣でいる間、ただ一人の死刑も執行されていないことに対しては、大きく評価したい。
民主党政権は、彼女のおかげで一人の命も奪っていないのだ。
実を言うと、神奈川在住の私は、「千葉さんは当選するだろう」と甘く見て、他の人に投票してしまったのだった。
そんなプロや本気の政治家が落選する一方、ヘンなのが当選した。
現在の弱者切り捨て政治の大元を作ったのは自民党だと理解できずに民主党批判をする三原順子や、
お願いだから柔道に専念していてほしい谷亮子なんかだ。
この人たちは、知名度だけで当選している。
これは、三原順子や谷亮子を責めるわけには、いかないだろう。
責められるべきは、「名前を知っている」という理由だけで投票した有権者だ。
やっぱり日本は田舎なのだ、精神的に。
ま、立ち上がれ日本は、1議席しか獲得できなかったのが、今回の選挙で、唯一、良かったことかな。
それも、中畑清や、中山成彬、杉村太三みたいなのでなく、当選したのは片山虎之介で、まだ良かった。
片山の政治姿勢を、私は何一つ支持できないけれど、彼の人間性だけは、嫌いではない。
『姫の虎退治』で破れたときの、実に潔い弁を、私は覚えているからだ。
今後、党派無関係に、保坂展人、小池晃、喜納昌吉は、勝手に応援していこうと思う。
そして、タリーズのコーヒーは、絶対飲まない。
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小池晃さんは当選したとばかり思っていたのですが・・
落選してしまったのですか。。今知りました。
残念です。
いろいろと鋭い指摘をしている政治家なのに。
> やっぱり日本は田舎なのだ、精神的に。
田舎、ですねぇ・・。分かります。
今後も、めげずに発信していくつもりですので、またコメントお願いしますね。