まだ生きてます(笑)。
イソジン飲んで胃腸の調子もなんともない。
ネット上では『イソジン飲むやつはバカ』みたいなことになっている。
その根拠のほとんどは、放医研の出した文書に基づいている。
公的機関の出した情報だから、という理由がほとんどのようで、その内容まで精査している意見は、ほとんど見られない(ゼロではない)。
公的機関の出した文書がすべて信用に足るなら、この国はこんなにひどいことにはならなかったはずだ。
そこでさらに調べた。
(俺ってホント、調べるのが好きだね!)
で、こんな文書(①原子力災害時における安定ヨウ素剤予防服用の考え方について)を見つけた。
PDFで全部で59ページ。
ザッパに斜め読みした。
言い回しから考えて、放医研の文書は、これを下敷きにしているとみて、間違いないと思う。
非常に参考になったが、やっぱり「????」なところもあった。
また、こんなもの(②緊急被ばく医療研修基調講演)も見つけて、これも斜め読みしたが、イソジンについては「?」だった。
①のp17には、次のような記述がある。
==================================
各家庭にあるヨウ素を含むうがい薬や外用薬は、経口服用目的には安全性が確認されておらず、また、ヨウ素含有量が少なく、原子力災害時における放射性ヨウ素の甲状腺への集積を速やかに抑制する効果は乏しいため、これらのうがい薬や外用薬を、安定ヨウ素剤として使用してはならない。
==================================
また、②では以下のようになっている。
===================================
うがい薬に入っているヨウ素はポピドンヨードというもので、ポリビニルピロリドンとヨウ素の製剤で、ポリピニルピロリドンについては食品衛生法や日本薬局方で人体への摂取は認められていないということがあります。ちなみに、うがい薬の場合は飲むものではありませんが、ウィスキー程度の37%のアルコールが入っています。ここに書いてありますように、メントールやハッカ油が入っていますが、これも飲むものではありませんから、当然消化管や粘膜を刺激する可能性も非常に強くあります。ヨウ素製剤として、うがい薬を14.3ccも飲むのは結構大変なことで、とんでもないことだと思いますが、こういうことで飲むべきではありません。
===================================
まず、安全性について。
①では、安全性については、『確認されてない』だけだ。
害があることも確認されてはいない。
②では、より具体的だ。
・薬局方で認められていない。
・アルコール、メントール、ハッカ油が入っていて、消化管に強い刺激を与える可能性がある。
この二点が根拠になっている。
納得はするが、すぐさま大きな害があるとも考えられない。
それに、可能性であって、やはり確認はしていない。
次に、量について。
①では『ヨウ素含有量が少なく』とあるだけで、具体的な数値への言及はない。
②では、『イソジン14.3cc』とある。この数値について検討してみよう。
①を見ると、原子力安全委員会の定めたヨウ素剤の服用量は、フランスの基準を参考にして作成したようだ。
その作成された基準とは、
ヨウ素量として
新生児 12.5mg
生後1ヶ月~3歳未満 25mg
3歳~13歳未満 38mg
13歳~40歳未満 76mg
手元のイソジンの容器には有効ヨウ素含有量が、『7mg/ml』とある。
これを上記の服用量に当てはめて計算すると、下のようになる。
1ヶ月~3歳未満 3.5ml
3歳~13歳未満 5.4ml
13歳~40歳未満 10.8ml
14.3mlも飲む必要は、ないと思うのだが。
②のリンク先に、こんな情報もあった。
イソジンの主成分である、ポピドンヨードのADI(1日摂取許容量)だ。
それによると、ポピドンヨードのADIは、0-50mg/kg/日である。
これをイソジンにあてはめると、体重50kgとして、2500mgまでは問題ないことになる。
10mlのイソジンを飲んでもポピドンヨードは700mgしか摂取しない。
何の問題もない。
ただし先程書いた、アルコール、メントール、ハッカ油のことは、考慮していないが。
服用回数について。
①によれば、ヨウ素剤の効果は1回飲めば、1日は持続するとのこと。
また、2回目を飲まなければいけなくなる前に、さっさと逃げろとも、書いてある。
案外、これが最も大切かもしれない。
イソジンについてまとめよう。
飲んでは行けないことの最大の理由は「薬局方で認められていないので、責任とれない」ということのようだ。
各自の判断で飲む場合、
・消化管を荒らすので、連用はいけない。
・放射性ヨウ素が体内に入る24時間前~3時間後に飲むのが効果的。回数は1回でよい。(②のリンク先より)
・アルコール等を含むので、じゅうぶん水等で薄めて飲む。
・飲む量は、下記の程度。
1ヶ月~3歳未満 3.5ml
3歳~13歳未満 5.4ml
13歳~40歳未満 10.8ml
・ヨウ素の過剰摂取も問題がある。
・ヨウ素剤が手に入るなら、飲む必要はない。
・医師、薬剤師は、飲むことを認めていないことを、認識した上で飲む(それならヨウ素剤をもっと普通に処方してもらえるようにしろよ! と思う)。
・甲状腺に問題のある人は、絶対に飲んではいけない。
次に、ついでに昆布の摂取について。
①のp17では、食品によるヨウ素摂取について、具体的数値をもとに、かなり詳細に検討している。
2gの昆布を使った、1杯のだし汁で約5mgのヨウ素が摂取できるそうだ。
なのに結論は、昆布を食べることに否定的なのだ。
しかし、よく読んでみると、それは『原子力災害が起きてから、緊急的に食べても効果は期待できない』ということのようだ。
また、昆布をどのくらい食べたら、どのくらいのヨウ素が摂取できるかが正確には予測できないから、責任もって勧められない、ということもあるようだ。
つまり、安定ヨウ素剤の代わりにはならない、ということだけで、普段から、昆布を食べていても、甲状腺にヨウ素は補給できないとは、まったく書いていない。
私の結論は、『普段から昆布を食べて、甲状腺にある程度のヨウ素は備蓄しよう』である。
こうしてみると、放医研の文書、ずいぶんテキトーに感じるよ。
イソジン飲んで胃腸の調子もなんともない。
ネット上では『イソジン飲むやつはバカ』みたいなことになっている。
その根拠のほとんどは、放医研の出した文書に基づいている。
公的機関の出した情報だから、という理由がほとんどのようで、その内容まで精査している意見は、ほとんど見られない(ゼロではない)。
公的機関の出した文書がすべて信用に足るなら、この国はこんなにひどいことにはならなかったはずだ。
そこでさらに調べた。
(俺ってホント、調べるのが好きだね!)
で、こんな文書(①原子力災害時における安定ヨウ素剤予防服用の考え方について)を見つけた。
PDFで全部で59ページ。
ザッパに斜め読みした。
言い回しから考えて、放医研の文書は、これを下敷きにしているとみて、間違いないと思う。
非常に参考になったが、やっぱり「????」なところもあった。
また、こんなもの(②緊急被ばく医療研修基調講演)も見つけて、これも斜め読みしたが、イソジンについては「?」だった。
①のp17には、次のような記述がある。
==================================
各家庭にあるヨウ素を含むうがい薬や外用薬は、経口服用目的には安全性が確認されておらず、また、ヨウ素含有量が少なく、原子力災害時における放射性ヨウ素の甲状腺への集積を速やかに抑制する効果は乏しいため、これらのうがい薬や外用薬を、安定ヨウ素剤として使用してはならない。
==================================
また、②では以下のようになっている。
===================================
うがい薬に入っているヨウ素はポピドンヨードというもので、ポリビニルピロリドンとヨウ素の製剤で、ポリピニルピロリドンについては食品衛生法や日本薬局方で人体への摂取は認められていないということがあります。ちなみに、うがい薬の場合は飲むものではありませんが、ウィスキー程度の37%のアルコールが入っています。ここに書いてありますように、メントールやハッカ油が入っていますが、これも飲むものではありませんから、当然消化管や粘膜を刺激する可能性も非常に強くあります。ヨウ素製剤として、うがい薬を14.3ccも飲むのは結構大変なことで、とんでもないことだと思いますが、こういうことで飲むべきではありません。
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まず、安全性について。
①では、安全性については、『確認されてない』だけだ。
害があることも確認されてはいない。
②では、より具体的だ。
・薬局方で認められていない。
・アルコール、メントール、ハッカ油が入っていて、消化管に強い刺激を与える可能性がある。
この二点が根拠になっている。
納得はするが、すぐさま大きな害があるとも考えられない。
それに、可能性であって、やはり確認はしていない。
次に、量について。
①では『ヨウ素含有量が少なく』とあるだけで、具体的な数値への言及はない。
②では、『イソジン14.3cc』とある。この数値について検討してみよう。
①を見ると、原子力安全委員会の定めたヨウ素剤の服用量は、フランスの基準を参考にして作成したようだ。
その作成された基準とは、
ヨウ素量として
新生児 12.5mg
生後1ヶ月~3歳未満 25mg
3歳~13歳未満 38mg
13歳~40歳未満 76mg
手元のイソジンの容器には有効ヨウ素含有量が、『7mg/ml』とある。
これを上記の服用量に当てはめて計算すると、下のようになる。
1ヶ月~3歳未満 3.5ml
3歳~13歳未満 5.4ml
13歳~40歳未満 10.8ml
14.3mlも飲む必要は、ないと思うのだが。
②のリンク先に、こんな情報もあった。
イソジンの主成分である、ポピドンヨードのADI(1日摂取許容量)だ。
それによると、ポピドンヨードのADIは、0-50mg/kg/日である。
これをイソジンにあてはめると、体重50kgとして、2500mgまでは問題ないことになる。
10mlのイソジンを飲んでもポピドンヨードは700mgしか摂取しない。
何の問題もない。
ただし先程書いた、アルコール、メントール、ハッカ油のことは、考慮していないが。
服用回数について。
①によれば、ヨウ素剤の効果は1回飲めば、1日は持続するとのこと。
また、2回目を飲まなければいけなくなる前に、さっさと逃げろとも、書いてある。
案外、これが最も大切かもしれない。
イソジンについてまとめよう。
飲んでは行けないことの最大の理由は「薬局方で認められていないので、責任とれない」ということのようだ。
各自の判断で飲む場合、
・消化管を荒らすので、連用はいけない。
・放射性ヨウ素が体内に入る24時間前~3時間後に飲むのが効果的。回数は1回でよい。(②のリンク先より)
・アルコール等を含むので、じゅうぶん水等で薄めて飲む。
・飲む量は、下記の程度。
1ヶ月~3歳未満 3.5ml
3歳~13歳未満 5.4ml
13歳~40歳未満 10.8ml
・ヨウ素の過剰摂取も問題がある。
・ヨウ素剤が手に入るなら、飲む必要はない。
・医師、薬剤師は、飲むことを認めていないことを、認識した上で飲む(それならヨウ素剤をもっと普通に処方してもらえるようにしろよ! と思う)。
・甲状腺に問題のある人は、絶対に飲んではいけない。
次に、ついでに昆布の摂取について。
①のp17では、食品によるヨウ素摂取について、具体的数値をもとに、かなり詳細に検討している。
2gの昆布を使った、1杯のだし汁で約5mgのヨウ素が摂取できるそうだ。
なのに結論は、昆布を食べることに否定的なのだ。
しかし、よく読んでみると、それは『原子力災害が起きてから、緊急的に食べても効果は期待できない』ということのようだ。
また、昆布をどのくらい食べたら、どのくらいのヨウ素が摂取できるかが正確には予測できないから、責任もって勧められない、ということもあるようだ。
つまり、安定ヨウ素剤の代わりにはならない、ということだけで、普段から、昆布を食べていても、甲状腺にヨウ素は補給できないとは、まったく書いていない。
私の結論は、『普段から昆布を食べて、甲状腺にある程度のヨウ素は備蓄しよう』である。
こうしてみると、放医研の文書、ずいぶんテキトーに感じるよ。
おやつ昆布100g(北海道産)カルシウムたっぷり!※ヨウ素(ヨード)がこんぶには多く含まれてます。 | |
がごめ昆布 ・おやつ昆布 | |
北海道特産品 吉粋(きっすい) |
出汁が1000人分くらい取れそうだす。
そしたら、昆布は意味無いとか騒ぎ始めてやんなっちゃうだすよ。
無意味なわけ無いのにね。
こうなったら、ホントに最悪の状況になってもらいたいと思い始めているでごわす。
昆布欲しかったらいつでも言って下さいね。
送料は実費でね。
出し昆布は、だしを出した後の昆布でもおいしく、
私はそのままぽん酢をかけて食べています。
(食物繊維たっぷり!)
しかし乾いてしまうとゴムのように硬くなってしまうので、
だしを出し終わってからすぐ食べるのがいいです。
おつまみ昆布はおいしいけれど食べ過ぎてしまうのが難点で、
喉が渇きます。(でもおいしい)
(長文になってしまった)
お久しぶりです。
ご無事ですか? 元気そうでなによりです。
そう、昆布が無意味なわけ無いです。
安定ヨウ素剤の替わりには使えない、ということと、普段から昆布を食べることの意味は、しっかり区別してほしいものですね。
ゆうこさん、
毎度どうもです。
ゆうこさん、ちゃんと料理してますね~。
当たり前、なのでしょうか?
無精な私は、尊敬してしまいます!
私は、ご飯に塩昆布、ですね。