お茶会めぐり  ~ 日々旅好日 ~

着物とお茶会の日記です あ、最近は旅行の日記です(笑) たびねすで旅行ナビゲーターやってます♪

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偶然「古着やさん」に遭遇

2010-06-03 17:56:27 | 着物
お仕事で、ちょっと外出。



会社の近くで、なにやら着物やさんらしきショップを発見。




「こんなとこに着物やさんなんて無かったハズ!!」
(↑なぜなら実家から徒歩20秒のところだから、よく知っている)





ちょっと覗いてみると、私好みの着物やさんではなく、「アンティーク」「古着」のカテゴリーのよう。



作業をしていた女性に聞いてみると、普段は四天王寺さんや、北野天満宮の市に出店しているらしく、倉庫として使っていたのを、実店舗としてオープンしたそうな。




私がアンティークを避ける理由は、「裄が絶対に合わないから」

でも、帯ならOK



ちょっと物色してみると、めちゃめちゃ安い



どうやら明日からのセールのために、商品を整理していたようで、お店の方も「どうしてお店のことを知ったのですか?」と不思議そう。
完全に通りすがりの地元住民ですもの





どう見ても、使用感のない名古屋帯がビックリの¥1,000



3回くらい「正絹よね!?」と確認しました(笑)
そして、ゼロの数も。

ずっと使われずに、お蔵で眠っていたのか、折りジワがけっこうあって、しかも折るところヘタなので、表に影響しそうだけど、まぁ、なんとかなりそうだし、買っちゃった

馴染みの呉服屋さんに相談したら、無料でシワを取ってくれるとのこと

こういう時に、贔屓の呉服屋さんがあると、便利ですよね
他店で買った商品でも、無料でシワ取りしてくれたり、無料でシミを抜いたりしてくださいます(←多分、特殊な例でしょうが…)




二日前に、210万円の帯を某着物やさんで勧められていたワタクシですが、一気にゼロの数が減りました(笑)
(去年、越後上布を買ったお店なので、私だったら高いものを勧めても大丈夫と大きな誤解をされているようです




会社に戻って、ちょっとPCで調べてみました

あった、あった

コチラ↓みたいです

http://kimono-temari.com/











高台寺 遺芳庵朝茶席

2010-06-03 13:21:05 | お茶
朝7時30分、着物で京都駅に

遡ること、家を出たのは6時過ぎ。

更に遡ること、4時半起床、着物に着替えて朝ごはん…



こんなに早起きなのには理由があります





高台寺の「遺芳庵朝茶席」に入らせていただくため。

まだ寒い頃から、友人が予約しておいてくれたのです



このお席は6月1日から6月6日のみで、1日3名しか入れませんので、3名×6日の18名しか年間を通しても体験できない貴重なお茶席なのです


高台寺特別茶会のページ↓
http://www.kodaiji.com/chakai.html




入れるのは3名で、遺芳庵は一畳台目のとっても狭いお茶室。

この日は私と友人のほかに、千葉から泊りがけでお越しになられていた女性がひとり。


待ち合いで御挨拶。とてもカンジの良い方で、私たちの緊張もなごみます(笑)


     待ち合いのお軸は太夫











この方のお陰で、お話もはずみ、とても有意義な時間が過ごせましたが、「お正客」のお仕事を考えさせられる良い機会でした。
お道具だけ聞いててもダメなんですよね。。
お正客さんによって、同じお茶席でも、ガラッと雰囲気が変わってしまうこともあるのだと思います。
今回はステキなお正客さんと御一緒できて、とてもラッキーでした




それにしても、お茶初心者の私がずうずうしくも、いろんなお席に入らせていただいているワケでして、時々、お茶会ブログを書いていても申し訳なく思うことがあります
ただ、京都に近いところに住んでいるということで、そういう機会にも恵まれており、有難く経験させていただいています
あしからず…(笑)






 では、お軸の拝見を…    

「清嵐」
このお軸は、亭主の方の甥御さんだったか姪御さんだったかがお生まれになった時に、妹さんがいただいたものらしいのですが、それをお持ちだし



  お道具拝見

とっても狭いお茶室で、縁内、縁外の区別がありません
お茶碗は、高台寺のお蔵にあったのを発見されたもので、この日に使う予定だったらしいのですが、「焼きが甘いのか、拭くと色が付くんです だからくださったのかもしれませんね」とのお茶目な回答。
なので、拝見のみ。

お茶碗を裏返せば、「菊渓」とありまして、永楽和全のものらしい。。
(スミマセン、、なんとか覚えようと思ったのですが、記憶が曖昧です)



お茶杓は、亭主のお父様(高台寺の茶道頭をしておられた)が作られたものかもしれない…らしい。
とってもカッコイイお茶杓で、「こんなの欲しい」と思わせるようなもの。
銘はついていないそうです。








「せっかくなので、水屋ご覧になられます?」とのお誘いに、首を思いっきり上下に振る3人(笑)



水屋を空けて、明るくなったので、全体図を撮影。



 逆勝手です






写真はありませんが、この日は、本塩沢のあっさりめの訪問着と、加納幸の紗紬の袋帯(←スリーシーズンOKなので重宝します)。
お茶をするなら、単の季節でも訪問着か色無地は必須ですね。。あと、袋帯も。。














高台寺の本堂からのお庭の眺めも市松模様でステキでした