上野山みどりのシャンソン日記

シンガーみどりの歌声日記です。随時更新中!

久しぶりのアートクラブ♪

2010-07-31 07:26:42 | 日記
 あれは3年前~

 そう、今じゃ関西のジャズ&シャンソン界では登竜門と言われているかどうかは知らないが、有名なライブハウスが心斎橋のここ『アートクラブ』
 3年前に、パリ祭でピアノ伴奏を引き受けて下さったシャンソン界のピアノの魔術師(と言われているかは知らないが、誰もがそう思っているはず)、田中浩之さんにご挨拶をするために、三田から久しぶりに大阪ミナミまで夜出掛けて行った。その日のライブの伴奏者が田中さんだとチェックはしていたが、歌手には無頓着であった。とにかく、その年の夏、郷の音ホールで私の初リサイタルをやる事が決まり、超大御所の田中さんが伴奏して下さるという事態に酔いしれている真っ只中であったのだ。しかしその夜はラッキーにも、岡本光平さんがメインで歌われる日であった
 岡本さんは、そのもっと前に、シャンソンフォーリーという大きなコンサートの舞台で、数々の歌い手さんの中でひときわ異彩を放ち、本物の歌声に酔わせて頂いた方であった。超ラッキー 川西のKさんを誘い、ふたりで『今夜はサイコー』と大喜びして帰ったライブデーであった。

 また来ようね と言いながら、あっという間に3年が経ち、やっと来れたのが今週月曜日 何人か誘ってみたものの予定ありで、仕方なく一人で申し込んだ。この日は関西では人気ナンバーワンの『渡辺歌子』さん(東京)のスペシャルライブであった。去年の10月にリッツ・カールトンでのコンサートでゲスト歌手として来られていたのだが、その少し前に、山田直毅さんに「関西の歌い手さん達がみんな惚れ込んでる、素晴らしい歌手だよ、知らないの」と驚かれた事があったので、これはいかん と奮起してKさんと出掛け、そこで想像を遥かに超えた感動を得ていた

 そして今回はライブハウスで、お喋りも楽しめて、もっと近くで歌子さんの歌を堪能出来たのだ 1部は7時半から約45分、後半は9時半から。2部制で入れ替えなし。休憩タイムが長いとひとりじゃ辛いものがある。不安はあったが逃したくないチャンスであった。

 JRに乗るのに家から何パターンかあるが、道場駅横の公営駐車場が一日置いて400円(前はずっと300円だった)、人気でいつも満車なので、駅近くのお店や、下手したら踏み切り渡って川沿いにかなり歩いたお寺に置かせてもらったりした事もあるが、夜遅いと辺りは真っ暗闇で一人歩きが超怖い。でもこの日は電車に乗るのが夕方5時過ぎだったので、きっと公営Pに空きが出来てるはずだと予測し、道場まで車で走った。思ったとおり空いてはいたが、なんとまた値上げしていて民営と全く同じ500円になっていたのにはショックを受けた 駅は相変わらず無人のくせして~

 お店に7時前に到着すると、私の初アルバムを手掛けて下さったIさんが来ていた。その日は予約制で席も決めておくと電話で言われていたのだが、私の席が用意されてなく、カウンターだけは空いているとの事でひとりだから調度いいわとばかりに着席すると、ママさんが「Iさんのお知り合いなら一緒に座ってあげて」というので話し相手が出来、かえってホッとした幸運はまだまだ続く

 開演直前に岡本さんが入って来られ、前半はカウンターに一番近いテーブル席で生徒さん達に囲まれ、所狭しと聴いておられたが、休憩タイムでは「あの席は暑い暑い」と私の隣のIさんに話しかけてきた。こちらは反対に寒いくらいだったが、飲む男性の方には調度良いかも。Iさんが勧めて岡本さんが私とIさんの間に座られたのだ 一時間たっぷりの休憩タイムに、岡本さんといろんなお話が出来、お店と親交の深いお客様のバースデーとも重なる日らしく、会場に美味しいケーキと高価なシャンパンが振舞われ、しかもIさんとも岡本さんとも親しい、歌手のかとうのりこさんからも声を掛けて頂き、不安どころかとても素晴らしい夜となったのだ イタリア語の通訳の仕事もされているかとうさんには、去年山田さんとのライブで私がカンツォーネを原語で歌うために、ご自宅へ一度イタリア語の発音を習いにいった事があり、2度目のお出会いだった。

 歌子さんの歌は本当に素晴らしく、特に後半は音響もかなりいい音になり、表現者としての迫力に圧倒され、何度も感動を味わったライブであった

 
 
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森のくまさん バーベキュー&ライブ♪

2010-07-28 19:46:16 | 日記
 先週の土曜日は、何ヶ月も前からお誘いを受けていた『森のくまさん恒例夏のバーベキュー大会』があった。新三田駅から有馬富士公園方向へ少し走ると右側の山の麓に赤い屋根の、まさに熊ハウスのような可愛い喫茶店『森のくまさん』がちょこんとある電気屋を営んでいたマスターが、10年?か15年?前に電気屋を辞めてママの長年の夢であった喫茶店を開業したのだ。美味しくて辛い看板カレーはママの手作りでこだわりの味だ。コーヒーがこれまた美味いのは、一杯ずつマスターがサイフォンで淹れてくれるからだ。

 そういえば私も、二十歳で関西に渡る直前、愛知県の実家近くの喫茶店で、毎朝厨房に入ってはサイフォンでコーヒーをお医者さんや患者さんに出していたっけ~総合病院の中の喫茶…『談話室』名前まで突如思い出してしまった関西での生活資金を必死で稼いでいたのだが、サンドイッチやパスタの定番メニュー以外に、うどんや親子丼など、自分達で好きな物をメニューに追加して出せたので、仕事がとても楽しかったのを覚えている。ただ、一点だけ辛かったのは、そこでパートの女性のミスで火傷を負ってしまった事だけ関西へのドキドキわくわくのお引越しが通院のために1か月延びてしまった。両親は私の怪我を知ってもあまり動じず、肝心の私も痛みと闘っているためおとなしく観念するしか為すすべがなかったのだが、5歳上の姉だけが、えらく興奮して泣き出したのにはこっちが面食らってしまったなまだ傷が痛む私を連れて、電車で名古屋の知り合い弁護士に相談までしにいった姉だ。後にも先にも、兄弟愛というものを生まれて初めて味わった出来事であった。ま、不幸中の幸い五体満足で歌が歌える事に感謝、感謝

 脱線し過ぎやし…

 パリ祭直前に、去年のバーベキュー時にフラメンコギターを演奏されていたSさんとばったりお店で出会い、今年はセッションしようという事になったしかし、パリ祭準備に走り回っていた私が、やっとの事でSさんとお手合わせが叶ったのは本番2日前の夜であった日がないので彼が勝手に3曲ほど選んでくれたのはいいが、キーがどれも高すぎっ営業後のお店でマスターやママの見守る中、あーでもない、こーでもないとまださほど話した事もないエスさんに、私も歌うとなると言いたい放題だ。たじろぎながらも必死に頑張ってくれるSさん。フラメンコギターは凄腕だが、歌の伴奏には慣れてないため、ほんまに大変やっただろうと思う。なんとか、『涙そうそう』と『五番街のマリー』『愛の賛歌』を形にしておいた。

 翌々日、午後6時半からスタートしたバーベキュー&ライブ大会去年は私の初アルバムから何曲かを選んで、そのカラオケで歌い、ママさんが思いっきり宣伝してくれたおかげで、参加した方々が次々にCDを買って下さったこの日だけでなく、ママは年がら年中私を応援してくれ、チャリティコンサート『パリ祭』のみならず、私のライブチケットやCDを一切マージンを取らずに置いてくれている

 この日のライブはSさんの素敵なソロギターで開幕した。次に2日前に合わせた3曲をふたりで披露した。なんとかやれたんじゃないかなそして、大阪フィルやあちこちでプロで活躍中の若手サックス奏者が、『美女と野獣』『情熱大陸』…など、見事な演奏を聴かせてくれた。続いて、ママさんがリードボーカル不在のために代役を務めた『ココナッツ』の演奏だ。はちゃめちゃな演奏とお喋りで、おおいに笑わせてくれた酔ったママは、むっちゃ可愛いそして、カントリーダンスタイムへと続く。最後にマスターご指名で、私のソロタイム。今回初参加のよっこさんにはもってもらい、『砂に消えた涙』『夢見る想い』アンコールがきたので、『コメ・プリマ』で応えた今年はカンツォーネ特集と相成った

 車で相棒を家まで送り、家に帰ってシャワーを浴びた後に、マスターにもらった缶チューハイをひとりでゆっくり楽しんだ

 病気を乗り越えたマスターに、乾杯

 来年も呼んでねっ
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西脇お初のソロライブ♪

2010-07-24 23:12:31 | 日記
 19日の月曜日、春頃から数回お邪魔している西脇市のレストラン『ぶどうの木』で、いよいよ私のソロライブの番が来たパリ祭とかのコンサートとなると、朝早く起きて8時には大荷物を積み込んで家を出ないと午後2時開演には間に合わないのだが(主催者なので)、ライブだとかなり身軽で気軽でルンルンといった感じ当初、アップライトピアノではお客様に背を向けての演奏になるため、エレピを持ち込まないとダメだよねと言っていたのだが、リハの日にいろいろお店のピアノを動かしてみた結果、いけるんじゃない?という事で、生ピアノを使う事にやっぱり音やタッチが断然違うし、私もやりやすい音響機材も自前のを使いたかったのだが、ご好意で地元のマニアックな方がセッティングして下さっていたので、それを使わせて頂く事に

 家から既に衣装を着て、楽譜をかばんに入れ、マイマイクだけ念のために持ち、車に乗り込み三田駅までナオを拾いに向かった。今日は私の一日マネージャーである。ナオは朝から大阪に出掛けていて、私の出発時間に合わせて電車で帰ってきてくれた。高速を使ってお店まで40分で到着即、マイクチェックマネージャーは着くなりビールをご所望に…ま、いいか私が何曲か弾き語りする度に振り返ってナオの方を見るのだが、テーブルにマスターと向かい合わせに座り、何やら関係ない話で盛り上がっている。私には背を向けて座ってらっしゃるのだ。

 「ナオマイクどおピアノとのバランスどお

 「ええんちゃうぅ~~~~~

 「…ホンマかいやぁ~

 マイクを自分のに換えてみたら音が落ち着いてきた。ソロなのでリハもあっという間に終わり、というよりお客様が早々とご来店になり、やれなくなったわけだ。

 ほとんど初めて出会う方ばかりなのに、なんの違和感も緊張もなく、私のリビングへようこそといった気分でライブがスタートした

 オープニング『聞かせてよ、愛の言葉を』を仏語で歌うと、思った以上に皆さんのお顔がうっとりとなさっているように感じた。この曲には不思議なパワーがあるように思える。歌っている私も、とても優しい気持ちに溢れてくるのだ。よっしゃこのムードで最後まで頑張ろうっと一曲一曲終わる度にマイクを外して後ろを振り返り、お喋りに夢中になる。いつもの地のまんまの私だ。なんで今日はこれほど自然体でいられるんだろうピアノに向かい、歌いだすと演奏にひたすら集中出来るお店の暖かい空気とお客様の和んだ気持ちとが、溶け合っているような気がした。

 飛び入りで地元の方の歌も入り、フルフルの相棒も来てくれたので『恋人も居ないのに』と『野に咲く花のように』もふたりではもったりした

 こんなライブなら、これからどんどんやっていきたいな

 打ち上げもそのままお店でひたすら飲み続けるナオのせいで、延々話が続く…てぇのはウソで、私もナオも相棒も、B型で方向音痴で、そしてかしまし娘(失礼オバハンですぅ)なのだ。ナオと相棒は先日のリハの日に私が引き合わせたのだが、思った以上に意気投合した様子。私たち3人で、新しいユニット『スリー・ディグリーズ』違った『スリー・Bジーズ』いや『スリー・何とか』を結成しようやぁ~と言い出したんは、誰やったっけ

 私、やりたいけどこれ以上ユニット増やされへんわ…
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本日は弾き語りソロライブ♪

2010-07-19 14:23:16 | 日記
 いやぁ、晴天や~

 梅雨も明けたところで、西脇市寺内、国道175号線沿いにあるレストラン『ぶどうの木』で、今夜初めてのソロライブをやる。アップライトのピアノがあるのに、飾ったままで勿体ないやんと、私の古い友人ナオ(といってもこの15年間音信不通だった仲…)が馴染みのマスターに、ライブのプロデュースを買って出たのが6月。そうそう、ブログにも書いた、黒田庄和牛の差し入れがあった日がトップバッターであるナオのジャズライブであった。今日は二番手の私だ。差し入れはともかく、とにかく来て下さった皆さんが来て良かったと感じて頂けるライブが出来ればいいなぁ頑張ろうっと

 フルフルの相棒も垂水のランチコンサートが終わり次第に駆けつけると電話があったので、飛び入りで、フルフルのテーマソングとなった『恋人も居ないのに』と『野に咲く花のように』を最後らへんにハモろうかしらん

 私の一時間のワンマンショーの曲目は、いつものように、ハチャメチャな選曲だ

 
1.『聞かせてよ、愛の言葉を』(仏語)
2.イエスタディ・ワンス・モア(カーペンターズ)
3.シェルブールの雨傘(英語 映画音楽)
4.サン・トワ・マミー(以下、全部日本語)
5.ひまわり(映画音楽)
6.百万本のバラ
7.涙そうそう さとうきび畑 千の風になって の中からリクエスト
8.恋のバカンス・コーヒールンバ・恋のフーガ(メドレー)
9.糸(中島みゆき)

 究極の選択である

 マスターから電話が入った。

「お客さんが、『西脇の歌』の楽譜を持参するから、ピアノで弾いてくれませんか?ですって…」……そんな歌があるん??トライはしますと答えておいた


さあいざ、出陣



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パリ祭写真その7♪

2010-07-16 22:48:47 | 日記
 最後に、お客様を交えてのパリ祭恒例「オー、シャンゼリゼ」、出演者が全員集合♪
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