上野山みどりのシャンソン日記

シンガーみどりの歌声日記です。随時更新中!

観月祭ライブ…♪

2010-09-24 20:51:41 | 日記
秋分の日の昨日は、一ヶ月前に頼まれていたお月見ライブであった。

 場所は姫路市林田町の『八幡神社』 主催は、NPO法人ハートフルガーデン中播磨。フルフル相棒の谷口さんの関連であるので、初めのうち詳細はよう分からずであったが、過疎地の町おこしも兼ねての心尽くしのイベントだという事で、ふたつ返事で引き受けた 前日まで夏のぶり返しで暑かったというのに、昨日は朝からやや肌寒いではないか。しかも目が覚めるとまるで台風が接近しているかのような雨と風… 前日に、買ったばかりのヤマハのエレピを車に積むのを忘れてしまい、どうしようかとハラハラ エレピのカバーも事前にネットで購入しておいて良かった。なんとか2階の納戸から12キロのエレピを担いで降り、雨が一瞬止んだすきに、サッと車に積み込んだ。「こりゃ、今日は絶対に屋内になるな。」と、ややホッとしながら昼過ぎに出発 福崎まで行き、相棒の車に乗り換えてさらに秘境の地、林田町へと向かった

 なんと、到着してみると雨は止み、太陽が顔を覗かせているではないか秋風も心地よい 現地のスタッフの方たちも皆大喜びで、急きょ会場設営にてんてこ舞いだ 私達フルフルのステージとなる池の袂の空き地にビニールシートを敷き、座布団を80枚並べ、社務所から池に沿ってたくさんの灯篭や竹、ススキの飾りが置かれ、開演時刻には全ての蝋燭に火が点り、それはそれは幻想的な風景が闇に浮かび上がり、こんな情緒のあるお月見は初体験で、私たちはすっかり心を奪われてしまった 何もかもが手作り。そう、お月見団子も。月より団子じゃ、私は どうせ、晴れても月までは出んじゃろ~、と思いきや、これまた奇跡 私達の演奏が始まると、山の頂上が白んできて、10分ほどするとまあるい『おっ月さん』がぽろっと山からこぼれ落ちたのだ 観客も私らも思わず「おおおおおおぉぉぉ~~~っ」っと拍手喝采 ステージと客席との垣根など、あるはずもないライブであった。

 八幡神社での野外ライブなどもちろん初めてであったため、スポットライトなど舞台照明など誰も気がつかず、…途中、あまりの暗さにステージに灯篭が集められ、下からの照明によって私達の顔がぼんやりと亡霊のごとく、幻想的だったのは言うまでもない。(社務所での化粧直しは何だったの)何もかもがお初で愉快で、私はライブの間中、ずっとけたたましく笑い続けたのであった。


 曲目…恋人もいないのに(フルフル)  時の子守歌 & 里の秋 & アメイジング・グレイス(谷口) 小さい秋 & りんご追分 & サントワマミー(私) 
ラストダンスは私と & 野に咲く花のように(フルフル) ひとりの手(手話)    荒城の月 & ふるさと(地元の矢野さんの竹笛とのコラボ)  

 
 地元の方やスタッフ皆さんの念力?怨念で、見事なまでの奇跡の観月祭であった

 たったひとつ、夜露にしっとりと濡れてしまったエレピの、今後の行く末を案じる私である…  
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父との別れ

2010-09-20 13:57:39 | 日記
 9月14日の父の誕生日には、毎日片道1時間半かけて、弥富から可児川の病院へと通い続けてくれた姉が、ケーキを病室に持ち込み、酸素マスクをした父とお誕生ケーキを一こまに収めた奇妙な写メを送ってくれた。もちろん父はケーキなど食べれない。姉と姪とで食べたという。この前私が初めて父を見舞いに行ったのは、先月の24日。3日間見舞って三田に帰ってきた。今月、この時もまた行けばよかったと今、思う。父にとっては79歳の最後の誕生日となることくらい、ちょっと考えれば分かる事であった。せめて携帯にかけて、父の耳元で『おめでとうね。』と言ってあげればよかった。今まで一度も父にかけた事のない言葉を…。

 そして誕生日の翌々日、肺に溜まった水を抜いてもらい、楽に横になりスヤスヤと2時間ほど気持ちよく寝ていた父の容態が急変し、姉から顔呼吸になり血圧もかなり下がっているとのメール。まだ医者が、今夜が峠だとか、言ってないんでしょ??と私。その直後にメールではなく電話で、息を引き取ったとの知らせがきた。あっという間の出来事であった。

 やはり前もって荷物をまとめておけばよかった。気持ちは焦るのに手に付かない。次の連絡までがやたらと長かった。結局翌日に来ればいいという事になった。なんだかちっともピンと来ないまま、17日の朝、ひとりで岐阜へと向かった。


 3時前に御嵩の実家に到着。父の顔は意外なことに、肌がピンと張って、シワもあまりなく、若い頃にもどってスヤスヤとまるで寝ているかのようであった。母が生きていた頃は、それはそれは家族をさんざん苦しめてきた父。ワンマンで、頑固で、好き勝手に生きてきた父。きっと死ぬ時には醜い形相になるかと思いきや、それはそれは、信じられないほどの仏のような穏やかな顔であった。そして、7時からのお通夜には、ボランティア好きの父と関わった全ての人々が弔問に訪れ、300人を超えたと後で兄が驚きの報告をしてくれた。病院で担当の看護士さんも、小さなお子さん連れで来られ、また、実家から出棺の際に準備をしにきた葬儀屋の女性は、父が生前、彼女の家をあちこち直しにきてくれ、本当に世話になったんだと、泣きながら『おくりびと』をして下さり、それは映画よりも感動的であった。
18日の葬儀の後、火葬場まで向かう人の数も予定の倍に増え、バスを2台にした。



 お父さん、うちでは我が儘いっぱいで、家族みんな、本当に辛い思いをしてきたけれど、その分、外では一生懸命に地域の人々のために骨身を惜しまず尽くしてきたんだね。最後に感謝状を誕生日に合わせて頂いたね。何もかもこれで帳消しです。あっぱれだよ。


 最後に…、あっちでお母さんに疎ましがられないよう、気をつけるんだよ。

 じゃぁ、またね。                      みどりより
 
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宝塚での初ライブ♪

2010-09-08 22:19:27 | 日記
台風の影響で朝から雨…今日は音わらびのKさんがセッティングして下さった、宝塚での初ライブの日  どうなる事かと思いきや、朝9時には三田の雨も上がり、高速で宝塚へ向かうにつれ、空もどんどん明るくなってるようで、心なしか安堵 半過ぎにお店に到着したが、9時からスタッフが来ているので何時に入ってもらってもオッケーと聞いていたのだが、お店が閉まったまま本来水曜日は定休日。もしお店が開かなかったらどうしよう と不安で一杯になったが、少し待ってると10時前には無事お店のスタッフが来てセッティング開始となった 初めての会場は音響機材が問題なく使えるかが気になるところだが、山田さんが念のため車に積んで来てくれた自前の機材を全く使うことなく、エレピを持ち込むだけでセッティングもスムーズにいけた。モニターなしでもスピーカーの位置が良いので、非常に歌いやすいステージで、私はすっかり気に入ってしまった

 12時からランチタイムになり、13時には食後のケーキセットも皆さんすっかり平らげ、ライブが始まるのを今か今かとお待ち頂いてる空気が店内に充満しているようであった。ん?私の気のせいって

 今回は受付をKさんとYさんとOさんが買って出てくださり、本当に大助かりステージに集中出来たのも、とても有難かった

 オープニングは最近はまってしまったカンツォーネの『夢見る想い』を2人でデュエットし、続いて『ふるさとの山』『リヨン駅』『それぞれのテーブル』『百万本のバラ』 4曲とも初アルバムの収録曲であるが、初宝塚で、新規のお客様も多いという事で、歌い込んだ曲を聴いて頂いた。 そして山田さんとチェンジ。『愛のシンフォニー』『ラ・ボエム』『地下鉄の切符切り』『君は薔薇より美しい』を弾き語りで熱唱 さすがシャンソン界の貴公子、女性のお客様をトロンとさせてしまっていたようだ

 後半は私の弾き語りから始まった 『Yesterday Once More』『糸』続いて私の伴奏で山田さんが歌う『慕情』 まだまだ私の伴奏はぎこちないのだが、なんとか熱唱して下さったみたいだ あとは山田さんがずっとピアノを弾く体制に戻るのだが、彼の弾き語りで『スワニー』『ゴットファーザー 愛のテーマ』と続く。そしてお待ちかねのクッキングコーナーどうしても再演して欲しいとのご要望に応えて、木綿のハンカチーフ編 太郎と花子の恋物語を朗読を交えて披露大いに笑って頂いた 山田さんもなかなかの脚本家。「関西人はどうしてもオチがないとアカンねん」とは本人の弁。この才能を眠らせておくものか来月の三田屋ライブも頑張ってもらわなっ

 ドラマの後は私の歌で、『砂に消えた涙』『コメ・プリマ』そして2人で『恋は何のため』で締めくくった。鳴り止まぬ拍手に応えてアンコールは『ラストダンスは私と』 狭い店内のおかげもあってか、お客様と一体感を共有出来た楽しいライブとなった。ご来場頂いたお客様、心より御礼申し上げます

 さあ 来月に向けて準備開始

 
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黄金バット…!?

2010-09-04 11:21:57 | 日記
ま、ま、またもやこうもり出現

 昨夜、ひとりでリビングにいたら、何やら頭上で黒い影が視界のぎりぎりの所を横切るのを感じた。蛾のデカイのが入ってきたのかしらと思って目を凝らして影を追うと、またもやコウモリ  夏の大掃除で見たチビとは違う、やや大きめの…。しかも、一続きになったリビングとダイニングの端から端まで、電気がついているというのに飛び回っているのだ。戸を開けてレースのカーテンで身を隠しながら、「ほらここから外にお逃げなさい」と必死に嘆願したのだが、盲目の状況だからかひたすら飛び回るだけ…仕方なく戸を閉めて、お風呂に入って出てきてみると、姿はない。きっと時計か絵の裏にでも隠れたのだろう。

 前にブログでコウモリの話を書いたら、すぐさま友達からメールが来た

「みどりちゃん!コウモリを甘くみたら大変な事になるよ!ご近所さんが、業者を呼んで退治してもらってたけど、うちもほんまにえらい目に遭ったんやからぁ

 今朝、別の知り合いからも聞いたのだが、その人の知り合いが業者に頼んだらなんと100万かかったそうな…しかし、クーラーの室外機のホースから出入りするらしく、素人ではもうどうする術もないとの事。

 クーラーの中にいる気配がしたので、室温が30度を超えても我慢して扇風機で暑さをしのいでいた私は、彼女に、

「クーラーつけたら、ミンチになる思って、ようつけんかってん」というと、

「つけたらホースをつたって外に逃げるから大丈夫やで


 そうやったんコウモリの心配して損したわ

涼しくなったら居なくなるとは思うが、この先いつ現れるかと思うと、落ち着かない昨今である…。


 
 そうそう、宝塚ランチライブは、キャンセル2名様分、速攻埋まりました。有難うございました

 そして、暑さでボーッとしてる間に、来月11日の三田屋本店2階でのサロンコンサートのお知らせをうっかり忘れていた。昨日メールで100件一斉送信し、今日はファックス。ポスティング希望の方には、来週8日の宝塚ライブで山田さんからチラシを頂くので、それ以降になります。


 春と秋のラ・モンターニュ恒例ケーキセット付きコンサート

 10月11日祝日(月)午後1時半開場  2時開演   ¥2500- 70名様まで

  哀愁のパリ&懐かしのフォークソング、そしてお笑いを添えて 
  

 
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