上野山みどりのシャンソン日記

シンガーみどりの歌声日記です。随時更新中!

一日朗読講座♪

2011-03-29 17:41:54 | 日記
 恥さらしもいいとこだが、これで何度目のドジ…

 これだけ毎回開けっ広げに公表するところをみると、どうやら本人には『羞恥心』というものがかけらもないようである。なんというか、ドジな人が私を見て、呆れながらも「自分はまだマシやな…」とホッとしてもらえればそれでよい。
(どこからか、学習せいとお叱りの声が…。)

 今日は年一回の一日朗読講座。3年前から伊丹の友人のお膳立てもあって、関西一の朗読の大家、山田烈子先生からお誘い頂ける有難~いお勉強会

 朝、フラワータウン駅8時35分発の三ノ宮行き直行バスに乗るべくバス停で待つ事25分。まず時刻表が改正されていた事を知らなかった私 まあ、余裕持って出たし大丈夫さとバスに乗り込み、ウォークマンで音楽に耽る至福のひとときを過ごし、三ノ宮着。JRへ向かい、券売機の上の路線図を確認。3回目だが一年ご無沙汰だと『灘駅』を忘れてしまうのだ。なんだ、隣の駅じゃん。と切符を買い、「えっと、姫路方面やなくって、大阪方面やね」と去年改札をくぐってからウロウロ迷った事を思い出し確認。そしてホームへ…。着ていた電車に飛び乗ると「次は芦屋~~~。」異常にスピードが早い 灘駅が一瞬にして飛び去っていった。そして芦屋駅 えらいこっちゃ、と飛び降りて階段を駆け上り駆け下りて反対ホームへ やった すぐ乗れる と発車寸前の電車に飛び乗った


 そしてそれも、新快速であったのだ

 
 三ノ宮で普通電車を待つ事10分 10時01分発にやっとの重いで乗ると、なんと2分で目的地の灘駅に到着。トホホホ… 駅前の会場へ辿り着いたが、受付で赤いストールを落としてきた事に気づいた。超お気に入りだったのに… 仕方ないな。帰りに駅で訊こうっと。


 気を取り直して講座に集中。今年の私のグループ課題は、川端康成作『雨傘』と茨木のり子の詩で『自分の感受性くらい』であった。私が朗読の世界に触れるのは年に一度のこの日だけであるが、毎回朗読の奥深さと難しさ、楽しさを強烈に感じるのである。思わず「私を弟子にしてください」と烈子先生にすがり付きたくなるほどの衝動にかられてしまうのだが、如何せん、歌の道を選んだ私だから、自分なりに得た物を歌にプラスとなるよう消化吸収していかねばならない。ドキドキの発表も終え、いつも感激する先生の総評を聴き 充実感一杯で帰途に着いたのであった。


 灘駅と芦屋駅と三ノ宮駅で落し物確認してもらったが、今日のところは見つからなかった。いかに焦って冷静さを失っていたかがよぉく分かった。うん。


 落ち着いた人間になりたいものだ   
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

さすが宝塚♪

2011-03-24 23:08:41 | 日記
 21日、故深緑夏代先生の門下生が集まり、間近に迫ったコンサートの合同練習を西北プレラホール練習室を借りて行った。1時にスタートし、元宝塚ジェンヌのTさんが、舞台の出方や動き方、目線、顔の表情…、何から何まで一人ひとりに手ほどきして下さった。あまりの手際の良さとセンスの良さに、私はすっかり魅せられてしまった。お尋ねすると、やはり現役時代は男役だったらしい。お孫さんが小学校に入学とかなんとか言われていたが、そんなお年にはとても見えないシャープなお顔とすらりと細くて足も長く、動きも軽やか。遅ればせながら、宝塚嫌いだった私が、今頃、元宝塚の方のフアンになってしもうたのであった。ハハハ…。

 せっかくホールの舞台で歌うのだから、どうせなら隅から隅まで使いたいものだ。だいたい私は、その場に立ちつくして歌うパターンが多い。てか、歌いながらよう動かんのだ。ダンスは大好きなのに。7月のリサイタルに向けて、まずは体力づくりから始めることにするか。明日からストレッチを始めよっと。(ハイ、今からしますって!)


 そうそう、Tさんの指導のみならず、元宝塚で今でもご活躍のHさんも、あの藤本統紀子さんも、私の歩き方がちとオカシイよ!といろいろとご指導下さったのだ。有難い、有難い♪4月2日の本番が楽しみである。


 昨日は、リッツ・カールトン大阪でのランチ・コンサートに出演した。ゲストは東京から渡辺歌子さんが来られた。私が今、もっとも傾倒している歌手の方である。声域もさることながら、あらゆる音色の声を持ち、表現力はもう別格。一昨年10月に初めて同じ会場で歌子さんの歌を聴いた。その時はリッツに来たのも初めてで、ホテルの素晴らしさにも面食らってしまったのだが、お客として参加していた私が、こうして出演者として同じ舞台に立っていられる事が嘘のようであった。12月の帝国ホテルに続いて昨日のリッツと、割と近い間隔でお声がかかり、私としては光栄ではあったが、おいで頂いた私のお客様には本当に心の底から有難く、感謝申し上げます。誠に有難うございました。

 
 明日は音わらびのお稽古日。笑いの絶えない楽しい仲間達とのひととき。今年の秋には始めての単独発表会を行う予定だ。

 夜は加古川ウェルネスホールへ、知人のコンサートに出かける。私にしては超珍しく、クラシックであ~る♪
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

生かされている私たち

2011-03-18 22:51:30 | 日記
 ブログを最後に投稿して一週間が経ち、そろそろ書こうかと思った矢先に起こった未曾有の大震災。いつの間にか2週間が空いてしまった。阪神淡路大震災の時には、私は淡路島の洲本にいた。海の近くの家で、真っ暗闇の中で物凄い地響きが遠くから迫ってくるのを聴いた。あの時津波が起きていたら…。


 命のはかなさと、尊さを改めて思い知らされる日々。

 静岡の友人は、「仙台の親戚はダメみたい。埼玉の娘が来月出産だけど被爆が心配。」

 神奈川の友人は、「公文の仕事中に地震に遭い、生徒達を抱えて外に出たら高台にある家の灯籠が落ちてきて危なかった。学校へ行った次男と5時間連絡取れなかったけど、なんとか無事で、電車が止まったため学校に泊まり朝帰ってきた。」

 千葉の友人は、「家族バラバラに出かけていたけど、全員が帰宅難民となり翌日帰ってきた。買い物に出かけても、乾電池もカップラーメンもひとつもない。」

 所沢の友人は、「親の病院へ行く途中、電車の中で地震にあい、帰れなくなり車で迎えに来てもらったけど、大渋滞だった。友達は確定申告中に地震にあい、区役所にそのまま泊まった。妹は武道館コンサートで地震にあい、都内を歩き回り正に帰宅難民で、夜中に帰宅した。週明けて輪番停電に振り回され、街中騒然としている。被災地でもないのに食料や日用品、ガソリンなどの争奪戦で大渋滞。学校は給食が停止、パンもお米も品切れの中、食材かき集めお弁当作ってる。」

などなど…。


 いつ、どこで、何が起こるか分からないけれど、生かされているという事を実感。辛い出来事をふと思い出す度、過去にフィードバックし、悲しみの渦に巻き込まれて苦しくなる時もあるけれど、生かされている命だから、前を向いてしっかりと今を大切に生きていかなければ。自分の生まれてきた意味、役割を、いつ終わるか分からない命だからこそ、悔いのないよう果たしていきたいと思う。


 私の役目は歌うこと。命輝く歌を目指して。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ありがとう。すうさん。

2011-03-03 09:03:18 | 日記
 一昨年の秋、ネット上のミクシィによく似たサイトを知人から紹介され、登録した。サイトの中でさらに細かく分かれた多くのコミュの中に『音楽にジャンルなし!』を偶然発見。タイトルに惹かれて入会した。管理人のすうさんが掲示板に映画『五つの銅貨』のコメントを書いたのに対して「私、地元でその曲を歌ってます♪」と書き込んだ。即、映画のサントラ盤が送られてきた。びっくりして代金を、とメールすると「余り物です。プレゼントです。」 その後も歌のご参考になればと毎週あらゆるジャンルのCDを送ってくれた。

 心苦しくなり、私の初アルバムを恥ずかしながらお送りした。偶然にもそれがお誕生日に届いたと大喜びされた。音楽業界でがむしゃらに働いてきたすうさんの心に火がつき、あれよあれよと言う間にすうさんの住む千葉に私の後援会が発足した。

 そして去年3月、今後の事を話し合うために思い切って千葉のすうさんを訪ねた。すうさんやスタッフの方と会い、この方たちとなら一緒に頑張れると思った。期待に応えられるようもっと自分も歌も磨かなくてはと。その時もすうさんは、口内炎が痛くて話しづらいと言っていたが、だれも大変な病気だとは思いもしなかった。後援会の活動のスタートを切ったばかりだというのに、なかなか調子が良くならず焦りと苛立ちがあったようだ。そして検査。入院。放射線治療。入院中も私のために仕事を続けていた。まだ希望があった。そして夏に退院。のんびり静養してください。私の事などどうでも良かった。秋から頑張ります!と言っていた。そして再検査。再入院。手術すれば春には退院という事に。1月26日の手術を目前に、20日から微熱。肺炎。手術が延期。そして…、3月1日亡くなられたと昨日スタッフの方からメールが届いた。スタッフのIさんは、「すうさんと仕事している時は、いつもみどりさんの『夢のかけら』がかかっていましたので、今もずっと聴いているんです。」と。


 一度お会いしたきり。でもこの一年、なんと深い心の触れ合いだっただろう。
「おは!日の出が素晴らしかったです!大好きなシャワーを浴びてきました。今日は朝から映画三昧です!」元旦のメール。2度目の入院からは何度もメール交換した。微熱が出た日まで返事をくれた。毎晩寝る前にスタッフさんから転送してもらったすうさんの写真を見て回復を祈った。

 
 一期一会。

 偶然がいっぱい重なったドラマのようだ。でも、すべて必然だった。

 最後のメール、「今年のリサイタル、ご招待します。元気になって下さい。」

 届かなかったけれど、きっとすうさんは来てくれるだろう。

 音楽と映画をこよなく愛し、ワンコインで昔の名作を多くの方に観て喜んでもらえる場所を作るのが夢だったすうさん。私の知らない事をたくさん教えて欲しかった。

 これからも精進します。見ていてください!


    合掌
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする