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アロマな日々

一条の光に誘われて歩くうちに、この世とあの世を繋ぐ魔法の世界に紛れ込んでいました。夢のワンダーランド体験を綴ります。

カカム先生

2005年07月17日 | 羅漢気功
気功教室ではずっと気功のことだけを習うのだとばかり思っていました。事実、入門してもう4ヶ月近くが経ちますが、これまでは気功の話ばかりが主でした。一度だけ、太極拳の話題も出ましたが、その時は、先生のちょっとしたデモンストレーションがあっただけです。ところが、いよいよ、先生は太極拳のお話もされるようになってきたのです。機が熟してきたのでしょうか?何かが佳境に入ってきた感じなのです。太極拳は気を使った武道です。ゆっくりとした動きなのに、相手のパワーを利用しながら、にわかに、相手を打ち負かしてしまうことの出来る護身術とも言える武道です。訓練して一つの技を‘熟達’の域にまで、身につけてしまった人の凄さには「美」が伴っていることを知りました。まさに自由自在なのです。どんなふうに攻められても、瞬時にその攻撃をかわしてしまうしなやかな動き。先生の身のこなしのあまりの美しさには目を見張るものがありました。私が尊敬してやまない精神療法の大家である精神科医の、あの神田橋條治先生も何かにつけて、気功のことや、太極拳を始めとする武術の話をされますが、武術は武術だけに留まらない無限の拡がりを持った世界を有しているようです。その動きの様はまさに人間関係の表象でもあるようです。カカム先生の動きを見ているだけでそのことを思い知らされる心持がしました。私がこれまでに見たことも聞いたこともない、ワクワクするような未知の無限の世界がそこに開けているような予感がしました。カカム先生は、どんなに濁った池の中ででも、美しく咲き誇る蓮の花のように謙虚で慎ましい方です。本当は孤高の人なのでしょうが、私たちのレベルにまで降りてきてくださって、洒落ともつかないユーモアで場を和ませてしまうお茶目なお人柄でもあります。私たち生徒(弟子?)のことを、私の‘友’と思ってくださるような方です。

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