エイジレス 2005年12月25日 | 日々の泡 社会の中で人と関わる時、どうしても、私たちは相手の付帯状況というものを気にしてしまいがちです。年齢のことや家族状況等、学生ならどこ大学に通っているか、社会人ならどういう会社でどういう仕事に就いているか等々のことです。私の周りには、不思議なことに、こうしたことを、少なくとも表面上は全く気にしていないかのごとくに振舞う人が若干名います。私に対する言葉遣いもいわゆるタメ語ですし、付き合い方も全くの横並びです。そうした関わり方をしてもらえる方が私は気を使わなくて済むのでとても気楽です。だから、時々年齢差のことを、私との関係が心地良いのだと言ってくれる際の友好のしるしの枕詞として、あるいは、ほんの軽い気持ちの補足として、「年齢の違いにも拘らず…」とか「今までにはなかったこと!」などの言い方をしてくれる人がいますが、本当にその通りではあるのですが、鼻白んでしまうのは、実は、私の方こそが、年齢のことにこだわっているという何よりの証拠なのかもしれないなんて思ってもいます。「別に、あなたよりも年長だからといっても、それは相対的なことに過ぎないし、いつまでも若くはいられないという条件も万人に共通の事実なのよ」って言ってしまいたくなります。が、どうしてもそういう尺度が必要になるのでしょうね。 « 思いがけずも届いた2通のメール | トップ | 12月のお花 »