南の島で幼稚園の先生になろう!

帰国しました。日本で元気に職場復帰しています。

暑い一日 我慢も大切?

2007年03月02日 | ミクロネシアの幼稚園
昨日から三月。今月は毎日更新を目指しますって誓おうと思ったら、出張があるから駄目ですが、ポンペイにいる時は毎日更新できるように頑張ります。

今日はECE DAY(ポンペイの全部の子どもが集まってする大会?)のウー村予選。
このECE DAY自体がまだまだ掴めていないでのですが、今日やっと分かりました。
つまりポンペイの幼稚園のオリンピックというか大運動会みたいなものです。

なんでプログラムに数字を書いたり、文字を選んだりすると書いてあったので、みんなで部屋でするのかな?と思っていたら違いました。

炎天下の中9時から12時過ぎまで、そして1時から3時過ぎまで5時間以上。
地面は連日の雨の後に晴れたので、ぐたっとする暑さです。

全員が出れるわけではなく、先生が選んだ子ども。だからずっと見ていて1つか2つ倉石かでない子もいるし、5つも6つも出る子もいるし、日本で言う平等主義はここには存在しません。

同じ競技で50メートルと75メートルの競争があったり、順位を決めたのにまたまたファイナル(ここの人はファイナルが好きです)でもう一度戦ったりとかなり引っ張ります。

一つ一つに準備して、子どももそのたびに呼んで、準備してと日本では正直考えられないスピードで進むので正直心の中で「おいおい」って思いながら元気に走り回っていました。だってカウンターパートから午前中だけだよって聞いていたから。そしたら、この続きは「午後にしようね」だって。お弁当は保護者の人が分けてくれて、食べ損ねずに済みました。

午前の途中からしんどくてぐずる子もいるし、子どもの方が正直。

ずっと日陰でいる先生や口だけで子どもを動かす先生は良いけど・・・

子どものしんどさをどれだけ先生達は考えているんだろう?
保護者の中には自分の子どもが殆ど出てなくて、不満げなのを分かっているんだろうか?

確かに日本の運動会もかなり暑い中頑張らせているけど、それが子どもの成長につながっているし。ここは単に順位をきめるだけだからなあ。

今日の活動を開催したサラダック小学校の校長先生に幼稚園のことは担当外とは思いつつ、「今日のプログラムは子どものことを考えていない」と伝えました。

もちろん全てを否定していては、始まりませんし、そんな気持ちではないですが、このプログラムに幼児理解があらわれているなあと。

そんな根底からかえる事なんて出来ないけれど、自分が動きながら「これって子どもにとって良いことなのかな?」という疑問として一緒に考えることは出来るはずだと。

そのためにも信頼関係構築。単に相手のことを思い図るだけでなく、時には気持ちをぶつけ合いながら。

写真は昼休みの時間に色々な子どものアップ写真をとっていたら、どれも素敵な表情でした。パソコンの画面もこれに変えました。
コメント
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