インドで作家業

ベンガル湾と犀川をこよなく愛するプリー⇔金沢往還作家、李耶シャンカール(モハンティ三智江)の公式ブログ

中秋の名月

2019-11-13 14:45:08 | 季節・自然
昨夜は満月だった。
秋晴れの気持ちのいい一日だったが、日中は室内で読書にいそしんだ。
小川未明や世界文学アンソロジーをかじって、合間にラジオ、日が落ちてから犀川べりに出た。カフェの敷地でWi-Fiを拝借して、メールチェック後、インド在住の息子にWhatupの無料コールでチャット、そのあと河原で満月を愛でたが、川風が強めで肌寒いので、土手を上がって橋上に。橋から仰ぐ満月は見事で、白く煌々と麗しい丸顔を藍の空に輝かせていた。漆黒の川面に月光がしたたり落ちて、銀の縮緬のように細かく撚れて、美しかった。

暖かだった昼間と打って変わって夜はぐっと冷え込み、寒暖の差に震えながら、中秋の名月にうっとり見惚れた。
金沢滞在もすでにひと月以上を過ぎて、この間個人的にいろいろあったが、ひとときストレスを吹き飛ばすような美麗なフルムーン鑑賞タイムを満喫した。

今現在、兼六園は夜間無料開放を行っており、つい先日覗いたばかりだったが、満月を目指して行っていたなら、紅葉や雪吊り松のライトアップもどんなにか見事だったろうかと、惜しまれた。

今日も、<弁当忘れても傘忘れるな>の故事がある金沢にしては珍しく、晴天だが、夜から寒気が流れ込むらしく、明日は寒い一日になるとかで、来週頭まではお天気も悪くなりそうだ。暖冬との予報も出ているが、来月半ばまで滞在するので、雪もちらつくだろう。金沢の街中はすでに並木がライトアップされ、クリスマスツリーもお目見えしている。

本格冬将軍に見舞われる前に、温泉と小旅行を楽しむつもりだ。

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