インドとは犬猿の仲の隣国パキスタンから、新外務大臣が訪印して、3年前のパキスタン諜報機関ISIが絡んだムンバイの連続爆弾テロ勃発以来冷え切っていた両国の関係改善に向けて動き出した。
さて、そのパキスタンの新顔大臣(Hina Rabbani Khar)だが、なんと34歳の妙齢の美女。同国の閣僚では一番若くて女性初の美人大臣に、インドのメディアがこぞって飛びついたことはいうまでもない。
ファッションは白とか、ブルー一色の抑えた色合いのシンプルなパンツスーツで、ドゥパッタといわれる共布の長いスカーフの端で頭を覆うようにしているが、スタイリッシュで優雅、デザイナーブランドの女優がつけるようなサングラスといい、一連のパールのネックレスや、右手首に巻いたサンローランのスカーフ、バーキンの高価なバッグ、黒のシックなハイヒールにいたるまで、なんとも洗練されている。政治家であることを意識した地味な装いだが、おのずと育ちのよさと品格が匂い立つ。それもそのはず、本国ではパンジャブ州産まれのリッチな特権階級出身、マサチューセツ州大出の才媛である。
インドのマスコミはすわっと浮き足立った。
何しろ、対するインド側はベテラン、35歳年上のクリシュナ(S.M. Krishna)外相、通常なら色気のないじいさん同士の無愛想な交渉になるはずが、今回の対手は華やかな美女、つねにお茶の間受けするネタを求めているミーハー志向のテレビ局にとっては、願ってもない餌食だった。
カメラが、ヒナ外相の向かうところ、追い掛け回し、美人大臣に振り回された感じであった。
しかし、このヒナ嬢、見れば見るほど美人。
後日アジメールのスフィー系モスクに参拝したときは柄物のパンツスーツに変えていたが、シックな紫系統のグラデの入ったデザインで、おしゃれさが目を引いた。
単色の装い時とちがって、いっそう美人度が惹き立った。
同国の暗殺されたベナジール・ブットー元美形大統領を髣髴させると、もっぱらの評判。
自らもニュー世代に属するだけあって、今のパキスタンの若者はみな心から印パ間の平和を望んでいる、旧世代とは違うと発言、年若で未経験にしてはなかなか堂々たるものだった。
メディアの要望に応えて、インド側クリシュナ外相とがっちり握手、日ごろ苦虫を噛み潰したようなおじいちゃん外相も、娘のような年頃の美人相手にいささか飲まれた剣幕で、初回はさすがに協定宣言こそなかったものの、交渉はおおむね成功に終わった。
これを機に、両国の関係が改善に向かうことを祈るばかりだ。
(*経済逼迫で行き詰る貧国パキスタンの現状をかんがみると、ブランド尽くしのヒナ外相のファッションは褒められたものではないとの、辛口の批評もあったことを付け加えておく)。
さて、そのパキスタンの新顔大臣(Hina Rabbani Khar)だが、なんと34歳の妙齢の美女。同国の閣僚では一番若くて女性初の美人大臣に、インドのメディアがこぞって飛びついたことはいうまでもない。
ファッションは白とか、ブルー一色の抑えた色合いのシンプルなパンツスーツで、ドゥパッタといわれる共布の長いスカーフの端で頭を覆うようにしているが、スタイリッシュで優雅、デザイナーブランドの女優がつけるようなサングラスといい、一連のパールのネックレスや、右手首に巻いたサンローランのスカーフ、バーキンの高価なバッグ、黒のシックなハイヒールにいたるまで、なんとも洗練されている。政治家であることを意識した地味な装いだが、おのずと育ちのよさと品格が匂い立つ。それもそのはず、本国ではパンジャブ州産まれのリッチな特権階級出身、マサチューセツ州大出の才媛である。
インドのマスコミはすわっと浮き足立った。
何しろ、対するインド側はベテラン、35歳年上のクリシュナ(S.M. Krishna)外相、通常なら色気のないじいさん同士の無愛想な交渉になるはずが、今回の対手は華やかな美女、つねにお茶の間受けするネタを求めているミーハー志向のテレビ局にとっては、願ってもない餌食だった。
カメラが、ヒナ外相の向かうところ、追い掛け回し、美人大臣に振り回された感じであった。
しかし、このヒナ嬢、見れば見るほど美人。
後日アジメールのスフィー系モスクに参拝したときは柄物のパンツスーツに変えていたが、シックな紫系統のグラデの入ったデザインで、おしゃれさが目を引いた。
単色の装い時とちがって、いっそう美人度が惹き立った。
同国の暗殺されたベナジール・ブットー元美形大統領を髣髴させると、もっぱらの評判。
自らもニュー世代に属するだけあって、今のパキスタンの若者はみな心から印パ間の平和を望んでいる、旧世代とは違うと発言、年若で未経験にしてはなかなか堂々たるものだった。
メディアの要望に応えて、インド側クリシュナ外相とがっちり握手、日ごろ苦虫を噛み潰したようなおじいちゃん外相も、娘のような年頃の美人相手にいささか飲まれた剣幕で、初回はさすがに協定宣言こそなかったものの、交渉はおおむね成功に終わった。
これを機に、両国の関係が改善に向かうことを祈るばかりだ。
(*経済逼迫で行き詰る貧国パキスタンの現状をかんがみると、ブランド尽くしのヒナ外相のファッションは褒められたものではないとの、辛口の批評もあったことを付け加えておく)。